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何を書くか 【大阪編集教室 文章ゼミを受講した話 その3】

続き)「文章ゼミ」は、模範解答に誘導されて終わり、ではありません。
最後まで自分の文章で勝負です。
Chromebook を持ってカフェに篭る日々が続きました。

心折れそう

初稿以降は特に締め切りなど設けないので、書けたタイミングで提出します。
この「書き直し」、一筋縄ではいきません。
何が辛いって、出来はどうあれ自分の中で「完成!」したものに再びメスを入れていく事。
良くなる事は間違いないんですが、心が折れそうになります。
実際、ここで脱落していく人もいます。

何を書くか

書き直しは主に、ダブりや無駄を省いていくことから始めます。
痩せ細った原稿をみて、改めて内容の薄さに気付かされます。
「何を書くか」
何度も指摘されました。
これが定まっていないと徒に文字数が増え、趣旨はむしろ薄くなります。
書くことが決まれば、たちまち文字数オーバー。
この行程を繰り返すことで、文章がスマートになっていきます。

飲みながら学ぶ

土曜日クラスなこともあり、終了後はほぼ毎回飲み会がありました。
メンバーには編集・ライター関連業が 3人 おり、いわゆる本職さんです。
その他は私含め一般の社会人。
動機を聞くと「業務で書く文章を良くしたい」「書きたい出来事があった」なんだとか。
「うまく書けるようになりたい」という同じ目的の下、プロ・アマ交えて有意義な情報交換の場となりました。
回を重ねるにつれて、鋭い指摘をやり合うようにもなりました。

終わりが近づく

どの作品も説明よりも描写が増えた「いい文章」に変わっていきました。
それぞれの個性が見え隠れしてきた頃、「文章ゼミ」も終盤にさしかかります。
最後に souda という冊子を作るのですが、書き直しが思うように進まなかったりで全作品掲載とはいかないようです。
幸い私はインタビュー・ルポ・エッセイが選ばれ、残り 1ヶ月 は仕上げ作業に入りました(続く)。

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