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花どきとの館主の誘ひ和美術展


まずは腹拵え。
名古屋一の町中華、ひめは菜へ。
友人も私も天津飯を。


いつもながら絶品だ。少食の私が完食した。
生のずわい蟹を用いている。
ファンが多く、超満員だ。


美術館まで歩く。点在する八重桜や変わった種類の桜が丁度見頃だ。
館に着くまで、さながら桜街道だった。

そして、桑山美術館。
広大な庭園に見事な桜の古木が、今年最後の晴れ舞台を演じていた。

少し散ってはいたが、レトロモダンのミュージアムの建物とマッチして、いい雰囲気だった。



本展は「四季折々 日本画と俳句」のタイトルで、画壇の巨匠と著名俳人の句をコラボしている。
少々俳句を嗜むので、非常に楽しく拝見した。

古今の名画と名句24セット。
横山大観から上村淳之、芭蕉から三鬼まで。
実に味わいのある組合せに、感心する。

子規が提唱した写生俳句は、まさに絵画の写生と同じ。
さらに客観写生とは、説明や報告ではない。
主観を加えず、客観に徹して描くことだ、と。

私は句作する時、こうした決まりごとを意識せず、思ったままを詠んでいる。

絵画と俳句のもう1つの共通点は余白とか。
省略の美学か。

描き尽くしても、言い尽くしても風情がない。
鑑賞者は、余白の部分を想像することにより、作品を完成させて楽しむものという。

なるほど。
鑑賞しているうちに、名画で1句できた。
最も惹かれた絵だが、当季ではないので、
またの機会に。

展示期間中に、俳句イベントがあるので、早速申し込んだ。
写生俳句が少しは見えてくるかも?

初めて館の屋上に上がってみた。
庭、街、遠景。全てが櫻づくしだ。
上から眺めることは少ないので、いい思い出になった。

花あかり名画と名句のコラボ展 

花衣子ども連れにて和美術展 

遠春嶺和美術館に展望台

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