2020/12/18日記①灯台のなーさん

娘が朝からシクシク泣いて「学校行きたくない」と言ってきて、お腹も痛くなってきたと言うのでお休みした。娘の気持ちをヒアリングすると、「学校は楽しいことは全くない。つらいことだけしかない。交流クラスも特別支援学級も嫌だ。どちらの担任の先生も嫌だ。」という身も蓋もないものだった。わたしは、「そうか、今はそう思うんだね。」と言った。ともかく今日はそうとしか思えないのだろう。

学校を休むと決めると、娘は落ち着いて、絵を描いたり、工作をしたりしている。

わたしが不安定になってきた。母に昨日言われたことが引っかかって、サクッと伝えてみようとしたのだが、責める言葉になってしまい、失敗した。自分では上手く伝えたつもりだったけど、灯台のなーさんに言われて、色々とハッとして、反省した。母が例え、「自分は傷ついても、あなたが大事」と言ったとしても、ダメなんだ。わたしも大事だが、あなたも大事なんだ。

すぐに母に謝罪のLINEを送ったが、自分を責める気持ちが湧いてきた。

自分をナイフで滅多刺しにする妄想をする。自分が許せない。悲しい。どうして間違えてしまうんだろう?

それがダメなんだ。自分を大事にできないから人を傷つけるんだ。

それがダメなんだ。

それがダメなんだ。

それがダメなんだ。

頭がぐるぐるする。全部が「わたしが悪い」に戻ってくる。

灯台のなーさんは、どう言っていたんだっけ?インナーチャイルドセラピーを自分でしてみることを提案してくれていたんだ。わたしが娘にするように、わたし自身にしてあげられればいいんじゃないか?

娘が間違えたら、わたしはまず、気づかない振りをして流してあげる。「大丈夫、大したことじゃないよ」という気持ちを込めて。それでやり過ごせなかったら、もし娘が癇癪を起こしたら、「そうかー、嫌だったね。」と膝に乗せて抱きしめてあげる。落ち着くまでそうする。落ち着いたら、気分が変わるような楽しい提案をしてあげる。娘が間違えたことを蒸し返すようなことは決してしない。わたしは娘が大事だから、それができる。わたしは自分のことも大事にしたい。だから、これからはそれができる。わたしはわたしが大事だから、わたしの間違いを蒸し返して責めるようなことは、決してしない。

…すごく効果があった。インナーチャイルドセラピーに、ちゃんとなっていたんじゃないだろうか?なっていなくてもいいんだ、効果があれば。すごくスカッとした。

なーさんに、反省して母に謝ったこと、苦しくなってインナーチャイルドセラピーを試みたこと、母に大事なことを伝える前になーさんに相談したら良かったこと、なーさんに相談する前に暴走してしまったことへの謝罪を伝えた。

なーさんは、めちゃくちゃえらい。すごい。つらい中、よく思考してここまで辿り着けたね!と褒めてくれた。わたしはようやくほっとして、体から力が抜けて、涙が出てきた。

最初、母に伝えた時は、自分の言葉にそれなりに納得していた。母からの反応として、謝ってもらって、満足さえしていたと思う。でもなーさんに「いつでもお母さんを傷つけていいわけじゃないんだよ」と言われて、母が傷ついてる可能性をすっかり見落としている自分の傲慢さに気づいた。母だって、わたしの言葉に傷つくんだってことを、数に入れないだなんて、ひどいことだと気づいた。すぐに謝って、でも、自分を責める気持ちが当然のように湧いた。わたしはそれを追いかけた。抱きしめなきゃ。今日こそはこの気持ちを何とかする。なーさんが言ってたことでヒントになることが確かあった。インナーチャイルドのくだりだ。LINEを遡る。まるで今日のことを言ってるみたいじゃないか。…

なーさんが気づかせてくれた。インナーチャイルドセラピーだって、金剛寺さんの「心を収めるやり方」の応用だった。その「金剛寺さんは面倒臭い」第1巻は、なーさんにプレゼントしてもらったんだ。今日のことは、なーさんが全部用意してくれた。

なーさん、わたしの灯台でいてくれて、本当にありがとう。

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