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生きづらさを、バイクにまたがって考えた。

世の中は色々な言葉が飛び交っています。

励ます言葉
慰める言葉

特に、自分が生きづらい状況にあって、
もう、どうしようもなくなった時に

「あきらめず、信念を貫くべきだ」
ポジティブな叱咤激励

「対象から距離を置いて、身を守るのもありです」
自己肯定のためにネガティブな選択を勧める意見もあって

迷える子羊は何を拠り所に、
悩む心をたて直すことができるのでしょうか?

ところで…

わたしは楽しみのため、バイクに乗っています。
街中をゆっくりを走る時には全く問題ないのですが、
路面が荒れ、曲がりくねった峠道にさしかかった時、
後輪がバタバタと跳ねて、ひどく走りにくいことがあります。
後輪が空回りして前に進まず、カーブの外側にはらんでいきそうな嫌な感じです。

そんな時はどうするか?
後輪のブレーキを「ヌラァ」とかけて、軽く引きずるのです。
同時にアクセルを「ジワー」と開けていきます。

そうすると、後輪の空転が抑えらえると同時に、サスペンションが沈み込み、駆動力を維持しながら安定してカーブを抜けられます。
アクセルとブレーキの操作が同時なので、一時バイクにストレスがかかりますが、カーブを抜けてしまえばいつも通りです。

肝心かなめのリヤブレーキ、なのにペダルは小さいです。

どのタイミングで
どれだけブレーキをかけるべきか?
どれだけアクセルを開けるべきか?

こればかりは、実際に自分で経験してみないとわかりません。
その瞬間は誰にも聞けないので、自分で逐次判断して、迷わず操作するのみです。
失敗したらコケるか、失速します。
ですが、それが自分だけのノウハウになっていくのですね。

さて、本題に戻ります。

ポジティブか、ネガティブか
励ましか、慰めか

どちらか一方の言葉だけでは心の拠り所にはならないと思います。

強いて、言えば、

「全部です」

時間はかかりますが、自分の気持ちに寄り添う言葉を集め、
その配分と使うタイミングは自分で決めていきます。
現在進行形の中で生きているので、ここだけは誰も教えてくれないからです。

初めて走る、霧のかかった夜道、
アクセルを全開にして急加速、
ブレーキを酷使して大減速では、
ひどく不安定なライディングになることでしょう。
第一、楽しくありません。

アクセルとブレーキを両方同時に使って、自分を安定させることが、結果的に速くて楽しい。

そんなこともありえます。


くらげ(りな)さんの、この記事が起点でした。

Tatsuwoさんも、バイクと人生を語っています。
併せてどうぞ。


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