大航海 第11巻 マカオ・日本

大いなる航跡〜見果てぬ夢〜

取材地:マカオ
東ティモール
日本 = 種子島、鹿児島、生月島
収録「世界遺産」:マカオ=歴史市街地区

16世紀、大航海時代の波はついにマカオ、日本に押し寄せた。ポルトガルはマカオを日本と東ティモールへの足場とし、その後450年間統治する。日本には鉄砲とキリスト教が伝えられ、戦国時代の戦術と精神に多大な影響を与えた。そして南蛮文化の開花とキリスト教弾圧へと続く。1999年独立を手にした東ティモールの悲惨な歩みは、白壇を求めてやってきたポルトガルの来訪に始まっている。

第11巻 では、大航海時代がアジアに与えた影響を、もの、人、信仰を通して語ります。1999年12月20日ポルトガルから中国に返還されたマカオ。その返還前のマカオを訪問。最後のマカオ総督や、”マカニーズ”というポルトガル人と中国人の混血たちから、返還前の心境を聞きます。マカオには西洋と東洋の混合が、食、言葉、建造物などあらゆる形で顕在しています。マカニーズの劇団は、ポルトガル語と中国語の混合語”パトア”語による演劇を創作していました。難民センターには、インドネシアの准軍組織に襲撃され東ティモールから逃げて来た人々が住んでいました。彼らが故郷を離れ頼ったのは、マカオとポルトガル。大航海時代からのつながりに支えられているのです。種子島は、日本で最初に西洋と接したところ。鉄砲館やはさみの製作所で、鉄砲伝来とその意義に触れます。生月島では隠れキリシタンの行事”六ヶ所寄り”を取材。彼らが歌う祈りの歌”ぐるりよざ”は、キリスト教が日本に入ってきた頃伝えられたもので、その源は16世紀のグレゴリオ聖歌でした。クライマックスは、西洋と東洋を結んだ男ヴァスコ・ダ・ガマのインドでの最期。大航海時代を2年間で駆け巡った海工房の旅も幕を閉じます。

第11巻 のレンタル鑑賞はこちらから https://vimeo.com/455716368

全巻レンタル鑑賞はこちらから https://vimeo.com/ondemand/vascodagama

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