UNICAST Robotics

ユニキャストは「人とロボットによる未来の共創」を目指すソフトウェア開発会社です。not…

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ユニキャストは「人とロボットによる未来の共創」を目指すソフトウェア開発会社です。noteでは、海外の情報を中心に社会課題解決のために開発されたロボットを紹介しています。ご相談はこちらから→https://unicast-robotics.com/contact/

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  • ロボット最新動向

    社会課題の解決のために開発された様々なロボットを紹介しています。少し未来のテクノロジーを覗いてみませんか?

  • プレスリリースまとめ

    ユニキャストが発表したプレスリリースについて要約版を紹介しています。

最近の記事

スタッフ不足の解消と効率的な配膳を目指す:笠間桜カントリー俱楽部(茨城県)ゴルフ場内のレストランで配膳ロボットのトライアルを開始

イントロダクション茨城県に位置する笠間桜カントリー俱楽部のレストランでは、スタッフ不足が深刻な問題となっていました。この課題に対し、株式会社ユニキャスト(代表取締役 三ツ堀裕太、本社所在地:茨城県日立市)は、笠間桜カントリー俱楽部の協力のもと、効率的な配膳を実現するために、AIを活用した非接触型自動配膳ロボット「T5(ティーファイブ)」のトライアルを行いました。 実地背景スタッフの不足が深刻な問題となっており、お客様の待ち時間が長くなったり、スタッフが忙しさに追われて接客に

    • 「KSIN」の実証実験を実施中。リモートでのお客様対応を可能にするアバター遠隔接客サービス

      アバター×遠隔接客で働き方に新たな選択肢をKSINはアバターを利用して、店舗の接客や窓口業務を遠隔で行うことができるWebサービスです。KSINと書いて「けしん」と読みます。 KSINは様々な課題を解決し得るソリューションです。例えば、KSINを使うことで1人のスタッフが複数の店舗でお客様に対応可能となり、人手不足の解消や各スタッフの労務負担軽減につながります。 体が不自由な方や子育て中・介護中など、通勤が難しい方も在宅で接客をすることができるため、職業選択の幅が広がりま

      • 人手不足対策や業務効率改善に役立つ。扉付きの配送ロボット「W3」の主な機能と強みをご紹介

        こんにちは。ユニキャストでnote記事を書いている者です。 この度弊社にロボット「W3」がやってきました!せっかくですので、これから数回にわたってW3をご紹介する記事を書いていこうと思います。 第1回目の今回は、W3の主な機能と、どういった問題を解決するのに役立つかについて大まかにご説明します。ぜひご覧ください。 配送ロボット「W3」の主な機能W3は中国のKEENON Robotics社が開発した配送ロボットです。KEENON Robotics社は60以上の国に進出し、

        • ポイ捨てごみをスマートに減らす。アイデアが光るごみ対策テクノロジーをご紹介

          ポイ捨ては社会問題の一つです。ポイ捨てごみに関する論文によると、世界では年間6兆本ものタバコが消費されており、そのうち4.5兆本はポイ捨てされているそうです。また、世界経済フォーラムは、2015年にタバコを含む910万トンのプラスチックごみが海に流出したと発表しました。 海洋ごみは海の生態系に悪影響を与えますし、街中でもポイ捨てが増えれば増えるほど、景観や衛生を損ない、生活しにくくなると考えられます。加えて、ジョージ・ケリング氏が提唱する「割れ窓理論」により、ごみが放置され

        スタッフ不足の解消と効率的な配膳を目指す:笠間桜カントリー俱楽部(茨城県)ゴルフ場内のレストランで配膳ロボットのトライアルを開始

        • 「KSIN」の実証実験を実施中。リモートでのお客様対応を可能にするアバター遠隔接客サービス

        • 人手不足対策や業務効率改善に役立つ。扉付きの配送ロボット「W3」の主な機能と強みをご紹介

        • ポイ捨てごみをスマートに減らす。アイデアが光るごみ対策テクノロジーをご紹介

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          3,200時間以上をスタッフに還元?配送を遂行し医療現場をサポートするロボットアシスタント「Moxi」

          看護職員の人手不足問題をご存じでしょうか?厚生労働省によると、日本の看護職員(保健師・助産師・看護師・准看護師)の就業者数自体は増加傾向にありますが、2025年には3万人~13万人が不足すると考えられています。これは、看護職員の需要に共有が追い付いていないために発生している問題です。 看護職員の人手不足は日本だけの問題ではありません。2020年には世界保健機関(WHO)などが、世界で看護師が約590万人不足しているとの報告をしています。 このように人手不足かつ多忙な医療現

          3,200時間以上をスタッフに還元?配送を遂行し医療現場をサポートするロボットアシスタント「Moxi」

          遠隔操作で目的の場所にアクセス。テレプレゼンスロボット「VGo」と受付タスク自動化アプリで医療現場を支援するVecna Healthcare社

          アメリカのマサチューセッツ州にあるVecna Healthcare社は、医療現場を支援するためのプロダクトを開発しています。 その一つがテレプレゼンスロボット「VGo」です。テレプレゼンスロボットとは、テレビ会議機能、ロボットのボディ、遠隔操作技術を組み合わせたロボットです。ユーザーは遠隔地からロボットを操作でき、さらに人とコミュニケーションが取れるということですね。 もう一つ、Vecna Healthcare社は病院の受付に関するタスクを自動化するアプリケーションも提供

          遠隔操作で目的の場所にアクセス。テレプレゼンスロボット「VGo」と受付タスク自動化アプリで医療現場を支援するVecna Healthcare社

          在庫切れや落下物を検知しスタッフに知らせる。店舗運営改善・顧客サービスの向上につながる小売業界向けロボット「Badger」のソリューション

          2022年6月8日、アメリカの大手スーパーマーケットチェーンVallarta Supermarketsの店舗にあるロボットが導入されました。 ロボットの名前は「Badger」。 Badger Technologies社が開発する小売業界向けのロボットです。Badger Technologies社はBadgerを用いて小売業界の店舗運営の改善、運用コストの削減、利益の増加を実現することを目指しています。 Badgerを導入した結果、Vallarta Supermarkets

          在庫切れや落下物を検知しスタッフに知らせる。店舗運営改善・顧客サービスの向上につながる小売業界向けロボット「Badger」のソリューション

          テクノロジーの力でインフラ設備を保護・維持する。壁を登る非破壊検査ロボット「TOKAシリーズ」

          私たちの生活に欠かせないものはたくさんありますよね。電気、ガス、水道、道路…これらのような生活や産業活動の基盤となっている施設のことをインフラと言います。このインフラを安全な状態で維持するためには、設備の検査が重要になります。そこで役立っているのが非破壊検査です。 非破壊検査とは、物を壊さずにその内部のきずや表面のきず、あるいは劣化の状況を調べ出す検査技術のことです。非破壊検査を行うことで、製品や設備の信頼性を高めて寿命を長くすることが可能になります。しかし、手作業による検

          テクノロジーの力でインフラ設備を保護・維持する。壁を登る非破壊検査ロボット「TOKAシリーズ」

          芝刈り作業の危険を取り除き、人手不足を補う。自立走行型芝刈りロボット「Scythe」への期待

          夏は草がよく生い茂る季節です。稲や野菜がよく育つ一方で、芝や雑草など伸びてほしくない草まで伸びてしまいます。筆者も夏になると、学校や公園などで芝のお手入れをする人をよく見かけていました。暑い中芝刈りをするのは大変そうです。 そんな作業を自動化しようと、アメリカのScythe Robotics社は芝刈りロボット「Scythe」を開発しました。 電動芝刈りロボット「Scythe」の強みScytheは自立走行で芝刈りを行うロボットです。芝の状態によってカットパターンを自動で調整

          芝刈り作業の危険を取り除き、人手不足を補う。自立走行型芝刈りロボット「Scythe」への期待

          どんな場所でもどんな作業もそつなくこなす。アメリカ発の四足歩行ロボットとその導入事例

          「Spot」というロボットをご存じでしょうか?4つの脚で歩く、まるで犬のようなロボットです。筆者はこのロボットを初めて見たときに、その見た目から用途が想像できず、「一体どんな風に使用するのだろう」と思いました。そこで今回はSpotの機能と、実際にどのようなシーンで使われているのかについて調べてみました。 SpotはどんなロボットなのかSpotの開発を行うBoston Dynamics社の公式サイトによると、Spotは優れた機動性で地形を移動するモバイルロボットで、日常の検査

          どんな場所でもどんな作業もそつなくこなす。アメリカ発の四足歩行ロボットとその導入事例

          重い荷物も楽々移動。Gap, H&M, DHL等大手各社が導入を進める物流倉庫ロボット「Stretch」

          ロボットの研究開発を手がけるBoston Dynamics社は、2022年3月末に同社の物流倉庫ロボット「Stretch」の製品版の販売開始を発表しました。 同時に、2022年の納品予定分は既に完売しており、現在は2023年分および2024年分の納品分の予約を受け付けているとも発表しました。 2022年の顧客には、物流大手のDHL社やPerformance Team社、また大手衣料ブランドのGAPやH&Mが含まれているといいます。 この注目のロボット「Stretch」はど

          重い荷物も楽々移動。Gap, H&M, DHL等大手各社が導入を進める物流倉庫ロボット「Stretch」

          駐車場を効率的に使う。空港で活用されるパーキングロボット「Stan」

          みなさんは駐車場で空いている場所を探すのに苦労したことはありますか? 筆者はあります。大きな駐車場だとなおさら大変ですよね。探している時間がもったいないですし、同じ場所をぐるぐる回るのも疲れます。さらに、駐車場を運営する立場から見ても駐車場を効率的に使えないというのはマイナスになります。有料駐車場を持つ空港などがその例です。 より多くの車が停められれば、その分駐車料金による収益は増えますよね?そのため空港としてはより多くの車を停められるようにしたいのです。しかし、既存の駐

          駐車場を効率的に使う。空港で活用されるパーキングロボット「Stan」

          ミツバチが食卓を左右する:ミツバチ減少と食糧供給問題の解決のためのテック4選

          ミツバチが私たちの生活を大きく支えているという事実をご存知でしょうか? 実は、世界の食糧供給のうちおよそ30%はミツバチによる花粉交配によって支えられているといいます。例えば、イチゴ、メロン、かぼちゃ、アーモンドなど......。米国ではミツバチによる花粉交配の経済価値は年間50~100億ドルに達すると言われているほど。 ミツバチは私たちの食卓に密接に関連しているのです。 そして今、ミツバチの数の減少が問題になっています。 特に米国では、1947年には590万あったという

          ミツバチが食卓を左右する:ミツバチ減少と食糧供給問題の解決のためのテック4選

          37の介護施設、12の病院で導入。フランスで開発された介護ロボット「KOMPAÏ」

          世界中で進む高齢化問題。内閣府の令和2年版高齢社会白書によると、2060年には世界人口における65歳以上の人口の割合は17.8%まで上昇するとされているそうです。高齢化が進むことで介護の当事者になり、苦労している人が多くいることが予想されます。こういった問題もテクノロジーの力で、一部解決できることがあるかもしれません。 筆者も同居する祖母が歩けなくなって家族で介護をするようになり、その大変さと大切さを身にしみて感じています。そこで、海外にはどのような介護ロボットがあるのかが

          37の介護施設、12の病院で導入。フランスで開発された介護ロボット「KOMPAÏ」

          「息子の人生を変えた」自閉症の子ども向けの学習支援ロボットを開発するMOVIAロボティクス社

          昨今、学習支援にまつわるテクノロジーは急速に普及しています。自宅で大学の授業が格安で受講できる「Coursera」、Netflixで複数言語の字幕を表示する言語学習支援ツールの「Language Reactor」等々......また、タブレットで動く文章読み上げアプリ等のツールはディスレクシア(文字の読み書きに困難さをもつ学習障害)を持つ方々の読み書きの支援にも使われているといいます。 最近筆者も「Speechify」という英文読み上げツールを使用し始め、その便利さに驚いて

          「息子の人生を変えた」自閉症の子ども向けの学習支援ロボットを開発するMOVIAロボティクス社

          運送業界の人手不足改善に貢献?米国では無人走行成功も報告される自動運転トラック最新情報

          近年ますます注目が高まる自動運転車。General Motors、Ford、トヨタ、日産といった大手自動車メーカーだけでなく、Googleの関連会社であるWaymoやインテルの関連会社であるMobileyeなどのテック企業も自動運転車の開発や実験を進めています。 しかし、自動化が進められているのは普通自動車だけでないことをご存知でしょうか? 物流の要である、トラックでも自動化が進められているんです!例えば、米国のPlus社は2021年8月に100%無人での走行に成功したと発

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