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離乳食/補完食/BLWのいいとこ取りしてワイルド離乳食爆誕!

 前回の記事で離乳食/補完食/BLWの重視ポイントを比較しました。
 今回の記事ではより詳細の比較と、私の独断と偏見で各方法のいいとこ取りをしたワイルド離乳食の内容をお伝えします!

 ※筆者は離乳食に関しては素人なので参考にするかどうかは自己責任でお願いします。

●ワイルド離乳食の考え方

 詳細は前回の記事に譲りますが、各方法で重視ポイントが異なります。離乳食は咀嚼・嚥下練習、補完食は栄養(と咀嚼・嚥下練習)、BLWは赤ちゃんの自立を重視しています。

離乳食/補完食/BLWの重視ポイント比較

 ということは、全部〇になるようにすれば最善の方法では?! という単純な発想でワイルド離乳食を考えました笑

全部いいとこ取りしてやっちゃえー!

●離乳食/補完食/BLWの具体的な内容比較

 本記事では離乳初期に限った内容を比較します。下表に開始時期、最初のメニュー、最初のメニュー数、最初の方法、回数、順番、食感をまとめています。

離乳食/補完食/BLWの詳細比較

・開始時期
 離乳食では5-6ヶ月、補完食では4-6ヶ月、BLWは発達に応じて、となっています。
 母乳育児の場合、6ヶ月から栄養不足となってくるので6ヶ月になったらしっかり食べられるよう、5ヶ月目は食べる練習をするイメージのようです。ミルク育児の場合、ぶっちゃけ栄養的にはミルクで十分だと思うのですが、母乳育ちの赤ちゃんと同様に発達を進めるためにも同じ時期に開始するという考え方でいいのかなと思っています(ここは少し自信がない)。
 BLWの「発達に応じて」は素人には判断が難しい……。

・最初のメニュー
 離乳食では10倍粥、とよく本に書かれていますが、実は厚生労働省『授乳・離乳の支援ガイド』には10倍粥とは書かれていません。つぶし粥、と書かれており、別に7倍粥でも食べられたらいいのだと思います。
 補完食では栄養強化のために、主食に何かを足してお粥を作るように書かれています。足すものとして、豆、肉、野菜、油、砂糖などが挙げられており、日本の常識から考えるとビックリです。

衝撃のマーガリン/ギー添加粥
出所:WHO『補完食 母乳で育っている子どもの家庭の食事』

 BLWではおにぎり、野菜の塊、ハンバーグなどが挙げられています。おにぎりはベタベタになる未来が見えますね。ハンバーグもいきなりタンパク質は少し心配。野菜の塊は導入しやすいと思います。

BLW初期のメニュー例
出所: (一社)日本BLW協会『BLWをはじめよう!』

・最初のメニュー数
 離乳食では最初の1週間はお粥のみ、その後野菜などを増やしていく方法が取られます。
 補完食では栄養を強化するため、最初から2品以上の食材を使ったメニューを用意します。メニューとしてはお粥単品でも、中に+αの食材が入っていればokです。
 BLWでは3-5品用意し、赤ちゃんに選んでもらいます。おにぎりと茹で野菜2種くらいなら初期でも用意しやすそうです。

・最初の方法
 離乳食と補完食ではスプーンで親が赤ちゃんに食べさせる形です。
 BLWでは赤ちゃんが手づかみします。

・回数
 離乳食では1日1回、補完食では1日2回、BLWでは家族の食事のタイミングとされています。赤ちゃんが寝ていることもあるので、家族の食事のタイミングに合わせると1日2回程度になるかなと思います。

・順番
 離乳食では、食事をあげてから授乳するようにと書かれています。不慣れな離乳食を満腹の授乳後にあげても食べないから、という考え方です。生まれたての時も「先にミルクあげると母乳飲まなくなるから」と言われたのと同じ理論ですね。
 補完食とBLWでは、授乳後に食事をあげるようにと書かれています。赤ちゃんに「食事は楽しいもの」と思ってもらうために、満腹の落ち着いた状態で食べさせます。

・食感
 離乳食はトロトロでポタージュ状と示されています。

出所: 主婦の友『はじめてママ&パパの離乳食』

 補完食は「スプーンを傾けても落ちない硬さ」ということで離乳食よりは少し固めとされています。

出所: WHO『補完食 母乳で育っている子どもの家庭の食事』

 BLWは手づかみし、自分で口に運んで噛み千切ることを想定して、指で潰せるくらいの硬さとされています。

●そして、ワイルド離乳食

 上述の離乳食/補完食/BLWの特徴から、私の独断と偏見で、全てのいいとこ取りをして考えてみました!

・開始時期:5ヶ月初日から始めました。また別の記事にまとめますが、離乳食を始める発達課題をクリアしたので、始めてokと判断しました。

・最初のメニュー:離乳食、補完食、BLWのすべてを組み合わせ、主食+αのお粥と野菜の塊にしました。お粥は、生米のお粥と裏ごし野菜の組み合わせのような感じにしています。

・最初のメニュー数:大人の食事の基本は主食とおかずの組み合わせで2品以上あるので、離乳食でも2品以上にしました。

・最初の方法:スプーンと手づかみの両方にしました。お粥や裏ごし野菜はスプーンで、野菜の塊は手づかみです。

・回数:大人の朝食と昼食のタイミングに、1日2回としました。ちなみにうちでは赤ちゃんが寝るのは19:30頃で、大人はその後夕食を食べています。

・順番:食事が楽しいものだと思ってもらうため、授乳後のごきげんなタイミングにしました。

・食感:お粥は粗めのつぶし粥にしました。雰囲気的に7倍粥くらい?(炊飯器の全粥モードで炊くと5倍粥ができ、それに少し加水して潰したもの)。ゆで野菜は、BLWで推奨されている「指で潰せる硬さ」は少し怖かったので、固めに茹でました。

 重視したことは大きく2点です。
①食事を楽しむ
 赤ちゃんに「このイス(ハイチェア)に座るときだけいつもと違うおもちゃ(野菜の塊とかスプーン)がもらえるな、美味しいものくれるな」と思ってもらい、食事を楽しい時間にしたいと思っています。

②大人の食習慣にできるだけ近い形で離乳を進める
 大人と同じ時間に食べること、2品以上あること、また食べた後は歯磨きすることなどを、無理ない範囲で一緒にしていきたいなと思っています。


 はてさて、ワイルド離乳食初日はどうなったのか? エン様(赤ちゃんのあだ名)は食べてくれたのか……?!
 結論から言うとめちゃくちゃ食べたのですが、詳細は次回の記事でご紹介します。

 この記事がおもしろかったよという方は♡押して行ってくださると喜びます! 読んでいただきありがとうございました。

《終わり》

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