バンドマンだったころの話。サコツオルゾっていうバンドがいたんです。

2024年4月3日 20:31

ブログの整理をしていたら、昔記事を読む事になってなつかしかったので、のっけておきます。

あ、ブログ記事１００本ノックをしています。
これで５０本目です。
英語とか音楽とか、ときどき心の話をします。
よろしくお願いします。

文章がださい。若気の黒歴史だと思って
そこは許してください。
関係者にとどけ、りょう君にいつか届け。

2016-05-22 00:18:29

そら豆を、アラサーにして初めて買いました。
料理をして、トマトと相性いいのはわかりました。
あと、かぼちゃ、たまご、クリームのパスタとか。
なんか、富気があります、ソラマメ。

既出事項かもしれませが、筆者は、昔ドラマーでした。ネットにも未だにいくつか作品あげて漂流させていますし、存じ上げない方から、感想メールも未だに半年に一回くらいはいただきます。が、もう音楽好きな人としての時間の方が長いので、大人しくしています。
酔っ払ったついでと、言ってはいってはなんですが、ｍｉｓｏｇｉ（グレイぷバインファンはわかってくれるかな。）的な意味合いでこの話をしてみようと思います。

１０代の最期の方にであった、とても刺激的なバンドがいました。
みつけたーと思ったころは、少しづつ名前が知れていたバンドでした。わたしは、彼らの大ファンでした。
サコツオルゾっていうバンドでした。

ドラムのりょうくん、自由でひょうひょうとした彼のこと以外は、キャラをつかんで普通に会話ができていました。
当時の私は
バンドでどらまーしてるからには、女性性を消そう！
と必死こいていました。そんな場合じゃないと思っていました。
今なら、絶対にやんないね！

バンドが活発な時代でしたが、彼らはマイペースに自分たちの活動をしていました。
わたしはたいして上手くもないんですが、優しいバンド界隈のみなさんのおかげで、ドラムやっているなんかでっかい女のひと、ぐらいの認識はしていただけるようになったころだったと思います。

そのドラマー、りょう君が、打ち上げの時に、私の真正面に座りました。泥酔状態の彼が私に言ったことばが、未だに心に突き刺さっています。

あんた、ちょーまともなドラム叩くね！まじめ！まじめすぎんのも、どうかと思うよ、素でいいのに。フツーに女でいればいいのに。女ドラマー貴重だし。やめんなよ、次会うときまでに、これで練習するよーーーーに！

と言われ、重さと長さがバラバラのスティック貰いました。
彼ね、ほぼ初対面で、同じ年齢ですよ？

イベント一緒にやった達成感はあったにせよ、フロントマン達とはブッキングの時に喋ることはあったにせよ、ドラマーの彼は、９９パーセント他人でした。
でも、彼の云いたいことが何か分かって、私はすぐにあんたなんななんや！と言いたくなったけど、ひきさがりました。

多分バンドをやめようと思っていたのが、彼には伝わったのかもしれません。帰り際に

やめんな。おれやるから、次会えるときまで、どっちがうまいか勝負しよ。

といわれ、またスティックをもらいました。

いまでも、それ、もってます。

次のライブまでに、彼はものすごく上手くなっていました。あ、ぬかれた！と思いました。

もう１０年以上前の話し。

所属していたバンドをやめようと思うたびに、彼の顔を思い出しました。

げんきですか。
しにたくなるぐらいおちこんだときに、君にもらったスティックを思い出します。
君はどうかしりませんが、わたしは、君のおかげでいまも音楽が好きです。
堂々と売れてるバンドも好きだと言えるようになったのも君のおかげです。

ありがとう。

いつか、対面で言えたら。
今の君がどうかはまったくしりません。
でも、君なら笑ってるんでしょーね。
どうせ覚えてもないと思うけど。