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『 休日のランチに極上のフレンチ。2023 』

    今日は贅沢なフレンチに招待された。
俺としてはフレンチやイタリアンは家庭料理。
そんな認識で生きてきたのだが、
それを覆(kutsu-gae)されるフレンチを楽しんできた。

東京の郊外にあるレストラン『e』という店だ。
ゆったりとランチを楽しむ。
というのはこういうことなのだな。
そんな時間をゆったりと過ごしてきた。

まずメニューがある。

席に案内されると各自の席には綺麗なブルーの大皿に
本日のメニューがそっと置いてある。
見ると完全にフルコースだ。

シェフが挨拶に来た。
よくあるのは食事が終わってからの挨拶はあるが、
「私が作ります。期待してくださいね」
という感じの挨拶は初めて受けたように思う。

まずはシャンペンからだ。
そうか、なるほどね。
シャンペンからだよね。
ってんで覚悟を決めた。

まずはサーモンのオードブル。
そして、オードブルの後に白ワインだ。
うん、流石に美味いな。
こうして豪華ランチが始まった。


この後、
料理に合わせてワインが変わる。
結局、合計6種類のワイン、シャンペン、デザートワインを
飲むこととなる。

最近は日本酒ばかり飲んでいたので
本当に久しぶりのワインだ。
しかもシェフが料理に合わせて出すワインだけに
やけに美味い。それが6杯。
昼間っから良いのだろうか。
などとは全く思わずにゆっくりと飲む、食べる。

昔からなんとなく敬遠していた辛口のシャルドネも
こういう料理には合うんだな。

バターナッツ南瓜(カボチャ)とエビ

バターナッツ カボチャもこうなると完全にフレンチだな。
プリプリとした海老のうまいことと言ったら。

鱈(tara)

タラだってこうなると湯豆腐のタラとは別物だ。
う〜ん、魚料理は得意なシェフなんだな。
全てが美味い。すべてが。

鰆(Sawara)とキノコ。

料理は
フレンチ独特の大きくて綺麗な皿の中央に丁寧に盛り付けてある。
見た目の楽しさもたっぷりと味わってください。
そんな気持ちも充分に伝わってくる。

料理が変わるたびにワインも変わる。
そのたびに「なぜこのワインなのか」
ってのを説明してくれる。
ワインを含めてシェフの料理なのだ。
本当に贅沢な食事だな。

この店は5テーブルしかない小さな店だ。
これだけの味と演出をするのだから評判なのだろう。
なかなか予約が取れない店でもあることもわかる。
シェフはフランスでも修行し、
この店もミシュランの星を獲得しているようだ。

麦の香り豊かなパン。



ワインが赤に変り、
ナイフとフォークがステーキ用になった。
この店は内装や食器などもそうなんだが
ワイングラスやナイフ、フォークなど
テーブルウェアがとても美しく
しかも楽しい。

思わず写真を撮ってしまった、各々のステーキナイフ。


いよいよステーキが出てくることになる。
すでに腹はいい感じになっているのだが
まず赤ワインをひと口、
するとどうだ
ああ、ステーキが楽しみだな。
そんな気にすっかりさせられる。
これはフレンチのマジックだな。


ステーキが来た。
池田牛のイチボと四万十の塩麹、とある。

池田牛のイチボってなんだ。
テーブル向かいのSがすぐにググった。
尻尾の上、腰辺りの希少部位のようだ。
うん、美味いな。柔らかさも極上だ。
ほぼレアなのだがジューシーだな。
色とりどりの焼き野菜たちが
これまたいい味と演出をしている。

若々しく快活そうなギャルソン達が
料理やワインの説明を嬉しそうにしてくれる。
いや、本当に嬉しいんだと思うな。
私の大好きなお店です。
そう、言わんばかりの笑顔だし。

流石に腹がいっぱいになった。
ワインが変わった。
デザートワインだ。
ほんのり甘くてこれまた旨い。



デザートがまたまた可愛らしい。
最後の最後まで食事を楽しませるシェフだなあ。

ふう、本当に美味しく楽しかった。
時計を見たら2時間半もいたことになる。
いやはや、本当に贅沢なランチを楽しませて貰った。

こんな場合、
俺は明日から何を食えばいいんだ。
2、3日絶食だろうか。

本当にシェフやスタッフそしてS!!
心からごちそうさまでした。

  うめ。2023.11.21

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ライブ専門店『横浜エアジン』HP
https://www.airegin.yokohama

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