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「自分のXRコンテンツで誰かを感動させたい会津大学生、大歓迎!」会津大学サークル・Aizu-Progressive xr Lab@福島【メンバー募集!全国Unityコミュニティ名鑑】

こんにちは、Unity Japanのnoteで編集長をしている田村幸一です。私は普段、Unityを広く世の中に伝える、広報的な役回りも担っています。

この連載『メンバー募集!全国Unityコミュニティ名鑑』では、全国各地で活動する有志によるUnityユーザーのコミュニティを紹介しています。

ここ数年の新型コロナウイルス感染症の影響で、ユーザーが集まるオフラインイベントやコミュニティ間の交流が減ってしまいました。そんな中でも、新しくUnityを始める人にとって、学びを後押しするようなコミュニティと出会えるようにしたい、というのが連載の目的です。

第15回は、福島県にある会津大学でXRを探究するサークルの「Aizu-Progressive xr Lab(以下、通称の「A-PxL」で記載)」を紹介します。前代表の土鍋さんにお話を伺いました!

土鍋
「Aizu-Progressive xr Lab」前代表。会津大学コンピュータ理工学部4年生。普段は、Unityを使ったVRゲーム制作やシステム開発を行っている。

初心者向け勉強会から開発まで。XRの基礎を学べる

──はじめに、土鍋さんがUnityと出会ったきっかけを教えてください。

大学に入る前からXR技術に興味があり、入学してすぐにA-PxLに所属しました。勉強会に参加したり、実作したりすることが多く、Unityに触れる機会も自然と増えました。

直近では、学生向けVR制作コンテスト「IVRC」で、A-PxLとロボットサークルのメンバーで共同制作した作品『自宅でも遭難がしたい!』を発表し、審査委員会特別賞をいただきました。福島県内外の新聞にも掲載されて、嬉しかったですね。

──「A-PxL」はどのような変遷を経て設立されたのでしょうか。

設立は、2017年4月です。初代代表を務めた学生は、もともとUnity勉強会を開催していました。そこに参加するメンバーの多くがVRに興味を持っていたんです。「VRデバイスをいろんな人に体験してほしい」「培ったVR技術を伝承していきたい」など初代代表の想いから「VR部」を立ち上げたそうです。

その後、VRにとどまらずAR・MRといったXR分野にも幅を広げ、「Aizu-Progressive xr Lab」という名称に改められました。

──何人が所属し、どういった活動をしていますか?

2023年5月時点で約60名が在籍しています。主に、学園祭やコミックマーケット、コンテストなどに向けたXRコンテンツを開発しています。

IVRCに参加した時の様子

4〜7月の間は、Unity、Blender、Gitなどを学べる初心者向け勉強会を、週に2回開催しています。ここではコンテンツ開発の基礎を学ぶことができます。8月以降は、チーム開発による作品制作が中心となります。3DCGソフト「Blender」を扱うチームもあれば、Unityを使った制作に取り組む人もいます。

また、週に1回開催される定例会では、自分が学んだ技術や経験を短時間でプレゼンする「LT会」や、より発展的な技術を学べる「レベルアップ勉強会」、XRコンテンツを体験して理解を促す「XRで遊ぶ会」などを実施しています。

活動の様子を知りたい方は、Twitterもぜひご覧ください!

──新型コロナウイルス感染症の影響により、一時は対面での活動が制限されたと思います。コミュニティ活性化のためにどんな工夫をしましたか?

オンライン活動しか認められていなかった2020年は、Discordを中心に活動していました。当時の私は1年生で、対面での交流がない中でオンライン活動することに気まずさはありました。けれども、先輩たちがコミュニケーションを工夫してくださったおかげで活動を続けられたように思います。

特に、オンライン開催の勉強会では、アバターで講師を務める先輩もいらっしゃって、とてもおもしろかったのを覚えています。最近は、対面で活動することが多く、オンラインで勉強会を開催する機会は少なくなりました。

“XRコンテンツ”で人を感動させたい人に来てほしい!

──A-PxLの特徴を教えてください。

「ワイワイとXRを楽しみながら作る!」ですね。そのために、メンバー同士で交流できる場や、より技術力を高められるような環境を提供し、チーム開発の活性化を図っています。

──A-PxLを運営していて、「よかったな」と思う出来事を教えてください。

「当たり前」に挑戦する環境を作り出せていることですね。「みんなが作品を作っているから、自分もやろうかな」「メンバーがコンテストやイベントに作品を提出しているから、自分も挑戦してみようかな」といったモチベーションが育まれやすいように感じています。

XR技術を開発したり、イベントに出展したりするのが当たり前になることで、メンバーの挑戦を後押しできていると思います。

コミックマーケットに出店した時の様子

──コミュニティを運営する上で、心がけていることはありますか?

コミュニケーションを促すことですね。対面の活動では積極的に雑談したり、教え合ったりすることで、メンバーにとって居心地の良いコミュニティを目指していました。

オンラインでのコミュニケーションを促進するために、DiscordにはTwitter感覚で自由に発信できる分報チャンネル「Times」や、トピックごとに会話できる「雑談チャンネル」、ただ作業することをメインとする「もくもく会」なども整備しました。

──土鍋さんにとって、A-PxLはどんな存在ですか?

自分の原点ですね。Unityやプログラミングを使ってXRコンテンツの開発を始めたのは、A-PxLがきっかけです。コンテストやコミックマーケットへの出展なども、このサークルがなければ、体験せずに終わっていたかもしれません。最近は学外で活動することもありますが、やはりベースとなっているのはA-PxLでの活動経験です。

──今後、どのような人たちに参加してもらいたいですか?

自分で手掛けたXRコンテンツで人を感動させたいと思っている会津大学生に、ぜひ入部してほしいです。XRはまだ新しい分野なので、未体験の人が多いです。学園祭などで、実際にXRコンテンツを体験してもらうと、ほとんどの方が「すごい!」と感動してもらえます。その瞬間に立ち会えると「作ってよかった」と感じるので、ぜひ経験してほしいです。

新入生向けに実施したXR体験会の様子

──今後の活動予定やイベント情報などを教えてください。

新しく入部したメンバーに向けてUnityやBlenderの勉強会を開催する他、コミックマーケットや学園祭に向けた開発にも取り組んでいきます。

また、今後は他の大学や企業、自治体との交流や作品展示の機会を増やしていきたいと考えています。ご興味ある方は、ぜひお声がけいただけると嬉しいです。

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