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3月13日 カチッと収まって④

私たちのラインは朝から晩まで喋りまくっている。
最近はHな話が多いかもしれない。

アプリのメールのやり取りも確かに続く人とは続くけれど、どこまで深堀していいのかわからずに延々と続けていて、ある日ラインに変更して、ある日電話をしてみようと話をする。
電話をして、私の何かがお気に召さないのかそれでだいたい終わっていく。
ずっと他人行儀のまま世間話をしている感じだった。

Mさんは本気なんだろうか?騙されているだけなんじゃないか?
信じて裏切られるのは嫌だな。と思い続けていたけれど、Мさんの言葉を信じて過去もそれぞれの一部と受け入れようと思った。

私の数々のメンヘラな言動も、いくらでも聞くから言っていいよと言ってくれる。
MさんからMくんとなり、今はМと呼び捨てになった。
Мは初めて会うときにはずっと知っていたように私のことを知りたいと。
私の中ではまだ付き合っているとか、そういう感じではなかったけれど、Мの中ではもうそれは始まっていると思っている、と。

でもMのちょっとして言葉づかいで私はまた落ちてしまう。
初めて会うのをやりに行くか、と言う言葉に無性に腹が立って、セフレと同じにするなよと、いや、本当はセックスさえできたらいいんじゃないかと疑い始めた。
おやすみのことばに、返した言葉にちょっといら立ちを込めた。
何か気に障った?と聞かれたけれど、何にもないよと返した。
しかし一度思ったいら立ちは止まらず、やっぱり言うよ、やりに行くってなに?と。Мは冗談でとって、と。
一度強い言葉でラインを送ったが削除、そのまま眠れずうとうとしながら朝を迎えた。

強い言葉で言うつもりでいたが、たまたま目に入ったインスタの記事に、性欲を満たすのはfuck、生殖はsex、愛情の交換はmakeloveだと。
fuckではなく、makeloveでお願いね、と返した。

私が心配にいろいろ思うのはわかるけれど、取り越し苦労はしないでね、と。

まだ始まったばかりなんだよ。
簡単に終わっちゃうと思ってるの?と。

Мは、たぶん本当に私のことを受け止めてくれてるんだと思った。
メンヘラ発動の私も、くだらないことで返す私も、エッチな話に言葉を返せず涙する私も、みんな受け止めてくれてる。

私はと言えば、そんなこんながМだとわかってはいるものの、過去は過去と受け入れはしたものの、何か気に障ることがあると過去のことを思い出し、どこで会ったんだろう、どこでやったんだろう、どんなことをしたんだろう、といろいろ考えだしてしまい収拾がつかなくなってしまう。

Мはやり取りをしながら心を繋げて行って、そして会って身体も・・・
私にどうか?と聞く。
心は確かに繋がりつつある、Мには私のことを受け止めてくれてありがとうと。
すると、俺を受け止めて、と。

そうか、過去は受け入れても彼を受け止めてはいない。
彼は私の過去もすべてを受け止めてくれている。

受け止めるにはまだ何かが足りなくて。
これがМなんだと丸ごと受け止めること、それはどうしたら?と思った。

真面目に聞いてるんだけど、こんな行為はされたことあるの?と聞かれ、あまり気持ちよくはないけれどあるよ、その逆もあるよ、と答えた。

ごめん、こんなこともう聞かないよ、と言いながら
少しジェラシー感じた、と。

いつも過去のことなんて俺は平気、と言っているМがジェラシーを感じたと。

この時心の中で何かがカチッと収まった気がした。
Мを全て受け止めようと思った。
デリカシーに欠けた発言も思いやりの言葉も過去もすべてありのままのМを受け止めようと思った。

Мにそう伝えた。
全て受け止める覚悟が出来たよ、と。

Мは最初から受け止める覚悟でいた。
私の覚悟を待っていた。

今、いつ会おうか考えてるんだ、と言っていた。
そのМは、今寝込んでいます。笑笑

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