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『 町田の二カスへ行ってきた2022 』

 東京・町田のライブハウス『二カス』へ行ってきた。
ま、町田は東京と言っても多摩川を渡った南の外れにある。

外れと言っても小田急線なので便はいい。
それに賑やかな町でもある。

現在、『二カス』は
ジャズピアニスト・元岡一英が先代から引き継ぎ
マスターをやっている。

我が家からは小田急なので行きやすいのだが
今日、初めて顔を出してきた。

日曜日の午後のライブだ。
出演は清水秀子さんと渋谷毅さん。
夏の光が差し込む午後の贅沢なライブだ。

サウンドはとても心地が良い。
ピアノの音も暖かくて渋谷さんの演奏によく似合っている。
デコさんとは本当に久しぶりに会った。

ライブの最初は渋谷さんのソロだ。
のんびりとエリントンやモンクを弾いている。
俺はカウンターに座りながら聴いていた。
目の前には元岡が働いているのだが、
小さな店だからか居心地がいい。

スタンダードのジャズを聴くのは久しぶりだ。
今、エアジンではすっかりスタンダードジャズを
やってないからだ。

でも、
こうしてライブでジャズの歌に身を委ねていると
やっぱりジャズもいいな。
そう思えてくる。
しかも、人の店だ。
ただ聴いていればいいのだ。客だからな。笑
しかし、こんな贅沢はないな。

メニューは酒だけでなく
ツマミやサンドウィッチなどちゃんと充実している。
エライなあ。
エアジンも少しは見習わなくては、
とメニューの両面を見ながら思った。

少ししてデコさんが登場した。
恋の歌や愛のうたを歌っている。
やっぱり歌はいいなあ。
エアジンでもたまには聴きたいな。

店はブルーの壁が印象的でとても綺麗だ。
レーコード喫茶だった名残にカウンターの中には
ぎっしりとレコードが整理されている。
中にはパーカーのセットなども見える。
ああ、ジャズ喫茶だったんだな。

そうか、『二カス』だもんね。
パーカーやモンクたちをバックアップしてくれてた
「パノニカ夫人」の愛称が店名だもんね。

今ではこの『二カス』が
日本のジャズシーンをバックアップしてるわけだ。

渋谷さん、デコさんや
店に来ていた知り合いなどと少し話しなどして
のんびりとした時間を過ごして店を出た。
まだ、外は夏の夕暮れだ。
明るい。

「有名な馬刺しの店」がある。
と、元岡に聞いたので駅の反対側の
町をぶらぶらと散歩しながら探してみた。

飲み屋とかラーメン屋とかの食い物屋がやたらとある。
しかも、どこも賑わっている。
馬刺しの店が見つからないので
駅ナカの『一品香』にした。
この店は横浜では有名な店なのだ。

なぜ町田にあるのか不思議だが、
ともかくここで名物タンメン定食にした。

今、エアジンは夏休みなのだが
あちこちのライブハウスはちゃんと開いている。
毎日、聴きたくなるライブが開催されている。
エライな。

今日は何だか小旅行でもしたような気分で
のんびりと帰途についた。

たまには人の店で聴くライブもいいな。

 今日はごちそうさまでした。

  うめ。2022.8.21

エアジンの夏ライブ後半は
8月25(木)19:00
坂田明さんの『水晶の歌』で始まります。
with 栗田妙子(p)水谷浩章(wb)
・・・・・・・・・・
店内予約¥3000(ドリンク、配信付き)は
https://www.airegin.yokohama/contact.html
配信Ticket¥2000(2~3週間見放題)は
https://umemotomusica.stores.jp/items/62e9fc411d6b1042bdd1319c


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