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インドに呼ばれてる感

私とインドのうっすらとした関わりは、子どもの頃までさかのぼる。
通っていた保育園のクラスメイトに当時珍しくインド人の子がいたり、小学生の頃に買ってもらったマザーテレサの伝記漫画の中に載っていたインドの孤児院の写真に、小さい頃の私に瓜二つな女の子が写っていたり。
お寺の幼稚園に通っていたので先生のお話に出てくる仏さまの生まれたところという認識もあった。
その頃から、インドという国にはなんとなく親近感を感じていたと思う。

それからしばらく経って大学生になり、カレーをこよなく愛する彼氏ができてインドカレー屋にしょっちゅう連れて行かれるようになってからインドカレーにはまり、1人でも食べに行くようになった。

実家の近くにはインドカレー屋さんがあまり無かったこともあってか、子どもの頃に親にインドカレー屋に連れて行ってもらった記憶がなかったので、インドカレー屋でカレーとナンを食べるという幸福な文化を私にもたらしてくれたその元彼には感謝しかない。(あと1人で男の人だらけのラーメン屋に余裕で入れるようになったのもこの人のおかげ)

インドカレーのあのスパイスが効いた複雑な旨味も大好きだし、謎の薄オレンジのうまいドレッシングがかかったサラダも好きだし、食べ終わるとどこの店でも7割くらいの確率で「辛さだいじょーぶだった?」って店員さんがにこにこして聞いてくるあのちょっとおせっかいな接客の感じも好きだ。

あと、インドで作られている雑貨や布製品なども好きで、雑貨屋さんでちょっとカラフルなそれらのものを見かけると素通りできない。

ただ、インドカレーやインドの文化が好きでも、実際インドに行きたいかどうかというのは別の話だと思う。

カレーは好きだけど、インド旅行に行った友人の武勇伝なども聞きながら、まだ今はそこまで行きたくはないなと思っていて、ずっと旅行先の候補からインドを外していた。

しかし。
ここ数ヶ月の間に、RRRを観たり、今までただの炊き込みご飯だと思っていた思い込みを覆すうまさのビリヤニに出会ったり、インドの手仕事でつくられたアクセサリーを手に入れたり、またRRRを観たりしているうちに、今までに無く強烈にインドに行きたくなってきている。
(いろいろ書いたけどほぼほぼRRRのせいのような気もしてきた)

これがよく聞くいわゆる「インドに呼ばれている」ってやつなのだろうか。
私にもとうとうそのタイミングが来たのだろうか。

今は仕事が常にぱっつぱつの悲しいサラリーマンの身であるため、帰国後の仕事に影響が出るほどお腹を壊すのではという恐怖心があってなかなか踏み出せないでいたけど、この勢いで今年中には行っておいた方がいいのかもしれない。

唐突にここで終わり。

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