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【雑談】ビジネススクールで学び印象的だった4つの視点(前編)

今回は、ビジネススクールで出会った教授陣の話のなかで、特に印象的だった視点をいくつか紹介。MBAの小論文を解く際や日々のニュースを読み解く際、何かの役に立つかもしれません。

◾️市場特性を考える際は、市場集中度を考える

ポーターの競争戦略論はミクロ経済学をルーツに構築されている。ミクロ経済学では、市場を完全競争と独占に分け、独占に近づくほど収益をあげやすいとしている。市場を支配し、収益を上げ易くする”独占度”の指標として”市場集中度”を考えると、対象となる市場の特徴が見えてくる。

◾️ビジネスモデルを読み解く3つの視点

世の中のビジネスモデルを見るときは、以下の視点に基づくと特徴が見えてくる。


・顧客への提供価値:顧客に対してどのようなサービスを提供しているのか

・儲けの仕組み:その会社がどのように儲けているのか

・競争優位性:他社に比べてその企業の強みは何か

そして、イノベーションが起きるときには”イノベーションのトライアングル”から読み解くと分析しやすい。イノベーションのトライアングルとは以下のような視点

・技術革新:その技術はどこが新しいのか

・構造変化:少子高齢化など市場構造がどのように変化しているのか

・消費者の心理的変化:消費者の購買心理はどのように変化したのか

◾️戦略の定石+レンズで戦略を考える

企業戦略策定にあたり「コストリーダーシップか差別化」という戦略の定石を学ぶ必要がある。定石を踏まえオリジナリティを持たせるには以下の考え方がある。

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(※画像の引用元はhttp://nowiswritten.blog121.fc2.com/blog-entry-74.html)

◾️良い商品を作ることと既存技術で収益を上げることは別

日本企業の大手メーカー等は何かと”技術力”で差をつけようとするが、技術の移り変わりが激しい昨今、その姿勢は正しいのだろうか?韓国企業や中国企業など”既存技術で収益をあげる”方法について、もっと注視しても良いのではないか。

この辺で疲れたので、残りはまた次回。


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