2023/04/05 10年間を総括

昨日4/4で、『異次元の金融緩和』が開始して10年となった。

3月末に黒田総裁はこの10年を総括したそうだが、それは「副作用よりもプラス効果がはるかに大きかった」との事だ。。。

どんなプラス効果があったのかが具体的に分からない。。。

現在の日銀は
・資金供給量は10年で約5倍に拡大
・2%の物価目標の安定的な達成は未達

10年前の黒田総裁は、「2%の物価目標を2年で達成できる」と強調していた。
そして、その2年後に目標達成は出来なかった。

さらに、それを反省することなく、日銀は国債購入に因るコントロールを始めた。
現在その大量の国債を将来的にどうするのかが副作用となっている。

この日銀が保有する大量の国債の何が問題となるのか?
単純に言うと、今後の金融政策にも因るが、金利が上昇すれば日銀が保有する大量の国債は目減りする。
要するに損する。
赤字になるという事。

こういった先行きが不透明な状況は、国際金融市場は見逃さない。

4月9日からは新総裁が日銀の金融政策の舵を握る。
どうなるか、楽しみだ。


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