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40.大学病院は手術病院

特に整形外科で入院していたこともあって、手術が終わればベッド待ちの患者さんのために私たち術後の人間は転院をさせられる運命・・・そう、ある程度まで回復すれば”用済み”なので。

まー、仕方が無いんですけどね。普通の病院と違って臨床のデータを取って、且つ各症例の研究に充てると言う事が大学病院の使命ですから。

なので、私も転院先に打診されて、転院する準備をしていました。

大学病院は1つの街を再現しているようで、ショッピングモールじゃないけれど、コンビニ、郵便局、某ホテル系列のレストランまでありますから、私は楽しかったです。

術後、痛みも引いて車椅子でウロウロできるようになったら、病室にいることは殆どありませんでした。同じような年齢の子たちとウロウロして、ホント楽しかったな~。

きっと、整形外科病棟だったからワイワイ出来たのでしょうけど。

でも、みんな手術から約2週間ほどで転院、退院していきました。私は車椅子で家にも戻れないし、麻痺した足の手術だったので、元居たリハビリ病院に再入院する予定で、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の検査結果待ちで少し転院が遅れていました。

古巣に戻るのは良いんですけど、いや~、結構幸せな入院生活をしていた私にとっては、元のリハビリ病院に戻るのは、精神的にも肉体的にもおっくうになっていました。

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