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【妊娠中の睡眠障害】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回までは、女性における月経周期と睡眠の変化について、月経前に過眠傾向となりやすいことをお話ししました。今回は、女性の睡眠ついて妊娠中の問題を考えていきたいと思います!

ホルモンバランスによる眠気

妊娠中の睡眠障害は妊娠前期と後期でその要因に大きな違いがあります。妊娠前期では、月経前の黄体期の状態が持続するために3ヶ月頃まで昼夜を問わず眠気が強く過眠傾向となります。前回もお話ししたように、プロゲステロンおよびエストロゲンの上昇により深部体温が上昇して深部体温リズムが乱れること、プロゲステロン自体の催眠作用により眠気が催されます。

一方、妊娠後期の睡眠障害としては最後の3ヶ月に夜間の中途覚醒が起こりやすくなってきます。これはホルモンバランス影響というよりは、子宮の増大や収縮、胎動による違和感、子宮の圧迫による頻尿や腰痛により引き起こされます。合う合わないがありますが、下半身の重みを軽減するため抱き枕を使用するなど環境調整により解決できる可能性があります!

鉄欠乏による睡眠障害

妊娠期に意外と多い睡眠障害として、むずむず症候群(レストレッグ症候群)という問題があります。これには特徴的な4徴候があります。

①下肢(脚)に不快な感覚があって動かさずにはいられない
②じっとしていると不快感が増強するが動かすと軽減する
③夕方から夜間にかけて症状が増強する
④不眠を合併している

妊娠中は鉄分が欠乏して貧血傾向になる妊婦さんも近年多くなっており、鈴木ら(2003)によると妊娠女性の19.9%にこの問題が認められたと報告されています。妊娠3ヶ月頃以降から出現し、8ヶ月頃に最も頻度が高くなるようです。

体内の鉄分を補給するには時間がかかるので日頃からの食事摂取が大事になってきます!また腎不全でも起こりうる問題のため、もしお悩みの方がいたら迷わず専門家にご相談ください!

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