スタートアップも採用でお世話になったことがある人も多いであろうGood Findを運営するスローガンに上場承認。11/25予定。

本来、この時価総額規模感の企業はIPO分析ではもうカバーしないのですが、Good Findはユーザーとして私は一期生であり（2009卒）、社会人になってからも独立後にクライアントワークとしてお仕事を頂いたこともあり、意外にも律儀な性格の私なので、例外としてIPO分析をお届けします。軽めに。ですが。

Good Findについて

スローガンが創業時から手がける、事業の中核はGood Findという新卒向け就職サイトです。

上位校の学生をターゲットに、「優秀な学生は、大企業ではなくベンチャーへ転職すべきだ！」という強烈なメッセージを当時から発しておりました。

ちょっと面白いので、私の学生時代のメールを掘り起こしてみました。商社ビジネスを分析するセミナーに参加したのですが、当時の記憶としては伊藤社長自ら「商社に行く奴なんかクソだ！優秀な奴こそベンチャーへ行くべきだ！」と力説されていた気がして、「おお、ロックだな」と感じた覚えがあります。

他のメールを見返してみると、最近上場したロボペイ（当時はJSTREAMという社名）の面接を受けていて落ちていたメールが見当たりましたw

2008年というスタートアップという言葉もないベンチャー黎明期から、ベンチャーに新卒の人間を送り込む宗教的な取り組みをしてきたのがスローガンという企業の印象です。セミナーに参加してできた同年代の知り合いが何人かいますが、やはり大体尖った人材です。

一方で、起業家として有名になった人はそんなにいない気がします。起業家として大成するほどには尖り切れてないのかもしれない。

私の記憶にある事業紹介は以上で、現状の分析をしていきましょう。

1.IPO概要

上場予定日：2021/11/25（木）
発行済株式総数：2,703,075
公募株式数：500,000（18.5%）
売出株式数：0
公募売出流動性：18.5%
想定価格：1,020円
想定時価総額：27.5億円
オファリング規模：5.1億円
梅木予想2022年2月期売上：15.58億円
同当期利益：3.46億
予想利益ベースPER：7.8倍
主幹事：SMBC日興&マネックス
（）内は発行済株式総数に対する%

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