見出し画像

23/10/27 芸術の秋とFerris Wheel

今日は暫くの間会えてなかった友人と再会した。
去年のドラァグクイーンショーで出会った、初めてできたドイツ人の友人だ。またの名を命の恩人とも呼ぶ。

最初は何もないな、と思っていたStuttgartがめちゃくちゃ面白い街に変わっていったのは彼女のおかげだ。本当に感謝。

なんだかお馴染みとなってしまったEarth Tokyoというラーメン屋で笑、一時帰国していた際に頼まれていた靴とお土産を渡すとすごく喜んでくれた。

ラーメンを食べ終わっても1時間以上ひたすら喋っていたので、お店の人には本当に悪いことをしたと思う…でも全然終わらないんだ。話が3ヶ月分くらい溜まりに溜まり込んでいて。

結局90分くらいいた。本当申し訳ない。
その後はWürttembergischer Kunstverein Stuttgartで行われる展示会のオープニングへ。一気に全部話してしまったのでこの辺りから会話が弾まなくなるが、まあそんなものだろう。

着いた時にはスピーチの準備がされていたが、私たちはスルーし(彼女曰く気取りたがりが聞きたがるもの、私は集中力が持たないだけ)、スクリーンに映し出された映像を見て回った。

展示された映像アートのタイトルは”You Are Another Me. Eine Kathedrale des Körpers"。訳すとあなたはもう1人の私。肉体の大聖堂。アーティストはAdina Pintilieだ。

何人かの登場人物がいるのだが、トランスジェンダー、身体に障がいがある者、同性愛カップル、アーティスト自身がそれぞれが自分の体と相手の体にどのように向き合っていくのかが描かれている。ドキュメンタリーだったり、セラピー×実験調だったり、実際に自分が映像監督してみたり…
ジェンダーや体をテーマにしたアートを見るのがとても好きなので、個人的にはツボだった。日本ではこういう作品展示するのは難しいだろうな…。

その後はオープニングセレモニーで提供されていたドリンクを飲みながらお互いに感想をいったり(私はまともな感想が言えなかったが)、彼女の友人達と挨拶したり。満月がとても綺麗だった。

その後、駅を目指してSchlossplatzを歩いていると行きにみた観覧車と再会した。この季節に観覧車を見るとクリスマスが来たな、って感じる。あと一年の終わりも。

キラキラ輝く観覧車に当てられて2人で乗ってみることにした!
1人8ユーロだと知るなり、Swabianな彼女はたじろいだが、なんとか説得し(「思い出代だよ!」)、ようやく観覧車に乗り込んだ。

上へ上へと上がっていくと、街全体が一望できて2人とも興奮した。
友人がはしゃぎすぎて、私たちの乗っている箱が落ちるんじゃないかと思った。

ドイツに来てから冬が嫌いになっていたのだが、観覧車のおかげでなんとか乗り越えられそうだ。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?