生きづれ〜

サラッと読めてしまうような薄い内容の物語より読後になにも手につかなくなるようなものほうが好きだ。でもそんな本を読んでいると、当たり前に辛くなって読んでられない時が来る。だからなかなか読み進められない。
気分転換に好きな芸人さんが出演していたバラエティ番組を見る。でもさっき頭に入ったばかりの重たい内容がぐるぐるしてうまく笑えない。この世界にはこんな辛い思いしてる人がいるのかと自分の甘さを責める。フィクションなのに。
でもそんな人は一握りで、あくまでもこの国には存在しないかのように扱われている。そんな事実があることも知らない人がほとんどで、そんな世界は見ないようにした方がよっぽど幸せに生きられる。

自分が思い描いた通りにいかないと思い詰めてしまう節がある。自分がそんな人間であることに19年生きてやっと気づいた。
自分に対する理想がやたら高くて、それに向かう努力も中途半端。その中途半端さに病む。
理想に全然近づけなくて満足できなくて逃げたくなる。これまで大したことを成し遂げられていない。そんな自分が本当に本当に嫌いになる時が生きてる年数に比例して増えていく。
大人ってもっと自由で楽しいものだと思ってたのに。

友だちのことは大好きだし自分より優先したいとまで思うけどその子と顔面を比べてしまって辛くなる時があるし、自分は大変なんだってアピールをストーリーでしてるのを見てる時はみんな大変だよって思う。
だから私はストーリーにはポジティブなことしか載せないし、友だちと話す時もネガティブなこんな心のうちなんて話したことない。信用してないわけじゃない。私のことで友だちの気持ちが落ちるのが申し訳ないだけ。
でも私みたいに友だちの悩み相談でしっかりbad入る人はそうそういないらしい。いいなぁ、ちょっとずるいな。