英国EU離脱に想う - 逃げる権力者 -_ 20160626宝塚記念

国民投票で英国がEUから離脱した。

世論調査などで残留と離脱が接戦を演じていたが、開票直前にはブックメーカーオッズで残留確率が約90%に上昇していた。しかし、なんと結果は離脱だった。

移民問題や英国独特のコモンウェルス感覚、島国国家など離脱派が勝った原因や理由は専門家に任せるとして、私の感想は、中間層や低所得者層の富裕層や権力者への反逆だったのではないかと思っている。


そう、パナマ・ペーパー流出がトリガーになっているのではないだろうか。


世界中で所得格差が広がる中、英国も例外ではなかった。

コンピュータが人間にとってかわりつつあるうえに、AI(人工知能)の発達でさらに労働力は奪われることが予想できる。

そのうえ、英国では東ヨーロッパなどから移民が大量に押し寄せ、職場には外国人が増える中、さらにトルコなどEU加盟を目指す国民が虎視眈々と移民化を狙っているとしたら英国人の我慢も限界かもしれない。


国境や差別のない共同体を謳うEU権力者たちは労働力を奪われる庶民に理想を掲げ我慢を強いてきた。

そこへパナマ・ペーパー流出だ。

キャメロン首相関係者の名も連ねた。

これでタックスヘイブンへの非難が高まった。

国民に我慢させておいて、首相が自国に税金を納めていないなんて、空いた口が塞がらない。何を言っても説得力がなくなる。

自分だけが逃げられれば良いのか?


世界中で経済格差への反逆が起きている。

それと同時に現実主義、利己主義(差別への本音)が台頭してきている。

イチローの成績を認めないピート・ローズ氏。

メキシコを含む移民・難民を否定する米国の次期大統領候補トランプ氏。

EUどころか米国の信頼を捨ててまで利益を求めAIIBに先陣きって参加した英国。

理想から現実へ  の流れだ。


そういえば今年はサッカー・プレミアリーグでもオッズ5000倍のレスターが優勝した。

これが逆転EU離脱の予兆だったか。


英国に限らず、何が起きるかわからないのが競馬。

先週、函館スプリントSで狙った大穴ソルヴェイグが優勝。

なんと16頭中12番人気だった。これが現実だ。

しかし私は昨年同様、馬連、3連複はゲットしたものの3連単397,650円は取り逃してしまった! これも現実(涙)


さて、前半の総決算である宝塚記念。

エプソムC、函館スプリントSと予想が冴えている流れで今週も攻め予想で勝負する。


本日12時現在、17頭中16番人気、ブービー人気の大穴タッチングスピーチを狙う。


この馬は同じ阪神で勝ったことがある。

ピート・ローズ氏ならぬ重賞ローズSでほぼ最後方からごぼう抜きを決めた。

また母父はコモンウェルスならぬサドラーズウェルズ。

阪神競馬場の力の要る馬場、雨で重くなった馬場が得意。


胆の据わった浜中の騎乗で昨年同レースで2着に突っ込んできたデニムアンドルビーの再現だ!


逃げる権力者を追い詰める!

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