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うたの日の短歌(2024年1月)

題詠をやりたくなったので、先月から短歌投稿サイト「うたの日」様の歌会に参加しています。

お題と自分の作品を振り返る機会があった方がいいかもな、と思ったので、今回、振り返りの記事を書いてみました。



2024/01/25 題「りし」

ミリしらの母に描かせた炭治郎どこか老けてて父に似ている

記念すべき初投稿の歌です。
お題が「りし」だったので、おそらく「過ぎ去りし」「在りし日」などの過去形や「利子」「履修」という単語を詠み込んだ歌が多くなるだろうと予想し、比較的かぶりにくそうな「ミリしら」という語を選んで歌を作りました。
狙い通り(?)かぶらなかったのでよかったです。
結果が出てから意外だったのは「のりしろ」という語を使った歌が多かったこと。自分では思いつかない、短歌で詠まれやすい題材を知ることができて興味深かったです。


2024/01/26 題「品」

心では「帰れクソ客」を言い換えて「お帰り口はあちらですわよ」

やはりお題の語を歌の中に詠み込むことは必須、そして、あまり下品な言葉遣いの歌はよくないなと反省しました。


2024/01/27 題「ラクダ」

ひざ掛けとラクダ色した腹巻きにくるまれている冬の堕落だ

韻を踏みたくてこうなりました。自分ではそんなに伸びないと思っていたのに評価が高くて意外でした。各回投票者の好みにもよると思うのですが、やはりわかりやすい歌が好まれるのでしょうか?


2024/01/28 題「体」

ひとが本読むためにある体かな」と彼は義手で頁をめくる

「体とはひとが本読むためにある」と彼は義手で頁をめくる
の方が良かったかもしれないな、と今でも若干表現を迷っています。自創作キャラの姿を思い浮かべて詠んだ、わりとお気に入りの歌です。


2024/01/29 題「暦」

「試合」とか「弁当が要る」とか書いた暦と「卒業式」でさよなら

改善の余地があると感じています。リメイクするかもです。


2024/01/30 題「なら/ならば」

自然がない?家賃が高い?その悩み解決するよ そう、奈良ならば

このお題ならこれしかない、と思って詠みました。ちなみに全然話は変わりますが、最近、東京在住の友人の家賃を知って衝撃を受けました。倍でした。


2024/01/31 題「冷」

冷コーレーコーは売り切れました 「冷コーレーコー」と頼むあなたがもう来ないから

「冷コー」とは、少し古い関西の方言で「アイスコーヒー」のこと。昭和なイメージです。
意味が通じるか不安だったのですが、♪をたくさんつけていただけて嬉しかったです。お気に入りの歌です。


……1月の歌は以上です。
引き続き歌会に参加していきますので、見かけた際はよろしくお願いいたします。

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