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【ジョージアに住む人たち】刺青と人 漆黒のあぶり-004 2024/02/22

漆黒のあぶりさんに連続インタビューを申し込んだときは、明るくて若い人がジョージアという海外の新天地で連戦連勝するドラマを夢想していたんですが、ぜんぜんそんなことにならなかった。
SNSの裏側では、心を騒がしくしている一つの魂があったのであった。

※このインタビューの数日前に3回目のインタビューしたのですが、内容的にアウトだったため、"003"というナンバリング回は存在しません。

過去インタビュー記事


死ぬって簡単に言うな

qbc:何があったんでしょう?

漆黒のあぶり:私生活でいろいろありました。とりあえず解決?したんですけど。

qbc:良かったじゃない。

漆黒のあぶり:そう、良かったんです。
私、ここ何日か結構メンタルが落ちてると思うんですよ。今になってやっとわかったんですけど、中絶した日(2/19)も近かったっていうのもあったし、書道始めたけど全体的にうまくいかないお金もなくなる焦りっていうのがあって。重なりまくって不安でジタバタって感じで。

漆黒のあぶり:私の好きな人って本当に正直な人なんですよ。そこが良い所でもあり、一番嫌なところでもあったんですけど。「簡単に死ぬとか言わないで欲しい」って言われて。こんな厳しい言葉、普通の人は言わないじゃないですか(笑)
けどその人は、本当に思ったからそのまま言ってるだけで。最初言われたときは「マジかあ」と思ったけど。普通に気持ちが落ちてる人にとって厳しすぎる言葉のひとつだとは思うんですよ。けど、「死ぬなんて悲しいから言わないで」みたいな変に優しいことを言われるよりも、変に相手に依存しないなって。

qbc:なるほどね。

漆黒のあぶり:私、自分の過去とか、昔の経験のトラウマが大きすぎるのと、すごく記憶力が良いので、話すとどうしてもそっちに引っ張られる傾向にあるんですよね。
自分としては消化しないといけないってわかってるのに、あんときどうして自分はこうなっちゃったんだっていう被害者意識みたいな感じになっちゃうときが、どうしてもあって。
なので、未来どうしていきたいかとか、ポジティブな方向に変えようと思って。
確かにしょうがない、考えても考えてもっていうか、しにたいと思ったけど言っててもしょうがないかと思って。どうせ死ぬし。
私は変に明るくすることもやめたし、なんていうんすかね、落ち込むときもある。けどまあいいやみたいな感じになって、っていう感じです。

qbc:うんうんうん。

漆黒のあぶり:だから変に焦らなくてもいいかと思って。
焦ってた理由の一つに、付き合ってる人がこんなんで恥ずかしくないかみたいに思って。でも、そんなん、もういいやと思って。別に貯金がなかろうが仕事がなかろうがニートだろうが、別にいいやと思って。

あとは、ないものはないから、相手から私はこうしてほしいって思われても、できないときはできないし。ないものはないから、炎タイプのポケモンに水タイプの技覚えられないじゃないですか、だから私はこのタイプの技を伸ばすようにした方がいいかなと思ったし。

qbc:うん。

漆黒のあぶり:もう本当最近朝起きれなくて。朝起きれないし夜も寝れないし、それでそんな自分が駄目だみたいな感じで思ってたんですよ。完璧主義だから私も多分、これができてない自分が駄目なんだって思っちゃって、自分でルールをどんどんかけていって、それで自滅するタイプだから。私もできない自分を認めることにして、もう全部だから、フラッシュバックとの戦いも諦めて朝起きれないことも諦めて、寝れないときに寝ようとするのを諦めて、自分を彼女の枠にはめるのを諦めて、強がるのも諦めて我慢するのを諦めました。全部諦めました。

qbc:うんうん。

漆黒のあぶり:この間、おじさんみたいな人にセクハラみたいなことされかけて、私多分めっちゃメンタルそのとき不安定だったから。何かご飯とかくれて。それでのうのうとついて行ったわけじゃないんですけど、普通に喋ってたらマッサージするみたいな流れになって、あれ、これ多分私ワンチャンマインドコントロールみたいにかかってるわって途中で気づいて。
ここで何かあったら本当にやばいなと思って、タイミング見計らって逃げるみたいな感じで。私、昔もそういうことがあって、高校2年生くらいのときに、そのときも家族関係があんまり良くなくて、友達と遊んでたときに、何か宗教関連の何か、いっぱい100項目ぐらい心理テストやった後にカウンセリングを受けて、その人のちょっとした心の闇みたいなところにつけこむような、それで宗教にやるようなやつに、私ハマりかけたことがあって。
そのときのことを思い出して、私今、めっちゃメンタル不安定なのでそこで初めて気づいて、それでやばいなみたいになって。

qbc:ほんと気をつけてね。

漆黒のあぶり:本当マインドコントロール寸前だったんですけど、私そういうときって危機管理能力だけめっちゃあって、マインドコントロールにかかりきれないんですよ。
一瞬かかるんですけど、多分。だからやばいと思って、めっちゃ焦って、すごい気持ち悪くて友達とかに助けを求め、いろんな人に助けを求めて、逃げてきたのが昨日です。
私本当に、私本当によく生きてるなと思うんですよ。

私、大丈夫です。

qbc:いろいろ大変なんですね。

漆黒のあぶり:私、喋ってたら普通に見えるじゃないですか。見えるっていうか、言っても何か元気なんだなっていう感じに思われるけど、多分元気には元気なんですよ。でも引っ張られるときの引力がやばすぎて、もう一気にダーッと畳みかけられる気がどうしてもあって。
だけどそれを変に埋めるわけでもなく、引っ張ってくるわけでもなく、留まれたのが良かったです。

確かに家族関係も良くなかったけど、自分の人生こういうことがあって、つらかったとか、そういうやっぱSNSの発信の仕方じゃなくて、これがあったから今こうだよね、っていう方向に変えていかないと、自分が一生そのままそこで立ち止まれなくなってしまうなって思って。頑張らずに行くっていう方向にしようと思って。
なんて言うんですかね、もう頑張ることはもう無理なので、運がいいことに私はタトゥーを見つけたから、こんだけ没頭して何かができることって、めっちゃくちゃ楽しいし。線、まっすぐ書くのにも飽きてきたから、他のことやり出して。もう12時からぶっ通しでやってました。

qbc:うんうん。

漆黒のあぶり:今16時半ですね。自分の頭の中で、なんていうんすかね、自分がこういう状況だから相手に依存してしまうってのがわかってて、なんていうか、自分の不安とか、解決方法を相手に求めるっていう方向で相手の愛情を確認してしまう節があって、どうしてもそれは良くない。良くないってわかってても、なっちゃうときがある。

けど、自分をさらけ出して、相手が嫌になるんだったら、もういいやと思って。だからこそ、今自分のやることはやるし。私も恋愛で自分のやりたいことのプライオリティが下がるのは嫌だから、っていう感じです。
そこに関してはもう解決しました。もう終わり、終焉って感じです、私の中で。ひと区切りついた。

qbc:タトゥー大事なんですね。

漆黒のあぶり:タトゥーが好きだから彫る。好きだからっていうか、なんていうんですかね、私、たまたま条件が合致したのがタトゥーだっただけで、彫りたいっていうことではなくて、自分が日付を彫ったからとかじゃなくて。ただ自分が得意なことだったからっていうだけです。

qbc:なるほど。そしたら、ストリート書道でもよかった?

漆黒のあぶり:ストリート書道はシンプルに、ずっとやってられなくて。腰とか痛くなるから。タトゥーのほうがかっこいいじゃないですか、シンプルに。ゴム手袋とかして、タトゥーマシン持ってる姿ってかっこよくないですか。いやわかんないけど、私の中で何かいけてるみたいな感じだからですかね。

qbc:まあ、いずれにしろ、私生活は落ち着いたと。

漆黒のあぶり:すきぴに真剣に怒られたから。今までそんなに自分に対して真剣に怒ってくれる人がいなかったし。いなかったっちゃいなかったんですよね、確かに。
人に対して怒るって、多分本当に何か真剣に考えてないと怒れないじゃないですか、怒るの体力いるし。だから、信頼できる、信用はしないけど信頼はできると。

qbc:で、今はタトゥーにどっぷりと。

漆黒のあぶり:そうですね。今日、練習12時からスタートで、家から5分とかで行けるスタジオだから。でもこっち来てやっぱり時間にめっちゃルーズになってて。練習時間ぴったりに来ようとかそういう意志はないし、11時半まではベッドにいて、本当に起きたくなくて。

qbc:どんな生活してるんですか? 夜は何時に寝てる?

漆黒のあぶり:大体、1時までには寝てて。私、歯ぎしりがやばくて。歯ぎしりのせいで今日も5時とかに1回起きて。私、普通に小屋に住んでて、寒いんですよ。
多分、壁とか薄いから寒くて。それもあって多分1回起きて、二度寝して起きて11時半でしたね、今日は。日本で普通に会社員してる人からしたら、これってやばいんじゃないってなるけどこっちで働いてる日本人の人って、わりと同じような生活だから。みんな仕事できる時間に仕事したりするから。

qbc:なるほどね。

漆黒のあぶり:私、自分で言うのもあれなんですけど、本当にやばい、うつみたいなことになっても、鏡見て、今日も自分かわいい、と思ったら結構立ち直れるときがあるんですよ。

だから、自分の鍵って、自分のモチベを上げるのって、例えばネイルを変えるとか、脱毛をするとかで。ワンチャン美容に投資して、自分のモチベーション上げるじゃないけど、そっちに持ってく方向に、私の残った貯金を遣った方が、ワンチャンめちゃくちゃ起動するんじゃないかなっていうふうに、今日ふと思って。
脱毛しようかなと思ったときに、今する話じゃないなって。世間一般的に見たら、いやそんなことやってる暇じゃないでしょ、みたいな。多分自分自身が一番そう思っちゃうんですけど、思っちゃってたんですけど、いや、そうでもないんじゃないかな、みたいな。
どうせ人前に出るっていうか、顔を出すので、そこも大事だなっていう。そういう意味で。

qbc:まあ、それにしても、いろいろあったけど、とことんまで落ちなくて良かったね。

漆黒のあぶり:もっと落ちてもよかったと思うんですよね。大学のときだって、パチンコもタバコもギャンブルも、酒とか、そういう依存できるもの結構全部通ってきたけど、全部依存しきれなかった。恋愛だってそうじゃないですか。

もっとずるずる沼みたいにハマってもいいような状態だったと思うんですよ、私。
全部、そこまで行かないんですよね。今回のおじさんマインドコントロールだってそう。だから、自分はもうそこまで行ききらないんだと思って。

そこには私は自信あります。今までは、自信があるって思っても状況が変わったら落ちちゃってたけど。自分で自信があるってもし言わなかったら、一生そのままで、一生過去に引きずられながらずっと生きていくのは、私は嫌だと思ったから。別に無理に前を向こうとも思わないし、無理に過去を引きずらないっていうこともしないんですけど。
ただ、なんていうんですかね。

ただ、その希望を持つか持たないかで、結構違うなって気づいたので。
笑ってる方がいいじゃないですか。無理にとかじゃないですよ、ヘラヘラしながらでも生きてやろうと思って、そういう感じです。

どうしても、私、たまーに、闇属性みたいなオーラを放っちゃいがちなので。しょうがないんですよ、しょうがない。だっていっぱいそういうことあったから、しょうがないんですよ。しょうがないけど、そういうときもあるよね、みたいな。

けどやっぱベースが明るいのは明るいんだなって思って。なんていうか、なんていうんですかね、無理に明るくしてたキャラだった時期もあったんですけど、本当に明るい自分がいるのも確かなんですよ。
どっちも自分みたいな感じになってきたんですけど。
ただ、私ってめちゃめちゃ運がいいから、ここまで来れたんですよね。

qbc:大丈夫?

漆黒のあぶり:私、大丈夫です。ええ、そんな聞かないでくださいよ~私、そうやって人から言われると不安になっちゃうじゃないですか!だからあんまりそういうこと言わないでください(笑)自分、大丈夫かなって思っちゃう。
私は人から言われたことを100受け取って、とりあえずやってみるっていうのを、自分のスタンスとして生きてきたから。自分で線引きをやっぱりしてこなかったから。人に言われたから自分はこうなのかもしれないって思ってたんですよ。

だから、主張をしたことがなかったけど。いや、自分は自分だからって主張し続けるのって大事なんだなって思って。

漆黒のあぶりSNS

tiktok:https://www.tiktok.com/@jetblack_aburii
書道instagram:https://www.instagram.com/jetblack_aburii
本人instagram:https://www.instagram.com/jetblack_aburii

終わりに

闇属性なんかじゃない、蠢く青春だ!

制作:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

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