あげることができない
そういえば、ちょうど5年前。悩んでいたことがあった。その悩みごとに一つの兆しが見えた時だった。
「文学は人に優しくなれる、乾いた心を潤す潤滑油なんだ」
(エントリーシートを清書している時、この「滑」の字だけ間違えたなぁ。無理やり直したなぁ。)
この言葉を聞いた瞬間、身体に衝撃が走り、進路を決定した。大学四年間でこの言葉に代わる自分の言葉を見つけ出して、「優しさとは何か」「どうしたら人に優しくなれるのか」について考えたかった。結果、見つけ出すことはできなかったが、多くのヒントは