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夏の味。ブラックベリーのジャムを煮た日。

毎日摘んだベリーがたまってきたのでついに決行!この行程を何度も脳内で描き、憧れてた。

一般にジャムは、果物に砂糖をまぶして浸透圧で水が出たところを煮るのだが、このブラックベリーという実は、種がとても硬い。そのまま食べてもよく奥歯の表面のところに詰まる。この前少量をレンジでジャムにしたとき茶漉しで漉してみたけど、種との実ばなれが悪く、漉し器にたくさん果肉が残って勿体無いと思った。

なので、今回は

①先にベリーだけ煮て
②ハンディブレンダーで攪拌して
③ざるで濾して種とわけ
④濾した分を砂糖と煮る
 
 という計画!

濾したあとのものをもう一度ブレンダーかけて、最後にもう一度濾して、ほとんど無駄なく使えたと思う!
漉し器は種たちでジャリジャリ言ってた。

冷凍していたブラックベリー。800gほどあった
煮たところ。今回は圧力鍋で、凍ったまま加圧しました
ハンディブレンダーで攪拌したところ。魔女感あるう
濾して種を分ける。小石のようにジャリジャリいってる

この実は本当に色が美しいのですが、汁が服につくと激ヤバ案件だったので途中から裸でやってた。この暑さの中湯気たいてジャム煮るのがまず狂気の沙汰だしちょうどいいね。汗が背中の上から下までまっすぐ流れていくのを感じて新鮮だった。

最後迷ったのはどこまで煮詰めるかで、りんごとかのときは鍋底をへらで撫でて見えるまでやるけど、今回は果肉がほとんどなくて汁みたいだしそこまで粘りが出るかな?と思いながら煮ていくと、なんか兆しがあったので続けた。鍋底も見えるくらいになってとめたけど、思ってたより煮詰まりすぎた。
もう気持ちさらっとしたジャムとソースの間みたいにしたかったです。
でも、ジャムらしいジャムになったよ。

へらで鍋底を撫でて、底が見えるくらい

元が黒いから焦げてるんかわからんくて少し不安だったけど、最後少し味見したら不安が吹き飛ぶ美味しさだった。
ただ、どんなに気をつけても散る赤い汁たちのキッチンは事件跡のよう。壁は死守した。

いつも素晴らしいジャムをくれる方が、ブラックベリーは食べたことないらしいので今度ジャム返ししようとか、お肉にも合わせてみようとか、楽しみ!
気が済んだ。ジャム作りはもう当分いいです。

👩‍🍳ジャム
・今回はキビ糖で。ベリーの半分弱しか入れてないので(なくなった)多分ギリギリ。長く保存するには砂糖が多くいります。一般に、果物の50%以上
・レモンを絞るとペクチン?で固まると言いますが今回忘れた。でもしっかり煮詰めたら固まったのでよかった。
 ※追記 グミのようにプリっと固まりました。種を攪拌したので、種に含まれているペクチンで固まったのでは?という仮説。詳しい方教えて
・消毒した瓶に熱いままジャムを入れて、蓋をしっかり閉めて逆さにする。冷めるとき空気が収縮して蓋がきつく閉まり空気抜きができます。

美しい、黒赤。黒みの深い赤。
鍋底に残った温かいジャムを、ヨーグルトと。わたしの育てたレモンバームも