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12/6追記)BNPLのネットプロテクションズがIPO:確定公募時価総額1,398億円、海外機関投資家からは人気か?

12/6:見出し7を追記しました。

師走のIPOラッシュ、きました。12月のネット企業の中では一番大型かもしれない、ネットプロテクションズ(以下NPと記載)です。

日本のPaidyがPaypalに3,000億で買収されたり、海外ではAFRM、MQなどが株式市場で話題をさらっており、BNPLはホットトピックです。

結論からいうと、NPのIPOはBNPLはホットトピックといえど、セカンダリー投資家にとって旨味が薄いディールに見えました。理由は主にこの2点。

1.成長率がかなり低い(今期10%切るかも)
2.PEであるアドバンテッジパートナーズ(以下APと略)の持分が60%を超えており、公募で海外売出もあるとはいえ、オーバーハング懸念が強い

一方で、米国のトレンドが日本に遅れてくる例もあります。Shopifyのトレンドが少し遅れてBASEに反映された(コロナ禍であったことが大きいが)こともあり、グローバルでのBNPLのトレンドが遅れて日本に反映する可能性もあります。これについて、後述。

それでは、できるだけシンプルにNPのIPOを解説。

1.IPO概要

上場予定日:2021/12/15(水)
発行済株式総数:96,447,000
公募株式数:4,000,000(4.1%)
売出株式数:40,560,000(43.2%)
OA:2,131,000
公募売出流動性:44.7%
想定価格:1,250円
想定時価総額:1,173億円
オファリング規模:524億円
梅木予想2022年3月期営業収益:188.5億円
同当期利益:12.7億円
予想売上ベースPER:92倍
主幹事:大和&SMBC日興
()内は発行済株式総数に対する%

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