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ハンターハンターの宮殿突入シーンが好き。

冨樫義博先生が5月24日にTwitter投稿を始めたことが話題になっている。
連載再開が楽しみ。

私がHUNTER×HUNTERで好きなシーンは『キメラアント編』
主人公のゴン達が敵の宮殿へ侵入するシーンだ。
突入前にあらかじめ計画を立ててそれぞれの「役割」が決まっている。
そしていざ突入した時に「想定外」のことが起きる。
敵が目の前にいる。
そして、宮殿外部から何者かによる攻撃(大量の爆撃)が起こる。
その時のそれぞれのキャラクターの思考が面白い。
主人公のゴンは、「想定外」に怯まず、当初の自分の役割でない目の前の敵に真っ直ぐ立ち向かっていく。
敵のユピーも「想定外」の状況が起き、すぐに考えるのをやめ、王を護衛するために臨戦態勢をとる。
他の仲間は一瞬行動が止まる。「想定外」と「ゴンの行動」に対して思考し、理解する。そして、自分たちも行動に移る。
その中で、シュートという実力はあるがメンタルが弱いキャラクターがゴンの姿を見て感動し自分の殻を破る。

この、同時多発的に何かが起こる中で、敵味方多数のキャラクターが思考し、自分の役割を見つけ出して行動に移す。そして、その行動が誰かに影響を与える。
この感じがたまらなくワクワクする。自分の「役割」を理解し全うする美しさ。それによって起こる物語の連鎖。
登場キャラクターが確かに生きている。存在している。ちゃんと性格があり思考している。だから感情移入できる。

さて、今は暗黒大陸へ向かうブラックホエール号。ここでも色々なことが起きている。さまざまなキャラクターの思惑がある。どう描くのか。どんな展開になるのか楽しみだ。


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