見出し画像

22.Amsterdam(アムステルダム)でも色々ありました(その3:バンゴー美術館って?)

アムステルダムでは、別の機会にビジネスショーの視察にも行ったことがあり、その時はRAIという展示場のそばのホテルに滞在しました。
 
市内へは結構距離があったのですが、ちょうどRAIが始発/終点でアムステルダム中央駅と往復するトラムが有り、移動日に時間ができたので、同年代の韓国人の同僚と市内観光へ出かけたことがあります。

アムステルダムのトラム


その人は以前韓国メーカーのオランダ支社に居たそうで、当時はボートに住んでいた由。
“When I was in Netherlands, I was living in boat house.”
 
最初は冗談を言っているのかと思ったら、本当の話で、アムステルダムでは特に珍しくないとのことで驚きましたけど。
ボートと言ってもかなり大きな船で、その中がキャビンと言うよりは住宅になっており、住居としては高級な部類なのだそうでした。

ボートハウス


その人と運河沿いを歩きながら、ふと子供の頃教科書に載っていた話を思い出しました。
 
その話とは、通りかかった土手の穴が開いていて水が漏れていたので、自分の手をそこに入れて一晩頑張って町を救った少年の話なのですが、なんと、
”I Know the story. I learned at school.“
(その話は知っているよ。学校で習った。)
日本と韓国で同じ話が教科書に載っていたんですねぇ。
 
ところが、この話をオランダの人にしても誰も知りません。
“Everybody knows the famous story in Japan.”
(日本じゃ、誰でも知ってる話なんですけど。(まあ、ボクらの年代だけかもですが、そこは割愛))
てっきりウケると思って話したのですが、皆さん一様にクビを傾げるだけで。
 
同じ様な体験をベルギーでしたことがあります。
宿泊先のホテルの入り口のドアに大きな犬の彫刻があったので、「パトラッシェ?」と言ってみたところ、これがダダスベリ。
日本では超有名なこの犬もネロ少年も地元では割と無名の存在(あ、物語の舞台のアントワープの教会前だけは観光地化していますが)なのでした。
 
彼の案内でヴァン・ゴッホ美術館と運河のクルーズに行きました。
 
前の晩一緒にご飯を食べたフランス人たちから
“If you go to city tomorrow, I recommend Vango (Van Gogh)Museum.“
(もし明日町に行くなら「バンゴー美術館」がお勧めだよ)
と言われて、それがほぼカタカナで「バンゴー」と聞こえ、「え、何? 番号??」。
彼らが日本語を話すワケがないのにねぇ。
 
その時は何を言われてるのか分からなかったのですが、彼らは”H”を発音しないので「ヴァン・ゴッホ」が「ヴァンゴー」になってたのでした。

ヴァン・ゴッホ美術館


ボクは美術は余り良く分からなくて、どちらかと言うとルーブルみたいな博物館の方が興味が持てるんですが、ここはとても良かったです。
ゴッホがあれほど浮世絵から影響を受けていたとは知りませんでした。
 
パリでのオルセーも良かったから、多分印象派なら好きなのかも、って素人にも分かりやすいんですかね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?