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【ライフジャケット・ステーション開設情報】2023年3月より三ケ日青年の家へ釣り具メーカーがライフジャケット30着を寄贈

2023年2月2日、静岡県立三ケ日青年の家にて、ライフジャケット・レンタルステーション開設に向けたライフジャケットの寄贈式が行われました。

静岡県立三ケ日青年の家。

ライフジャケット・レンタルステーションとは、水辺の安全を確保するためにライフジャケットの貸出・管理・水辺の安全啓発活動を行う施設。海に関する社会問題を世の中に伝え、海を未来へ引き継ぐための活動を行うプロジェクト「海と日本プロジェクトin静岡県実行委員会」が、活動の一環としてステーションの開設を推進しています。
 
今回、この活動の趣旨に賛同した富士工業株式会社(本社所在地:静岡市駿河区南町19番3号)から静岡県立三ケ日青年の家に対し、ライフジャケットが寄贈されました。寄贈されたのは、ライフジャケット 30着(大人(中学生)用15着、子ども用(小学生5-6年)用8着、子供用(小学生3-4年)用7着)です。

静岡県立三ケ日青年の家の御園所長(右)にライフジャケットを手渡す
富士工業株式会社の秋山参事。
水辺の利用促進と子どもの水難事故防止のため、ライフジャケットを無償で提供した
富士工業株式会社には感謝状が贈られた。

この寄贈を受けて三ケ日青年の家では、令和5年3月下旬からライフジャケット・レンタルステーションを開設し、5人以上の団体を対象にライフジャケットの無償貸出を実施する予定です。

また、今回の寄贈、そしてライフジャケット・レンタルステーション開設にあたり、秋山参事と御園所長からは次のようなコメントがありました。

ライフジャケットの啓蒙、普及活動を広げ、企業として社会貢献を

秋山参事:
私たち富士工業はこれまで、業界内ではライフジャケットの啓蒙活動に取り組んできましたが、今回のように水辺で遊ぶ方々などの業界外に活動の幅を広げるのは初めてです。
釣り具などの製品開発を行なっている企業として、次世代の豊かな未来を担うためにさまざまな社会貢献活動を行っていますが、今回の寄贈を通じて、水難事故防止のためのライフジャケットの啓蒙、普及活動が少しでも広がることを切に願います。また、レジャーに関わる一企業として、私たちもさらなる社会貢献ができればと思っています。

ライフジャケットの正しい着方を含め、地域の方々に水辺の安全を広めていきたい

御園所長:
私どもの施設は、小中学生の宿泊訓練として利用していただいている施設になります。海洋活動なども行われる中で、ライフジャケットは水辺の安全という観点から必要不可欠なものとなっています。近年、自然体験活動をしている外部の団体様からも、「ライフジャケットを使いたい」という声を多くいただいていたので、今回のライフジャケット・レンタルステーション開設のお話は自分たちにとっても非常にありがたいものでした。

水辺の活動をされている団体様が、活動時のみライフジャケットを購入するのはむずかしい部分があるので、利用したい時に申し出ていただくことで、お貸しする流れを作れればと思っています。また、ライフジャケットを置いている海釣り公園などもありますが、着方まで教えてくれるような場所はなかなかありません。ライフジャケットは正しい着方をすることが大事なので、その説明もあわせて普及活動をしていく予定です。
 
ステーションの開設によって当施設を利用していただく皆さんだけではなく、地域に住む市民や県民の方々に対して安全に関する普及活動ができればと考えていますので、皆さんにもぜひ協力していただきたいと思っています。

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海のそなえ事務局としても、今回のライフジャケット・レンタルステーションの開設によって、一人でも多くの方の水辺の安全の意識づけ、命を守るための行動につながることを祈っています。