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ヘッドハンター大賞をとった話 #1

経歴

人材紹介会社でヘッドハンター7年
事業会社で人事部門責任者数年


どうやってヘッドハンター大賞を取ったのか

20XX年に、年に1回のビズリーチアワードにて、とある部門で大賞をいただきました梅春B太郎と申します。
スカウトが主流になり、転職を考えることが当たり前になった時代が来たものの、キャリアについての考え方や何からやるのか、どうやったらいいのか、情報がありすぎてわからなくなっていると感じています。
とりあえずビズリーチに登録をしたらエージェントから大量にDMが届く、企業からもスカウトが来るが知らない会社ばかり、、、転職に詳しい知人もいないし、エージェントに試しに登録をしたら求人登録をされて、おしまい。

今後詳しく、独断と偏見でキャリアや転職について発信をしていきますが今回は自己紹介を兼ねてヘッドハンター大賞を頂いた時の話をします。

言語化へのこだわり

当時の人材紹介会社にて、求職者様担当をしていましたが、売上があまり上がらず、ずっと人気企業を保有している担当者にばかり売上がついていることに怒りと悔しさと覚え、自分で企業様を開拓していきました。
と同時に、ご転職に迷われている方に心から薦めたい企業様だったとしてもどういう会社か完全に理解いただけるほど、情報を持っておらず申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
(人の人生がかかっているのに中途半端な情報を渡して、ミスマッチがあってしまったら大変なことになる、そんなことも考えてました)

そこで、採用に困っている企業様を開拓し、人事担当者の方だけでなく採用をしたい現場部門の方にも話を聞かせてもらうようにし、以下のことを聞くようにしていました。

  • 今いる現場の方がその会社と部署を選んだ客観的な理由

  • どういうスキルを、どれだけ必要としているか、それはなぜか

  • どういう考え、マインド、スタンスの方と仕事をしたいか、それはなぜか

  • その仕事は他の会社と比べて何が良くて、どういうことが

  • 組織と会社の定量的な強みは何か

以上のようにその会社様の情報を立体的に捉え、よくあるIT企業に見えがちだった求人票に加え、自作の資料を作成していました。
それをもとにビズリーチ上でフルカスタムした、1通に30分ほどかけてマッチしそうな方に求人をご紹介して面談を実施。

プロセスは省略しますが、その会社様では私がご紹介した人が入社し、企業様からは他の職種、他の部署においても採用を手伝ってほしいと依頼をいただきました。


相互信頼

そもそも会社様からなぜそこまで信頼されていたのかを振り返ると、私がただただ熱心だったからだそうです笑
私としては売上というよりも、私のようなどこにでもいそうな、イチエージェントを初期から信頼いただき、私からの様々な依頼にお応えいただいたからこそ、本気で採用にコミットし事業のお手伝いをしたいと心から思っていました。

その情熱をもって求職者様を探し、紹介をする、そして求職者様からも法人様からも梅春B太郎を紹介いただく、気づけばその循環が生まれていました。
そして、初めてスカウトをした人が決まってから半年後にアワードをいただきました。


ヘッドハンターSランクのその先

ビズリーチには食べログのように、そのヘッドハンターの人を様々な情報からスコアリングし、S〜Dでスコアリングをしております。
気づけば上位0.5%のSランクになり、お取引の無いお客様からも求職者様からも指名をして依頼をいただくことが増えてきました。

当時は依頼が増えて嬉しかったのですが、依頼が増えすぎてお断りをすることが増えてしまいました。
飲食店だと予約制や会員制にすれば解決するかもしれませんが、私1人の、せいぜい1日10時間程度の人間にできることは限りがあるのです。

会社ではとてつもない売上をぶっちぎって出していましたが、気づけば、私が仕事を選ぶ立場になってしまい、1人の人間が生み出すインパクトの低さに気づきました。

エージェントは売上を追い求めてはいけない

矛盾しますよね。
がむしゃらにやっていた時期に、「当初は売上が欲しい!」「とりあえず紹介!」みたいなことを考えてましたが、そんな考えが見え透いた若造を信頼しないですよね。

最終的には、売上のことを全く考えず、どうやったら1人でも多く、1社でも多くの会社様の助けれになれるか、このことを考え人材紹介という仕事と向き合っていました。
なんだか綺麗事でまとめてしまいましたが、あらゆる仕事にも通じる話であるような気もしてます。


今後の活動

今後は、なぜヘッドハンターを引退したか、転職をすべきタイミングはいつか、エージェントは使うべきか、多くの人にとって役に立ちそうな情報を書いていきたいと思います!

じゃあね〜



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