今更ながら、過去の失恋を晒す

10月10日、22歳の私は合コンに行った

運が良いことに、帰り際
声を掛けてくれた人とまた会う約束をした

再会したとき「来てくれないかと思った」
相手は泣きそうな表情を見せたが
手を繋ぐこともなく
お茶だけして、すぐに帰った

毎日、電話と週末はデート
ただ「何事」もなかった、あまりにもなさ過ぎた
そして、2ヶ月半が過ぎた頃だった

一緒に合コンへ行った友人から、急遽、呼ばれた
待ち合わせのマックには友人と「連れ」がいた
そして友人から「赤ちゃんが出来た」

オチとしては、お腹の子どもの父親は
私と電話やデートをしていた相手
=友人の「連れ」

怒りと悔しさで、相手を問い詰めたいと思ったが
「何事もなさ過ぎて」
相手との関係性が不明だった
妊娠した友人を問い詰めるのは筋が違う

私の手には切り札がなかった

私は失恋より怒りが上回り
やっぱり、説明が聞きたくて
相手に電話をしようと思ったが
結局、ビールを片手に幹線道路を徒歩で帰宅した
悲しみより苛立ちが激しく、泣くこともなかった

翌日、片っ端から友達に電話をし
ゲーセンやカラオケ、我を忘れるほど飲み歩いた

私って、相手にとって何だったのだろう?

日が経つにつれ、怒りや苛立ちは
疑問符と引き換えに大量の淋しさを得た

今更、あの頃を振り返る
私は、付き合っていると思った当時
どうすれば良かったのだろう

ただ、受け身だった私
積極性がなく、奢ってもらってばかりで配慮不足
男子は皆がハンターじゃない
声を掛けるのがやっとの人もいる

失恋は相手のいい加減さだけではなく
男子の言わない寂しさや不満を見逃していた
関係を明白にしなかった
自分にも落ち度があった

友人は相手の不満を上手く汲み取ったのだろう
私の高いプライドは若い時から失敗の要因だった











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