330冊目:字のないはがき/向田邦子
こんばんは、Umenogummiです。
昨日、毎日更新を辞める話をさせていただきました。
お陰さまで? ぐっすり眠りにつくことができました。
気持ちを新たに、今日は短いお話を1つ。
字のないはがき/向田邦子 作
著者の向田邦子氏が家族にまつわる手紙について回顧しています。
厳しい父がかつてくれた愛情溢れる手紙のこと。
疎開する字のかけない幼い末妹に父が住所を書いて、元気なときは○、そうでないときは×と書いて寄越すように持たせたはがきのこと。
父がなくなり、末妹が当時の父と同じ年の頃になり、向田氏はあの手紙たちはどこへ行ったのだろうと物思いに耽ります。
誰でも手紙にまつわる思い出を持っているのではないでしょうか。
インターネットが発達して、手紙を書くことは少なくなってしまいました。だからこそ今、大切な人に手紙を書いてみようか。
そんな気持ちになるお話です。
絵本にもなっています。
角田光代 文・西加奈子 絵
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