新幹線の上の棚にチラッと見えてる紙袋。 あの中って何が入ってるんだろう。 やっぱりお土産？ それか荷物？ 会社に買っていくお菓子とか？ 実は謝罪のために買ったお詫びの品で、持ち主は緊張で胃が痛かったり… やっぱり、家族へのお土産で、ただいまと同時に子供たちから、「お土産は！」って聞かれたりするのかな。自分は聞いてたら記憶がある。 早く渡したくてうずうずしてたりするのかな。 もしくは、彼女から頼まれたお使いで、実はオーダーと違うものを買っていることにまだ気づいていなかったり
長いアームの先に、ゴミを入れるカゴがついた重機発見！ビルの解体で出たゴミを高所で回収するための装置。 このカゴに小屋くっつけたら、ビルの間から首を伸ばして、すごい高い所で夜景と酒を… おつまみが足りなくなったらカゴにつけたウィンチで真下に呼んだUberを引き上げて、 花火が上がったら見えやすい位置にアームを動かし、蚊が飛んでこない場所まで首を伸ばして、乾杯しよう アームをたたんで次の場所に移動 免許とるか…
街中にあるでっかい広告に、東京タワーの足元みたいな土台があった。 多分これからも〇〇クリニックとか〇〇不動産といった広告が代わりばんこに建っていく。 その土台だけが余っている一瞬だけ、自分の秘密基地のためだけに使えないかな〜 秘密基地の外観はあの広告みたいにボックス型で、壁が上下に開いて窓になったり、もっと大きく開いて、床と天井が外に続いていく。 この狭い床の中で思うがままに秘密基地を謳歌してみたい。 街中だから、多分Uberも、〇〇ビル屋上とかで届くと思う。電気も広告の
コインランドリーで洗濯を待つ40分間。 一回家に帰ろうか、コンビニでお菓子でも買ってこようか、迷ってる間にあと34分。 YouTubeで半分まで見てた動画の残りを見てたら、あと25分。 半端な時間だからもうここにいよう。 自販機でココアを買って椅子に座る。 丸い洗濯機の窓が横一列に並んで、 洗濯物がぐるぐる回ってる。 銀色の洗濯機がメカっぽくて、まるで宇宙船の丸い窓みたい。 この建物丸ごと宇宙船になって、宇宙を移動してるのかも。 重力から解放されたココアが溢れて、洗濯物も
職場の窓から見えるビルの屋上には給水塔(水が入ってるでっけえタンク)があった。 「1人くらいなら入れそう…」 よくよく見るとタンクまでハシゴがかかっていて、 水が通るから、もちろんパイプも繋がっている。 「生活出来るかも…」 寝たり、料理したり、トイレをするような広さはないから、一時的に滞在する場所 「仕事場ならいいか…」 見た目の汚さとは裏腹に中には最新のモニターや本、 小さい冷蔵庫も欲しい。 でも自分専用として使うなら、小物とかハンガーとか電気ケトルが増えて、
あの建物の中身ってどうなってるんだろう。 もしあそこに住めるとしたら、どうレイアウトしよう。 そんな空想とか妄想をしながら街を歩くと、歩き慣れた道ですら、新しいマップを手に入れた時みたいにワクワクしながら歩ける。 そのワクワクを少しずつ描き出して記録として残していたら、きっと面白いよね。
