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【海士町】卒業間近島前高校生4人

るんたかるんたか春めいてきた今日この頃、いろいろなところで、いろいろな人たちが、いろいろな場所を、卒業してゆきます。
卒業! 私qbc、久しく何も卒業していないな。いやまあ、仕事を変えるってことも卒業ですかね。あるいは人と別れたりすることも、また卒業というのかも。
人生の、いわゆる教訓てやつに、スキマあけておかないと新しいもの入ってこないよ理論あるじゃないですか。古い付き合いを捨てないと新しい出会いはないとか。ずっと持っていたものを整理しないと、新しいものが入らないとか。本もね、本棚に空いているところがないと新しい知識がはいってこないよね、とか。
そういう意味で卒業というのは、終わりなのかもしれませんが、同時に新しいことの始まりも予感させますね。
過日、私たち無名人イン旅ュアーチームは、島根県海士町に訪れ、卒業を間近に控えた高校3年生たちにインタビューしました。島前高校というところは、7割が外部からの島留学生です。今回の4人も、島留学生です。4人にとって、その高校を卒業するということは、同時に。島を離れることです。
だから、ちょっとしんみりムードあるんかな、とちょっとだけ思ってたら、ぜんぜんそ ん な こ と な か っ た !!!!!
目の前の十代はただ、自分の道を進むだけだった!!!!!
ということで無名人インタビューgo!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】
この記事は「無名人イン旅ューin海士町」で実施したインタビューです。
他関連記事は、こちらのマガジンからお楽しみくださいませ!!!!!

今回ご参加いただいたのは 島前高校生4名 です!


(左から、がくとさん、こたさん、あらちゃんさん、りんとさん)

島根県隠岐郡海士町にただひとつの高校、島前高校。
島留学という仕組みで、日本全国から高校生も受け入れていて、島内出身の生徒より、島外からの生徒の方が多いそうです。かつては廃校の危機にもさらされていましたが、今では「通いたい高校」として選ばれるようになった。

そんな高校だからメディアに取り上げられたりもするけれど、そこで学んだ生徒はどんなことを考え、卒業後どんな道に進んで行くのかは意外と知られていないし、友達同士でそういう話をすることもないよね、ということで。高校生活を終えた卒業生が今後どうなっていくのか、卒業式を2日後に控えた島前高校3年生の4人に無名人イン旅ューを決行した。


1 自己紹介「最近何が楽しかった?」

最初にまず自己紹介として、出身地と、海士町で何年暮らしてるか、最近楽しいことからお聞きしました。 

りんと:高校休学して10か国旅した高校生

りんと:
僕は出身が東京で、小学校6年生の時に海士町に引っ越してきました。
一応高校3年生なんですけど、高校2年生の後の1年間、学校を休学して、10カ国くらい旅していたので、年齢的には19歳です。
最近、1月5日から1ヶ月ぐらい旅に行ってたんですけど、ハンガリーのブダペストがめちゃめちゃ綺麗で。国会議事堂がすごくお気に入りでした。
  
ナカザワ:
普段はどんな旅をするんですか?
 
りんと:
普段は、あんまり観光地とかは行かないで、現地で出会う人とか、文化の違いとかを楽しむのが好きです。建物とかをメインに行くことはないんですけど。今回は友達と一緒にいったので、付いていって建物を見たりしました。
 
ナカザワ:
普段の旅は1人ですか?
 
りんと:
普段は1人で旅してます。
 
ナカザワ:
10カ国旅してたっていうのもおひとりですか。
 
りんと:
はい。

(りんとさん)

ナカザワ:
どうして旅に出るんですか?
 
りんと:
旅をしながら出会う人とか、自分の文化や感覚の違いとかに出会って、打ち砕かれる感じが楽しい。びっくり、驚きとか、それを理解する過程とかがすごい楽しい。
ムーミンに出てくるスナフキンが好きで。すごいかっこいいこと言ってるんで、その生きざまに憧れて、旅にはまった感じですね。
 
ナカザワ:
スナフキンのセリフで好きな言葉はなんですか。
 
りんと:
そう言われるとちょっと出てこないですね。
 
こた:
スナフキンって顔もわからないんだけど、あの緑の帽子かぶってる奴?
 
りんと:
そうそう。

これがスナフキン 

あらちゃん:静岡から島根まで歩いて卒業式にやってきた高校生

あらちゃん:
出身は静岡県の掛川市で、島留学で高校生としてこちらに来て、3年間過ごしています。
最近楽しかったことは、ちょっと旅してて、途中で、ダンスパフォーマンスをしてる人たちがいて、そこでいろんなダンスをするんですけど、結構恥ずかしめのダンスなんですけど、みんな一緒に踊ってるのが、けっこう楽しかったというか。説明しづらいんですけど。
 
ナカザワ:
日本の話ですか。
 
あらちゃん:
日本です。
 
こた:
どんなダンスだったの?
 
あらちゃん:
世代がまずはいろいろで、昔流行ってた、セーラームーンとかそういうのを独創的なダンスを作って踊るんですけど、観客たちもできれば真似しよう、みたいな 。ちょっと恥ずかしいんですけど楽しかった。

(あらちゃん) 

ナカザワ:
旅が好きなんですか?
 
あらちゃん:
そうですね、旅が好きです。
 
ナカザワ:
旅のどういうところが好きですか。
 
あらちゃん:
自分の限界を知るというか。いつもと違う感じなので。あの、静岡県からここまで歩いて旅したんですよ。
 
ナカザワ:
え、その旅の話を今してくださってました?
 
あらちゃん:
そうです。
 
ナカザワ:
どのぐらいかかりましたか?
 
あらちゃん:
23日くらい。
 
ナカザワ:
23日!
 
こた:
1日でめっちゃ歩いてたもんね。
 
あらちゃん:
1日30㎞とかですかね。
 
ナカザワ:
どうして歩こうと思ったんですか?
 
あらちゃん  :
テーマが「歩いて卒業式へ」で。半年前に思いついたんですけど。なんか面白そうだなと。いろんな人が注目するんじゃないかなと思って、やってみました。
 
こた:
前は始業式にヒッチハイクで来てたよね。
 
あらちゃん:
そう。りんとと2人でヒッチハイクしたこともあって。それは静岡から島根までの5日間。途中りんとはリタイアしましたけど、僕は最終地点までいって。
 
りんと:
リタイアしたおかげだよ。
 
あらちゃん:
1人しか車に乗れなかったんで、どちらかリタイアしないといけなくて。りんとより早く着きましたよ。でも、フェリーが欠航してたので、結局野宿しました。
前の自由登校期間だったときも1人でヒッチハイクしたので、次は歩いて帰ろうか、みたいな。
 
ナカザワ:
実際23日間歩いてどうでしたか。何を感じてましたか。
 
あらちゃん:
歩くって、考えてないと暇だなって。考えないとただ疲れを感じるだけで。
 
こた:
何考えてたん?
 
あらちゃん : 
将来のことだったり、本当にいろんなことを。
 
ナカザワ:
1日目から23日目って結構期間も経ってると思うんですけど、考える内容とかは変わってくるんですか。
 
あらちゃん:
最初はゴールのことばっかり考えてたんです。
でもなんか、全然進まないっていう現実があって。だから、あんまり考えないようにしてました。あとはやっぱり卒業式なので、3年間の思い出とか振り返りを考えてたりとか、次の旅は何にしようかなとか。面白い企画あるかな、みたいなことを考えてました。
 
ナカザワ:
実際やってみて反応はあったんですか?
 
あらちゃん:
2つ新聞に載らせてもらって、ネットニュースとかにも取り上げられました。

その記事のひとつ

ナカザワ:
どういった経緯で取材を受けたんですか?
 
あらちゃん:
同級生の友達のお父さんが面白い子いるよって新聞に情報提供して、そこからですね。
 
ナカザワ:
どこ歩いてるかわかんないわけじゃないですか。それを探し出して、取材されるんですか。
 
りんと:
一応待合わせ場所を決めて。
 
がくと:
明日までにはこの辺につきますみたいな?
 
こた:
修行やん。
 
ナカザワ:
実際出てみて周りから反応はありましたか。
 
あらちゃん:
そうですね。同級生の保護者が結構見てたらしくて。
 
こた:
親が一番盛り上がってた。ここまで来たぞ、みたいな。
 
あらちゃん:
一応生存確認含め、Instagramのストーリーでいろいろ旅の思い出だったり出来事だったり載せてましたね。

こた:島前高校に入りたくて海士町に引っ越した高校生

こた:
奈良県出身で、僕は高校1年生のときに奈良県の高校に通ってたんですけど、高校2年生に上がるタイミングで、1年間の留学制度を使いました。
そもそも最初から島前高校に行きたかったんですけど、面接で落ちちゃったので、ちょっとリベンジしようと思って。本当は、高校3年生になるタイミングで帰らなきゃいけないんですよ、留学制度なので。
1年間っていう契約で、向こうで得たものを奈良に持って帰ってきてね、って言われて行ってきたんですけど、帰りたくなくなっちゃって、住民票を移してこっちに転校しました。
だから、今は寮じゃなくて、島に住んでる島内生です。
 
ナカザワ:
今はどうやって暮らしてるんですか。
 
こた:
本当は1人で暮らそうと思ったんですけど、同じタイミングで妹が私も行きたいって言い出して、妹と俺が行くんやったらってことでお母さんが一緒に来て、お父さんが今1人で暮らしてます。逆単身赴任みたいな。多分近所の人から夜逃げされたと思われてると思う。
最近あった楽しいことは、公園で、友達と木の棒とボールを探して野球をしたことですね。2時間ぐらいずっと野球してました。
 
ナカザワ:
ボールにできそうなもの、ありました?
 
こた:
落ちてたテニスボールで。
 
ナカザワ:
ボールがあったんですね。野球はよくやるんですか。
 
こた:
いや、ちょうど野球の話で盛り上がって、今オリックスが強くて、中日弱いよねみたいな。そういう話してたら、野球したいねって。でも誰も何も持ってないから、山に取りに行こうって言って。探すのも楽しいし、やるの楽しい。

まだ公園でいっぱい遊べる心を持っててよかったなって思って。
みんな遊ぼうって言ったらご飯食べるとか、なんか、だんだん何かやることがつまらなくなってるなと。昔は鬼ごっことかして遊んでたのに、そうやって落ち着いて行くのが嫌だなと思ってたから、自分でそれがちゃんとできてて、なんか、よかったって思いました。幼い心というか、少年の心をまだ持っている自分でよかったなと。

(こたさん)

ナカザワ:
少年の心を持ってるなっていうのとか、遊びがつまらなくなったというのは、どういうきっかけで思ったんですか?
 
こた:
そもそも、子どもっぽい大人の人が好きで。島前高校とかで、自分が言ったことに対して、それ面白いねって興味を持って話してくれる人に出会って、こんな大人の人になりたいと思ったんですよね。
周りにいる大人の人って、大人の人であって、自分とは違う歳を重ねた人。僕は子どもで向こうは大人だと思ったんですけど、そこを緩くしてくれる人がいて、そんな人になればいいなと。

ナカザワ:
なるほど。

こた:
なんか大人ってちょっとつまんなさそうというか、子どもの方が楽しそうじゃないですか。だから、子どもがいいなと思って。自分もこの先、年を重ねるうえで子ども心とか忘れたくないなって思って生きてる。

だから、歩行者専用道路の端っこってちょっと盛り上がってたりするじゃないですか。
小学生はあそこを全員歩くんですよ、絶対。だから僕もあそこを歩くようにしてる。意識的に。これの楽しさを忘れちゃいけないと思って。
ちょっと恥ずかしいけど。子どもたちは普通に歩いて行ってるから、俺だけやったかな、これしてたの、って(笑)そんな感じです。
 
ナカザワ:
1年間奈良で高校生活を送っても、やっぱり島前高校に行きたかった理由はなんですか。
 
こた:
そうですね。めちゃくちゃ憧れてて。そもそも、オープンスクールに行ったときに島前高校、これはすごいぞと 思ったんですよね。先輩がもうキラキラしてて、もう全然、他の高校と比べ物にならんって思って。
で、頑張ったんですけど、落ちちゃって、奈良の学校に通うことになったんです。落ちた当時は、落ちたことは仕方ないから、その当時、ちょうどバレーボール、「ハイキュー!!」が流行ってたので、俺はバレーボールに青春3年間注いで、絶対に誰にも負けないぐらい楽しんでやろう、って思って、バレーボール部のある高校を探して、奈良県の高校に通ったんですよ。
入学してから、部活届にバレーボール部入りたいですって言って、職員室に持って行ったら、今年バレーボール部なくなったよ、って。
 
ナカザワ:
なるほど…。
 
こた:
それで、その後も頑張って、部活を作ろうとしたり、女子バレー部に入れてくれとか言ったり、頑張ったんですけど結局叶わず、だから、もう逃げようって思って。
最初はもう本当に自分の高校が嫌だったから逃げたんですよ。

でも、こっちに来てから、逃げたことに関して考えることも多くなって。島前高校だとみんな何かに挑んでたり、目標を持って前向きな人がすごい多いんですよ。
俺はこれをしたい、私はこれをしたい、そのためにこういうことをしています、みたいなことを考える人がいっぱいいる中で、俺はそこから遠ざかってるというか。目的があったわけじゃないですけど、逃げちゃったっていう意識がずっと強くて。最初のころはちょっと、自分が恥ずかしかったり、他の人と比べて何か劣ってる気がしてたんですけど、一緒に2年間やってきて、いや逃げるって素晴らしい選択だということに気づいて

一旦逃げることによって自分がそのときどんな状態だったのかとか、どうすれば良くなってたかもしれないっていうのを、落ち着いて考えられるから、それもまた前向きな選択の一つだったんじゃないかって思うようになって。
休憩することとか逃げることが、肯定的で、ポジティブで、素敵な選択の一つなんだなっていうのを勉強しました。
 
ナカザワ:
それは、島前高校で時間を過ごす中で気づいたんですか。
 
こた:
そうですね。逃げたくて逃げて、でもなんかそれだけだと、逃げただけの人の話になっちゃうから、気づけて良かったなと思っています。

がくと:芸大教授の買い物センスに感動した高校生

がくと:
出身は鹿児島県で、普通に島前高校に入学して、そこで3年間過ごして今卒業間際という感じです。
楽しかったことは、この前、京都の村上隆のもののけ展っていう芸術展に行ったことですね。
大阪に住んでる同級生の友達の家に泊まって一緒に行ったんですけど、京都芸大の教授の方も一緒に行くことになったんですよ。僕のお母さんが京都芸大の教授の方と繋がりがあって、京都に行くって伝えたら、じゃあ一緒に行こう、と。
その先生と一緒に、観光したりもののけ展の展示を見に行ったり、いろんなところを回ったんですけど、それはすごい印象的でしたね。
 
ナカザワ:
一緒に行って何が特に印象に残ってますか?
 
がくと:
その先生と、その先生のデザイン会社の社員も一緒に来たんですよ。
 
ナカザワ:
他にどなたと一緒に行ったんですか?
 
がくと:
先生と、その先生のデザイン会社の社員さんと、その先生の奥さんですね。先生の奥さんも京都芸大の先生の生徒で、本当に芸術一色の方々。それに、僕と友達で行ったんですね。

(がくとさん)

がくと:
展示会にも行ったし、あとは買い物にもたくさん行ったりしたんですけど、その買い物で選ぶ服とか、物とか、そのセンスが僕にとってすごく新しくて。色味とか、僕とは全く違う角度で選んでいて、こういうのもありなんやな、と。
なんていうんだろう、まったく違う世界観を見てる感じがして。
靴下とか、SOUSOUっていう京都のブランドに行ったんですけど、もう何百色の、いろんな色・柄の靴下の中から選んだものを見て、いいなと思ったり、こういうのもありなんだなと思ったり。新鮮な経験でしたね。
 
こた:
友達が選んでいるのと、その人が選んでるのは違うの?
 
がくと:
全然違う。タイプが違う感じがする。良い悪いとかじゃなくて。
センスって、洗練されていくものもあるけれども、根本的なものはまた別個にあると思ってて。1人1人のセンスって。
だから極めていけば同じものにたどりつくっていうものじゃないと思うので。芸大の先生とその奥さんでも全然違ったし、自分とその友達でも全然違ったし。
だからその洗練されていく度合い、色の感覚に対する、なんだろう研ぎ澄ませ度みたいなのはちょっとわかったりもするんですけど、根本的にあるものが全然違うなと思って。その先生のセンスはいいなと思いました。
 
ナカザワ:
普段からそういうのを見るんですか?
 
がくと:
見ます。めっちゃ好きです。絵描くのも好きだし、創作物を作るのも好きで。色とかは普段からすごくこだわってますね。
一般人というか、家族と行くのの100倍楽しかったです。

2 未来「来年から、何をする?」  

がくと:エコビレッジを作りたいし、(マインドは)一揆を起こしたい

がくと:
来年からは東京の農業系の大学に行きます。自分が今興味あるのが芸術・アートと、あとは食なんですね。ご飯、農業、第一次産業が僕の中では大きくて。
食に興味を持ったきっかけは、ここに来たこともそうだし、地元がめっちゃ田舎なんですよね。そこで農家さんたちがたくさん飲み会をしたりとか、一緒にお手伝いをして、農作業を手伝ったりみたいなことを小さい頃からしてました。
こっちに来てから、週1ぐらい、岩ガキの養殖をされてる山下さんっていう方のお手伝いにずっと行ってて。
その経験から、やっぱり今からの時代、食とか農業は固いなって思ったのと、食とか食べるっていう消化するっていう行為は、人間が生きていくために必要なものだから、それをデザインしていくとかそれに対して自分がこだわりを持って生き抜くみたいなことに魅力を感じます。
第2次産業みたいに、何かを加工するとか、既存のものを形に残すっていうよりも0、何もないところから、ジャガイモを作ったり、漁業はそういった意味では違うかもしれないけど、魚をとってそれを売るみたいなことにすごく男らしさとか、生きるかっこよさを感じて、農大に行きたいなって。
あと芸術っていうのはもうずっと興味があって、何か表現するっていうことにすごい楽しみがあるし、人と同じことがあんまりしたくないので、自分がこの人生で何をやり遂げたいかって思ったときに、ちょっとアーティスティックな考え方をしてみたいっていう願望があるので、そこの二つの交わるところとして、今はエコビレッジにすごく興味を持ってます。
 
ナカザワ:
エコビレッジですか。
 
がくと:
ヨーロッパ、デンマークとかで有名なんですけど、今流行りのサスティナブルというか、循環させる、ゴミを出さないようするとか、食品ロスを減らしたり、そういうあり方を目的とした集団だったり街なんですけど、それをもうちょっとたくさん見て、日本バージョンの本格的なものを作ってみたい、その中心にいたいっていうの思いもあります。今のところはそんな感じです。
 
ナカザワ:
食に対して関わりたいのは高校入る前から思っていたことなんですか。
 
がくと:
いやこっちに来てからですね。
発酵にすごい興味を持ったんです。発酵っていうのは、酵素を体に取り入れて、自分の消化器官を消化液を使わずに、少しずつ人間の中に取り込む、消化する方法。それをもっとたくさん使えば保存食にもなる。
やっぱりエコビレッジを日本でやるんだったら、ところからこだわりたいなと思うし、保存食品とか酵素とか麹とかいろんなものを使ってるから、それをデザインする、自分たちの目に届く範囲で一から作る。それをコミュニティ内で回していっていければあれば面白いなと思うんです。一つの社会活動になるなと思って。
 
ナカザワ:
そのための農大。
 
がくと:
そうです、醸造学科っていうのがあるんですよ。でも僕理系を取ってなくて、醸造学科には入らないんですけど。
 
ナカザワ:
あれ、農大って理系ですよね?
 
がくと:
そうなんですよ、でも、文系でも入れたんです。
勉強したくないなと思って、ちょっと楽をして文系を取ってしまって。そしたら理系が必要だったから、文系でも入れる国際農業開発学科っていう、そこもまた面白いんですけど。
自分の母親も農大だったから、そこの繋がりを使いつついろんな人脈を広げていきたいなっていうのもあります。
あ、将来の夢、というか小さい頃の将来の夢は、一揆の首謀者とか。レジスタンス。ヒッピーとか社会運動とか、すごい興味があります。
 
ナカザワ:
なるほど。がくとさんのこういうお話、聞いたことあります?
 
りんと:
全然ないですね。
 

こた:「人ってどうやって成長するんだろう」にキャンプを通して向き合いたい

こた:
僕は高校を卒業したら、兵庫県の大学に行きます。学部名が環境人間学部っていうんですけど、環境人間学部ってきいたら、自然環境とか地球について勉強するのかなと思ったらちょっと違うんですよ。
説明が難しいんですけど、どっちかというと人間科学寄りの勉強ができますという学部で、人というものを軸に、いろんな学問分野から人を見てみましょうっていう。だから授業は心理学から建築学科まで本当にいろんな勉強ができるんですよね。
で、何でそこに行きたいかって思ったかっていうと、僕、キャンプが大好きで。
もう小学4年生から、カレーを作ろうとか、みんなでテントに泊まってみようみたいなちっちゃいやつから、無人島に1週間行って暮らしてみよう、みたいなキャンプまで、本当にいろんなキャンプに行っていて。高校生になってからは、キャンプの参加者の子たちを見る、スタッフとして参加させてもらったりして、いろんなキャンプの関わり方をしてきたんですよね。その中で、自分を作り上げたとか、自分を成長させたのがすごいキャンプだと思っていて。

ナカザワ:
なるほど。

こた:
今までずっとキャンプしてて、キャンプが好きで、キャンプで自分ができてきてるんだって思ったときから、ちょっと見方を変えてみて、キャンプはどうやって自分に影響を与えたのか、どういった要因によって、人に成長を与えたのかとかっていうのが気になり始めて。

(がくとさん・こたさんの話を聞くふたり)

こた:
ここでまた別のキャンプにも手を出したんですね。海士町で教育委員会がやってるキャンプ。別の島にここの小学生たちを引き連れて行くキャンプだったんですね。
僕が今までやってきたキャンプっていうのは一緒に楽しんであげて、その子たちが楽しい思い出を作れるようにするというか。スマホも、電気もない。雨が降ったらもう全部雨に当たっちゃうみたいなところで生まれる人同士の繋がりみたいなのを結構大事にしてたなってイメージがあったんですけど、町でやったキャンプは、もう全く触らないんですよ。子どものこと。
こんなキャンプもあるんだと思って。最初はびっくりしたんですけど、このキャンプを通して、参加者たちはどう変わっていくんだろう、って思ったんです。それまで、キャンプはこういう面があるからこういうことになっていくよねっていうのが仮説としてあったりしたんですけど、そのキャンプは一体どうなるんだろうと思って。
そしたら、放っておくことで、子どもたちは勝手に面白さを見いだしていくし、絶対自分でやるんですよ。人間と人間が、いわば、自由な状態でいると欲望がぶつかったりして喧嘩とかになったりするんですけど、それも放っておく。もちろん殴り合いとかになったら止めますけど、あえて触らないことで、自由と自由がぶつかる中で、人との関わり方を考えなきゃいけないのは成長のきっかけになるし、誰も何とかしてくれないですから。

キャンプって教育的な効果があるなと思ってたのに、キャンプによってもその効果の違いがあると思って。
つまり、手段から効果が変わる、これは面白いと思ったんで、大学でその人間が成長する場所について勉強すれば、もっと面白いキャンプ作れるんじゃないかなって。なので僕は多分キャンプに携わる仕事か何かに関わってると思います。まだ全然未来は見えてないんですけど。
人がどうやって成長していくのかとか、人がどういうときに弱っちゃうのか、みたいな勉強をして、本当にいろんな授業から、自分が持ってる「人ってどうやって成長するんだろう」っていう大きなものに向かって、やってみたいなって思ってます。
 
ナカザワ:
こたさんにとってのキャンプっていうのは、アクティビティではないんですかね。
 
こた:
そうですね。そこもちょっと難しくて。例えば息子がいたとして、僕はキャンプすごく素晴らしいと思って、その子を成長させるためのキャンプを作ったら、多分面白くないんですよ。
 
ナカザワ:
なるほど。
 
こた:
「こういう目的があってこういう効果が期待できるから、こういうキャンプにしよう」って言っちゃうと、なんか多分面白くないんです。それだと学校とそう大差ない物になっちゃうんじゃないかなって。
遊べる自由はあるけど学びがないかもしれない場所、と、教育的であること、このバランスっていうのを勉強しなきゃいけないなっていうのは問いの一つだと思います。本当にただただ楽しいだけかもしれないものと教育的かもしれないもののバランスを上手に見つけたいなって。
 
ナカザワ:
キャンプって楽しいだけじゃないかもしれない、っていうのは自分の中でどういうきっかけで考えるようになったんですか。
 
こた:
それこそ高校では振り返る時間が多くて。自分にとって選択の分岐点になったときを振り返ったときに、僕は例えばすごい冒険が好きで、新しいものに飛び込んでみるとか、知らないものに触ってみるとかが好きなんですけど、それってキャンプで得られた価値観だなと思って。やっぱり最初って何をするのも怖くて、臆しちゃうようなところがあるんですけど、それこそ、変な踊りとかキャンプでするんですよ。キャンプファイヤーとか。
 
ナカザワ:
たしかに、ありますね。
 
こた:
あれって、最初は恥ずかしいんですよ。みんなの前で踊るとか、自分を表現するのってちょっと恥ずかしいけど、一歩越えたら、めっちゃ楽しいんですよ。
なんかそういう経験がキャンプの中でいっぱいあって。火をつけてみるとかから、知らない人から話しかけてみるとか、自分がまとめてみようとか。そんな中で、どんどん新しいものに飛び込んだ方が、きっと素晴らしい、また別の新しい経験を得られるっていうのを学べたっていうことに気づきました。 

あらちゃん:独学で映像を勉強して冒険の旅にでるような人生にしたい

 
あらちゃん:
僕は映像だったりとか、カメラ関係の仕事に就きたいなと思っています。最初は旅の記録としてカメラを始めようかなって思ったのがきっかけで、1年前からカメラを持って、いろいろ勉強して。いつの間にか、旅と同じぐらいの思いでカメラが好きになっていたので、カメラ関係の仕事に就きたいなと。
 
カメラを持つ前から、スマホとかでもいろいろ、一般人と同じぐらい記録はしてたんですよね。でも今回600キロを旅した中で、2,3件、旅してる雑貨屋さんのところに寄らせてもらって、旅を仕事にしている人が実際にいるっていうことを発見して。
旅して何か買ってきて、それを販売するっていう仕組みというか、そういう場所が2軒もあって、しかもしっかりにぎわっていて、成り立っているっていうことを知って。旅して生きていけることもあるんだな、と。それで、今は旅への思いも急上昇しているところです。
大学には行かずに独学で映像の勉強しようと思っていて。
映像の大学とかは結構あるんですけど、専門学校にはお金払ってまで行きたいとは思わなかったのと、映像やってる知り合いの方々がほとんど大学とかじゃなくて、中卒とか高卒の人なんですけども、数年でお仕事をもらえるようになったという話も聞いて、やっぱ技術の世界っていうか、一つの芸術の世界だなと思って、狭き門ではあるんですけども、自分もやりたいなと。
 
ナカザワ:
実際の暮らしとしては、イメージあるんですか?
 
あらちゃん:
実家でちょっと映像だったり編集を学ぼうかなって。定期的に旅しながら映像に残して走っていきたいなと。
 
ナカザワ:
ちなみに、島前高校って進学する人が多いんですか?
 
こた:
ここ数年で、すごく多くなりましたね。
 
りんと:
8割くらいじゃない。

ナカザワ:
じゃあ進学しないのは少数なんですね。他の選択肢もあったんですか。
 
あらちゃん:
進学しないことに、迷いはないんですけど、不安はやっぱりあって。学歴社会の中で生きてくことになるので、そういう不安はあるんですけども、大学行って普通に一般就職っていうのは自分は望んでない人生なので。
それは逃げるというより、自分に嘘をついてることになるんで、やっぱり自分のやりたいことに突き進んで、それで失敗しても別に周りは笑うかもしれないけど、自分としては後悔なく、生きれるのかなと。大学行かないのにオックスフォードUniversityのTシャツ着てるんですけど。姉からもらいました。ちょっと嫌がらせですね(笑)

(オックスフォード大学のロゴ入りTシャツ)

ナカザワ:
ご家族はどんな反応だったんですか?
 
あらちゃん:
兄弟は上に2人いるんですけど、みんな大学行ってて、1人は就職してるんですけど、親はちょっと心配しつつも、なんか、どうなんでしょう。
性格が結構ポジティブというか、なんでも楽しめるので、それは両親がわかってると思うんです。何とかなるだろう、みたいな。不安ではあるけど。
 
ナカザワ:
そういう選択をするっていうのは、その子の高校に入るときと入る時は思ってたことですか。
 
あらちゃん:
スナフキンじゃないんですけど、僕ONE_PIECEっていう漫画、アニメにはまってて。冒険少年漫画なので、基本的に主人公のルフィっていうやつがいろんな島巡りながら仲間を集めながら、冒険していくっていう話なんですけど、そういうのに憧れちゃって。
自分が主人公のルフィで、旅しながらいろんな人に出会ったりとか、そして過酷で、だけど信念は変えずに夢を常に持ってて、そういうことにめっちゃなんか憧れちゃったんですね。それで旅とか冒険とかが好きになった。僕は、お金をかける旅じゃなくて、制限される旅が好きで、今回の旅も、ちょっと野宿したりとかしながら、できるだけ抑えて、食事も、フルグラとか、高いものじゃなくて。
 
りんと:
フルグラってちょっと贅沢じゃない?
 
あらちゃん:
フルグラが、1袋3000キロカロリーあって。
 
こた:
それで何食いけるの?
 
あらちゃん:
一袋で1日。一日で3000kcal、大体消費するんですよ。
1日で食べることはなかったですけど、そのぐらいのカロリーなんですよね。あとは結構いただいたりとかするので。
プロテインも持ってたんで、それでタンパク質OK。野菜は野菜ジュースで、飲み物にもなって。あと、炭水化物。
2万円を20日間で想定してて1日1000円だったんですけど、実際はいろんなものをいただいたりとか泊まらせていただいたりとかご馳走していただいたりとかで、1万3000円ぐらいで抑えられて。宿泊費は、ちょっとだけ本があるところに泊まったんで、そこがちょっと5000円ぐらいで高いんですけど、他はあと快活クラブとか。本当は高校生が深夜いちゃいけないんですけど、でも6000円とか。そういう過酷な旅ですね。
 
ナカザワ:
ルフィになりたいっていう感じとは今の進路はそんなに離れては、ないんですかね。
 
あらちゃん:
そうですね、ずっと何かどこかでは、道が決まってたのかもしれないです。
 
こた:
金欠ルフィだけど。
 
ナカザワ:
ルフィってお金あるんですかね。
 
あらちゃん:
どうなんですかね。 

りんと:スナフキンみたいな流れ者になりたい 

りんと:
4月から秋田にある大学に進学します。学科も学部も1つしかないけど、3つの領域を専攻するみたいな感じで。どれを専攻するか忘れちゃったんですけど、僕は8年ぐらい海士町で、海が身近なところで育ってきて、年々海洋ゴミがすごい増えてるっていうことに気づいて、海洋ゴミ問題を解決したいなと思うようになって。
それを解決するには、拾うだけじゃなくてまず海に入れるのを止めないといけない。毎年800万トンくらい増えていて、世界的な協力が必要だったりとかっていうのがあって。

(あらちゃん・りんとさんの話を聞くふたり)

りんと:
それでその大学になんで行くのかっていうと、あんまりつながらないんですけど、5月ぐらいに、たまたまその大学を見つけて、受験してみたら受かって。大学に行くには将来やりたいことがあってそのために大学に行くって言うのを言えないと受からないので、そのために考えたていら、海洋ごみって言うのが思いだして。それをじっくり考えてたら、本当に解決してみたくなって、今はそれが本命なんですけど。
大学卒業してからまだ、本当にそれを実行するかって言われるとまだ100%ではないですし、4年間で何があるのか、将来何をやるのか、何もわからないですね。
 
ナカザワ:
りんとさんはどんな人になりたいですか。
 
りんと:
そうですね、スナフキンですかね。
学校で年に2回ぐらい進路調査があるんですけど、それに毎回スナフキンになりたいって書いてたんですよ。進学先を書くところに。
スナフキンに憧れがあって。旅もそれで始めたし、旅をしながら生活をしたいなって思っていて。僕は勝手にそれを漂流旅って呼んでるんですけど、1年間ぐらい各国に住み着いて、1年経ったら、違うとこに行くみたいな生活様式で、移動しながら旅をするみたいな。遊牧民的な生活をしてみたいと思っています。
 
ナカザワ:
ちなみにスナフキンになりたい、に対して先生は何て言うんですか?
 
りんと:
あんまり先生と仲良くなくて。それに対する先生からの返事はないですね。
 
ナカザワ:
さっきも同じようなこと聞いちゃったかもしれないんですけど、スナフキンのどんなところに憧れますか。
 
りんと:
ムーミン谷っていうところがあって、そこに、スナフキンは春になると帰ってくるんですね。冬になると温かいところにいくんですけど、その流れ者みたいな、漂流してる感じがすごいわくわくして。ずっと同じところに住み着いてるって言うのは、僕あんまり好きじゃなくて。まず大学に行くかもわかってなかったんです。4年間、場所と時間を固定されるのがすごい嫌だったので。季節に合わせて、生活してるとか、旅をしてるがすごいかっこいい、キラキラしてるなあって思ったんです。
 
ナカザワ:
確かに、大学は4年間は場所と時間が固定されるものですね。
 
こた:
逆にそれが安心とかは俺は思ってたんだけど。高校出た瞬間に、社会的なルール以外の、しなければならないことがなくなるやん。それが逆に怖いなと思っちゃって。
言い換えれば自由だけど、自由すぎて。
 
りんと:
自由すぎて不自由かもしれない。
 
こた:
うん。大学に行くの、行かへんの、っていうこともあるけど、どうするんやろうなと思ったときに、もうちょっと、守られたいなって思って。
 
あらちゃん:
自分で時間を縛るみたいなのってめっちゃ難しいよね。
 
こた:
なんかその4年間に対する考え方がちょっと違うんやな。縛られてるのは確かにそうだね。
 
りんと:
1年間の留学っていうのが卒業の要件になってるので、留学しないといけないんです。
 
ナカザワ:
なるほど、2年生まで秋田にいて、1年外に出れば縛られるのは3年で済むってことですね。

まとめ

(笑顔の4人 卒業して何年後とかに笑顔でまた集まってほしい)

ナカザワ:
あっという間に時間がすぎてしまったんですけど、最後に言い残したことでもいいし、今日の感想でもいいし、逆に誰かに聞きたいことでも、何かありますか。
 
あらちゃん:
お金がなかったら助けてください。

ナカザワ:
(笑)
 
こた:
旅は、やっぱり何かちょっと冒険と繋がるところがあるなと思ってるから。時々一緒したいなって思ってて、卒業後はりんとと一緒に20日間ぐらいインドに行こうと思ってて。
 
りんと:
1人でもいいのに。
 
こた:
そんな勇気は出ないから。
 
がくと:
お金どうしてるの?
 
こた:
お金キツキツで。一番安い飛行機探して。ちょっと旅についての享受、受けたいなと。いや日本でも別にいいんやけど。
そういうの、一緒にやりたいなとは思うし、あとは自分も知らないとこに行ったりするときに、記録として残ってた方が嬉しいから、だから、結構、先生みたいなとこあるなって思ってるんで。
あと俺将来米作ろうと思ってるから、がくとそんときは助けてな。
 
りんと:
エコビレッジは、デンマークにあるSvanholmがおすすめ。
 
がくと:
そう、それ行きたいんだよ。
 
 
こた:
デンマークは行った国の中で一番良かったって行ってたよな。
 
りんと:
そうそう、3ヶ月滞在して、一番番良かったよ
 
こた:
住みたいな、エコビレッジ。
 
りんと:
がくとが作ったら、そこに住むかもしれない。
 
こた:
で、あらちゃんは旅してなんか持ってきてくれる。
 
あらちゃん:
癖のあるメンバーだね。
 
こた:
そうやね。4分の3先生と仲悪いし。
 
がくと:
あ、あと人に使われるような人生は嫌だなって思ってます。
 
こた:
起業するとか。うーん、サラリーマンは死んでも嫌ですよね。
 
がくと:
どうする?サラリーマンになってたら。
 
こた:
別にサラリーマンになったら、(がくとは)一揆起こそうとしてるでしょ。

(ナカザワ越しの4人)

あとがき

4人の高校生を前にして、素直に、「このまちの高校生はすごいぞ」と思いました。

一人ひとりのユニークな経験談とか、そういうのももちろんとっても面白いんですけど、なんでこんなに面白く感じたかというと、4人とも、自分が考えていることを自分で言葉にして発する、ということを自然にやっているからなんです。
僕はこういうことをやってみたい、なぜなら…、という発話が習慣になっているから、インタビュアーが質問する必要はほとんどありませんでした。

「人は誰でも素晴らしくおもしろい」のは間違いないんですけど、それが他者に伝わるのってやはり表面に出たとき。
そういう力を持っていることはやはり、強さなんだと思います。

実は無名人イン旅ューでは、他にも普通の形式で島前高校生にお話を聞いているんです。
無名人インタビューが海士町行くよ~、と記事を出したところ、来るならぜひ自分たちの話も聞いてほしい、とご応募いただき、このインタビューが実現しました。こういう勢いも、彼ららしいなと思いました。

シンプルに、この高校生たちはどんな大人になっていくんだろう、と。
5年後、10年後とかでまた「今何がおもしろいですか?」って聞いてみたいですね。

この記事でしゃもじを振ってくれたのも、ここでの出会いがあってこそ。

ご参加いただき、ありがとうございました!

【インタビュー・編集・あとがき:ナカザワアヤミ】

#無名人インタビュー #インタビュー #この街がすき #一度は行きたいあの場所 #海士町 #離島 #無名人イン旅ュー #無名人イン旅ューin海士町

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