私が実家に帰省したとき
実家、正面の家屋が謎の要塞になっていた
描写で説明すると身バレするから控えるとして

9月上旬
私は流行り病の陽性者として
実家に隔離されていた
否応なく、隣近所の怒鳴り合う声が聞こえた
騒音や警察が来ることに、もう慣れた

うちの隣家は無神経だ
朝から日が暮れるまで、大きな音を立て
庭でゴミ焼きをするなど、好き放題
正面の家が引っ越してくるまでも
トラブルが絶えなかった

うちの正面の家がおかしくなる引き金を引いたのは
間違いなく、うちの隣家

今朝は隣家から６時過ぎ、電動ノコギリの音がする
現在１４時半、まだ音がする
ユニックを動かす音や夫婦の大声での会話
隣家が仕事や自営ならまだ諦めもつく、でも違う

耐えなければいけない、角を立てないように生きる
正面の家人みたく文句を言うと加害者になる
どっちが被害者で、どっちが加害者なのか
道端のケンカを窓越しに見て、いつも思う

育児・介護、夜勤労働もある人にはキツい環境…

真実は隠されていない、無難を選択しただけ
慣れて、五感に引っ掛からなくなっただけ
真実に触れたら都合が悪いだけ、波風はいらない
目先は木を見て森を見ず、そんなもの

そして私はいつものように
「知らない、分からない」を繰り返し
必要な本質だけを抜き取り、下書きに収める