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スピリチュアルのエネルギーワーカーが考える「病気の原因」と自律神経

今回は身体のこと。

かつての私は、それはそれは身体が弱く、いつでもどこかしら調子が悪い日々を送っており、病気と処方薬の知識がどんどん積みあがっていく、医療マニアな部分もある、ちょっと「病んだ人」でした。いろんな意味で。

それが今では薬要らず(や、点鼻薬だけは使っています。鼻が詰まると全身が酸欠になる)医者要らず。身体のメンテナンスは『朝10分間の瞑想と軽いストレッチ、あとは不定期で受ける整体と温泉だけ』という日々。

いったい何が変わったのか?それをお話ししていきます。


「身体」と「思考」そして「精神」

人間を構成しているのは「身体(Body)」「思考(Mind)」「精神(スピリット)」の3つの要素だというお話を、前回『感情をコントロールできるようになる、とても効果的な方法』という記事でもしていきました。

身体と思考と魂(精神)のバランスが調和しているとき、私たちは「とても健康」な状態だと言えます。

この3つの中で私たちが普段、意識しているのは思考と身体かな、と思います。

特に強く意識しているのは多くの場合「思考」です。なぜなら、人間は(起きている限り)常に思考を働かせているからです。

その結果、前回もお話しした通り、私たちは「思考」が自分の本体だと思い込んでしまっています。

そして時々「身体」の不調を気力と根性でねじ伏せ、ないがしろにしてしまう…という方、なかなか多いのではないでしょうか?

「メンタルヘルス」や「心療内科」という言葉があるように、心(感情)の状態が肉体に影響を及ぼすということは広く知られてきていますね。

ただ、『心』について、「感情(精神)」と「思考」がごちゃごちゃになってしまっていて、それが混乱を招いているという現状があり、その結果、病気や身体に対する正しい理解がされていないのではないかと感じます。


「身体」とは何なのか?

と、改めて書くと「え?身体は身体でしょ?」という声が聞こえてきそうですが…

実のところ、身体は魂(精神)の容れ物です。身体に魂が入って初めて、思考が生まれます。そして身体が死を迎え、魂が抜けると思考が止まります。

「思考」=「自我」なので、私たちは思考こそが「自分の本体」だと思いがちですが、思考は身体が存在とともに在るものです。

現代の日本人は、思考である「自我」が肥大してしまい、身体(肉体)を思考の付属品くらいのつもりで、粗雑に扱ってしまっているように感じます。

「病気になったら、医者や薬に直してもらう」ことが当たり前だと考え、睡眠を削り、ストレスの中に居続けることを「仕方のないこと」だと諦めます。それを「大人として当然のこと」と思っています。

というのがまあ、一般的な考え方かな?と思いますが、近頃では瞑想やスピリチュアルなどの「見えないもの」に意識を向ける方も増えてきました。

精神的な活動を中心に物事を見るようになると、身体に対する意識も変わります。そして「身体は取り換えがきかない」ということを改めて実感し、『病気にならない生き方』に重きを置くようになります。

「身体」は、精神(魂)と思考(自我)を結び付けている容れ物です。ゲームなどのアバターのようなものだと考えると、しっくりくると思います。


「病気」とは何なのか?

ゲームなら、体力がカラになって倒れても、時間がたてば何もなかったかのように全回復しますが、生身の肉体ではそうはいかずに、何かしらの不具合が発生することがあります。

必要な栄養が摂取できない、睡眠や休養が取れていない、常にストレスがかかっているなどして(内的な)環境が悪化し、身体が『生命の危機』と判断し、様々な警告を出します。

その警告が症状として現れますが、そのまま無理をしていると身体は「環境悪化」ににより、「肝硬変」や「糖尿病」「うつ」などの病変を起こします。

病変として固定してしまうと、それをしばらく、もしくは一生引きずることになります。

自分の身体の状態を一番わかっているのは自分のはずですが、それまで身体に意識を向けてこなかったため、病気になると、対処の仕方がわからず、医師に丸投げにしてしまいます。

具合が悪くなり、病院へ行くと、検査をしたり問診をしたり、症状を総合的に判断して医師が「症状」に「病名」を付けます。

これが「病気」と呼ばれるものです。


エネルギーの流れと自律神経

…なわけですが、エネルギーワーカーとして見た場合、病気=エネルギーの不調和です。栄養は「エネルギー源」。

人間には「自律神経」という、非常に優れたシステムがあり、基本的には病気にならないように実にシビアな調整を常時行ってくれているのですが、このシステムが正常に働くためには、睡眠や栄養などのメンテナンスが不可欠です。

「交感神経(緊張・活性)」と「副交感神経(弛緩)」2つの自律神経は「バランスをとって平常を保つ」ため、常にどちらか一方が仕事をしています。

バランスを取りつつホルモン分泌を促し、微調整をしながら、体温の調整や消化器の蠕動など、身体の機能に働きかけてゆきます。

エネルギー的には、活性している(交感神経が働いている)ところにエネルギーを回すために、それ以外の機能を休ませたりします(副交感神経を優位にする)。

例えば、食後しばらくして眠くなるのは、「消化」という一連の大仕事に血液を回し、血糖値の上昇に対してインスリンを分泌して平常値に戻し…など、エネルギーを集中させるため、ほかの機能を休眠状態にしているからです。

それはちょうど、「電気ポットと電子レンジとクーラーを一度に使うと、ブレーカーが落ちるから同時には使わないようにしよう」というようなものです。人間のエネルギーも、それぞれ上限があります。

また、けがをしたり病気にり患したときなどは、基本的に、とても眠くなると思いますが、それは回復と治癒にエネルギーを使うためです。みんなここでしっかりと身体を休めないので、なかなか治らないんですよ!

みなさんもよく耳にするであろう「自律神経失調症」とは、そのどちらか片方ばかりに仕事が集中してしまい、そのバランスが取れなくなっている状態を指します。

自律神経が正常に働いているとき、身体の持つ様々な機能が過不足なく働き、過剰摂取した栄養分は、必要以上に取り込まずに排泄されますし

日々およそ5000個ほど作られている癌細胞は、役目が終わると免疫細胞の働きにより、腫瘍化せずに駆逐されます。

風邪やインフルエンザなどのウィルスが侵入すれば、(身体の機能によって)熱を産生して体温を上げ、免疫細胞がウィルスを排除します。

この時、私たちの身体には、滞りなく滑らかに、エネルギーが流れています。この時、私たちは「健康な状態」だと言えます。

西洋医学では何かと軽く扱われがちな「自律神経失調症」ですが、このように、自律神経が適切に働いていれば、多くの病気が発症することなく、健康な状態で生活することができるのです。


身体は警告してくれる

自律神経がバランスを崩し始めると、私たちの身体は「不調」や「症状」という形でお知らせしてくれます。

ですが、多くは「痛み」や「だるさ」「強烈な眠気」などの『お知らせ』を『不快なもの』として、薬やエナジードリンクなどでごまかしてしまいますよね?


そして、大変多くの方が誤解しているのですが、病気を治すのは薬ではなく、この自律神経の働きによる『治癒力』という、私たちの身体がもともと持っている機能です。

この、治るチカラである『治癒力』を高めるために、お医者さんは「安静にしてね」とおっしゃるかと思いますが、大半の方は薬で症状が和らぐと、安静にするどころか安心してまた身体に無理をさせています。

私たちは長いこと、この不快な『症状』が取り除くことを、病気の治療だと思い込んで、間違った対処をしてきてしまいました。

そう、『症状』というものの本質を知らないまま。


『症状』とは何か?考えてみた

『症状』が病気そのものではないというお話を、上の項でお話ししました。

私たちの身体に『自律神経』という、身体の中で常にバランスを取り、身体の状態を一定に保とうとする器官があるというお話もしました。

それらを総合して考えると、症状というのは身体に『何かしらのストレス』が治癒力を超えてかかった結果現れる、『自律神経がバランスをとった結果の形』であると言えるのではないかと思います。

それがどういうことかというと、表と裏の関係です。

サイコロを思い浮かべてください。サイコロの目は、1の裏が6、2の裏が5、3の裏が4と「どの組み合わせも、合計すると7」になるようにできています。これもバランスですね。

例えば『1の目』が見えているとき、裏には6が潜んでいます。

1に気を取られ、1が嫌だと言って消しても、塗りつぶして見えなくしても、裏には6が残ったままです。

同じように、症状を薬で抑え込んでも、「病気」の原因となった「環境悪化」が消えてなくなったわけではありません。ここでしっかり休養を取るなど、「治癒するための」適切な対応をせずにいると、ジワジワ進行していきます。

「病気」は、身体や精神の中の「環境悪化に対応しようとした結果、現れたもの」です。もとになった「よくない環境」を改善しないと、またほかの形で現れます。


身体は常に生きようとする

「身体」にとっての『最優先事項』は、生存し、遺伝子を残すことです。

「病気で死ぬ」と、よく言いますが、病気が人を殺すわけではありません。病気に至った環境悪化(体内および精神への強烈なストレス)が取り除かれずに持続することで、死に至るんです。

「治癒力」に直接かかわる成長ホルモンや、免疫細胞、運動による熱産生、細胞分裂や代謝で出た老廃物の排出など、身体の機能がスムーズに働くことができない状態が、『体にとってよくない環境』といえると思います。

『病気』という表面の事象だけにとらわれて、環境改善をおろそかにしていると、次々とほかの病気として現れてきます。

十分な睡眠と正しい食生活、自分の心や身体に意識を向ける。身体にとって、精神にとって、快適な環境を選択する。

そのようにして「自分を大切に」していると、自律神経の働きもスムーズになり、治癒力も向上しますし、そもそも病気自体しなくなります。

死んでも魂はなくなりませんが、今回の人生での肉体は、今持っているこの身体だけですし、自我である思考も、この身体が死を迎えると、一緒に消滅します。

せっかくの「今回の人生」なのですから、病気に振り回されず、心豊かに生きたいものですよね?

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