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住宅着工数減少の中、住宅会社が生き残る道とは?

2023年82万戸から、2040年55万戸へ

新設住宅着工数の減少に歯止めがかかりません。
国土交通省の発表によると、2023年の新設住宅着工数は前年比4.6%減の81万9623戸となり3年ぶりに減少に転じました。

2040年には着工数が約55万戸になると予測されており、2023年比で約33%減少することになります。
これはつまり、現状のまま住宅の販売を続けていくと売上が約33%減少してしまうことを意味しています。
この売上の減少をどのように補っていけば良いのでしょうか?

大手ハウスメーカーはその答えの一つとしてエクステリアへの注力を進めています。
エクステリアを含めて住宅を提案・販売することで、一棟当たりの単価を上げ、ターゲット層をやや高級層へとシフトさせながら業績を伸ばしています。

住宅スペックではなく暮らし方の提案を

エクステリアも含めた住宅空間全体の提案は、暮らし方の提案をすることでもあります。
それは住宅のスペックでは表せない、しかしお施主さまにとっては重要な部分です。

住宅を作る際には省エネ性能である断熱等性能等級や、災害への備えで耐震性能などが表に出てきやすいです。
もちろんそういった住宅の性能は重要な要素ですが、やはりお施主さまにとって大事なことはその住宅でどんな暮らしができるのか、というところではないでしょうか?

日々の生活を想像して間取りや設備品を提案されていることと思います。
その提案の中にエクステリアも含めてみませんか?

エクステリアを提案するメリット

住宅とエクステリアをセットで提案することで以下のようなメリットが生まれます。

・一棟当たりの単価が上がり収益力が増す
・外観デザインが良くなり訴求力が上がる
・暮らし方に合わせた空間の提案ができる

一棟当たりの単価が上がり収益力が増す

着工棟数が減少している以上、売上を上げるためには売る数を増やすか単価を上げるしかありません。
そして単価を上げるには、設備品のグレードを上げるかエクステリアに着手するのが手っ取り早い方法です。

今までエクステリアを敬遠してこられた方にとっては腰の重い話かもしれませんが、競合他社がエクステリアに着手しだしたら自社もやらないわけにはいきません。

外観デザインが良くなり訴求力が上がる

自社のホームページに施工事例を載せている会社さまが多いかと思いますが、ほとんどの場合エクステリアまで整備された現場を掲載されているのではないでしょうか。
それはやはりエクステリアまで整備された現場の方が、見栄えが良く訴求力が高いと感じられているからだと思います。

建築とエクステリアを同時に設計することで統一感のあるデザインに仕上がり、他社と差別化した物件を作ることができます。

暮らし方に合わせた空間の提案ができる

ウッドデッキやタイルデッキでテラスを作りアウトドアリビングを楽しんだり、車やバイクを触る趣味の空間を作ったりと、外空間には暮らし方を拡張してくれる役割もあります。

住宅で足りない役割を上手く外空間に持たせることで生活が豊かになります。
ぜひ提案の一つとして外空間を活用してください。

エクステリアで住宅価値の向上を

お客さまと話をしていると「エクステリアは専門業者にお任せしている」「設計できる人間がいないので社内ではやっていない」という声をよく聞きます。
しかし、ここまで解説してきたようにエクステリアを建築側で検討することには大きな意味があります。

また、内と外の空間は年々曖昧になってきているようにも感じます。
外へと広がるウッドデッキ、内へと広がる土間玄関・土間リビングなど、お互いの領域を少しずつ補い利便性を高められているのではないでしょうか。

ぜひ一つの空間を構成するモノとして、建築とエクステリアを並行して設計していただければと思います。


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