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『横浜フレンチの名店 ル・メッサージュ』

    本当に久しぶりに行ってきた。
Le message / ル・メッサージュだ。
コロナ騒動以来だから2、3年振りかも知れない。
この店は横浜・弘明寺の参道アーケイドにある。
不二家の角を曲がればすぐに本格的なフレンチが楽しめる。

今日は勝手に思い立ってふらりと行って来た。
店の前に立つと『Close』の札が掛かっている。

え?休みなのか。
そうも思ったがガラス越しに店内を覗くと明かりがついている。
なあんだ、まだ居るじゃん。

ドアを開けて店に入ると、客はいない。
そうか、もうランチタイムが終わったのだな。
じゃあ、挨拶だけでも。

カウンター内の厨房にはオーナーシェフの石原さんがいる。
「こんちは〜〜!!うめもとです」
「あ、どうも久しぶりです」
と、石原さん
「あら、うめもとさん!!」
マダムも出てきた。
「もう、休憩の時間でしたね」
「いえいえ、構いません。何か作りますよ」
「ええ、そうですか」
「牛頰肉の赤ワイン煮とかどうです?」
これは俺が一番多く注文する料理だ。
「いいですねえ。じゃあ、遠慮なく」

店内には俺だけだ。
いいのかなあ、って
ちょっとだけ思った。

とりあえずワインを注文した。
白だ。
頰肉のワイン煮だから赤なのだろうが
まだ昼間なので白にした。
夜はエアジンのライブで音響係があるからな。
しかも、
終わってからは打ち上げもあるしな。
それに、赤はお代わりしたくなるからな。
ここは注意が肝心なのだ。

で、
白を飲みながらオードブル。


いやあ、フレンチだなあ。
食器も美しい。
この辺りはフレンチの醍醐味だよなあ。

最近の俺は
カレーとか中華とか蕎麦、
イタリアンばかりなので
久しぶりのフレンチだ。

ここのオーナー夫妻はスタンダードジャズが大好きで
時折、エアジンにも顔を出していたのだが
メッサージュは水曜定休日、
エアジンは最近になって月火水を基本的な休みにしたので
なかなか来れなくなってしまった。

しかし、
最近はフレンチを食べながらのジャズライブを開催しているという。
それは夫婦にとっては嬉しいよね。
ミュージシャンが来てくれるんだからね。

本格フレンチレストランでのライブなんて贅沢な話だ。

頰肉の赤ワイン煮が出来た。
久しぶりの味だな。
相変わらず美味い。

ま、贅沢なランチを楽しんでるということだな。
しかも俺だけのために作ってくれている。
美味さも百倍になるなあ。
よしえさんが怒りそうだなあ。
ま、あのかたは心が広い人だから心配はないと思うが。

弘明寺の商店街は相変わらず賑わっている。
もうじき桜祭りが始まるようで
明日からはメッサージュも予約でいっぱいだそうだ。
「今日、来てくれてラッキーでしたよ」
マダムがそう言って笑った。

デザートは沖縄の黒糖で作ったムースとシャーベットアイス。
いやあ、とってもいい時間だった。
夜中にラーメンなど食ってる場合じゃないな。


これも美味いコーヒーを飲みながら
色々と楽しい話もできたし行ってよかった。

   うめ。
    2024.3.15


・・・・・・・・・・
今夜のライブは『The DREI / ザ・ドライ』
小林洋子(p)高橋将(electric bass)角田健(ds)
配信は¥2000(3WEEKS)
https://umemotomusica.stores.jp/items/65de5f79d34c9c19c5261c81


春のバッハ祭り2024
https://www.facebook.com/events/1596899244456185






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