見出し画像

日本の当たり前の中で生きているけれど一歩外に踏み出せばもうそれは当たり前じゃなくなって、新しい価値感や新しい当たり前が生まれてくる。人

これからつまんないこと言うかもしれないんだけど、「当たり前」というのは、人間の生きるための便利機能の一つで、これがなきゃないで、苦しみ。
常識、普通、という概念も、便利機能、だと。
だって考えてもみなさい。例えばお風呂上りに牛乳を飲むときに、腰に手をあてて飲む人がいる。それに対して、なんでだろう? と思って、なんで腰に手をあてて牛乳飲むんですか? と聞く。そうしたら答えは「だってお風呂上がりの牛乳は腰に手をあてて飲むのが当たり前だから」と言われる。それに対して、いちいちなんでですか? って聞いてたら、時間かかるでしょう。しちめんどうくさい。
そういうことです。一事が万事、質問しまくってたら、時間が足りないんです。だから、普通、当たり前、常識、で処理する。そう、情報処理の方針ですね。
これは、生きることで考えると、闘争か逃走か判断機能がありますね。何か知らないものに出会ったときに、相手が自分より強いか弱いかをとっさに判断して、戦うべきか、逃げるべきかを判断するっていう。これも、何か脅威にであったときにどうするかという一連の行動を取り決めた処理セットです。
だから、当たり前があることは当たり前。人間だもの。普通、常識があること自体は悪くない。
そうですね。だから悪いとすれば、ある一定の環境下で通じていた当たり前を、別の違う環境でも使ってしまう、ということですね。時代が変わっているのに、昔と同じ当たり前を使っているから、とかね。
てか、まあ、忙しいね人間は。あああ。
と思う2024年4月18日12時31分に書く無名人インタビュー739回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは アミダ寛子 さんです!

年齢:30代後半
性別:女性
職業:カナダで介護士


現在:その経験はかなり自分の中では、なんか根拠のない自信なんですけど、なんか自信に繋がって。私もうこれ、ここを乗り越えられたからどこでもサバイブできるわっていうふうに思いましたね。そのとき。

さあや:
ひろこさんは今何をしてる人ですか。

instagram:https://www.instagram.com/piroko26/

ひろこ:
今は、パートタイムで介護の仕事をしながら、育児だったり、あとはちょっと家でできる在宅の仕事をしています。
メインがやっぱり育児になってしまうんですけれど、今は子供たちが2人いて保育園に行ってるので、この時間をちょっと在宅に充てたりして。カナダでのパートタイムの介護の仕事は、本当になかなかシフトに入れなくて。本当に週に1回働けたらいい方かなっていう感じでやってます。

さあや:
在宅の仕事っていうのは、どういったものをされてるんですか?

ひろこ:
一言で言うとネットワークビジネスなんですけれど。サプリメントをみんなにPRしたり、スキンケアをPRしたりといった。そういうのをSNSを通してPRしていく仕事をしてます。

さあや:
それはそのカナダに来て7年目ということなんですが、いつから今のスタイルというか生活ですか?

ひろこ:
在宅の仕事を始めたのは本当に最近なんですけれど。でもコロナ以降本当に家にいることが多くなってしまったので、子供たちが保育園行くまではずっと家で子育て。引きこもって子育てっていう感じで。
本当にあの頃はずっと家の中で過ごしたり、行っても近くの公園みたいなことが多くて。でも、そこから子供たちをどんどん保育園に行かせるようにして、私にも時間を作って。で、開いた時間に家で出来ること、あとは、カレッジに行って介護の資格を取っていたので、その介護の資格を生かせるようにと思って、それでそうですね、今のスタイルになりました。

さあや:
今のこのスタイルは気に入られてますか?

ひろこ:
気に入ってますね。結構楽しんでやってます。在宅の仕事も、介護の仕事も、
あと育児もですね。子供たちが保育園行くようになって本当に自由な時間が増えたので、
その自由な時間にいろんなこと、ジムに行ったりもしてますし。あとは自分の好きな、お気に入りのサプリメントだったりとかをPRできるので、すごく楽しんでやってますね。
あとはもう少し介護の仕事を増やせたらいいなと思うんですけれど。私の夫が仕事を二つ掛け持ちしてるので、ちょっとなかなか自分の働きたい日に働けない、みたいな状態が続いてたんですけど。それを在宅で埋めることができたので、よかったなと思ってます。

さあや:
在宅のお仕事は、特にどんなところが楽しいっていうのを教えていただけますか?

ひろこ:
気に入った使ってるサプリや化粧品の写真を撮って、それをちょっと加工したりして文字を打ったり、リール動画作ったりとかもしてるんですけど。そういう作業が本来好きだったのかもしれないです。リール動画を作るのがすごく楽しいです。
さあや:
元々そういう動画の編集とか、SNSで何かアップロードするとかっていうところが、プライベートでもお好きだったんですか?

ひろこ:
そうですね、プライベートでも、、、あ、でもプライベートではそんなにやってなかったと思います。でもやり始めて、あれこんなに楽しいんだって気づいたっていうのがありますね。

さあや:
お仕事も含めていただいて大丈夫なんですけど、最近楽しかったことは何ですか?

ひろこ:
この仕事もそうなんですけど、最近小さなことなんですけど、子供がどんどん発語が増えて、保育園でいろいろ言葉を学んできてて。その言葉を、初めて聞いたときっていうのはやっぱり楽しい。楽しさもあるし嬉しさもあるなと思ってて。
あのこの前、子供が家に帰ってきてお手伝いしようとしたのを、私が今はもうママが1人でやるからいいよ。って言ったら、「Annoying.」 って言われたんですよ。「むかつくー」みたいな。まだ3歳なのにそんなこと言うんだと思って。そういう日々の成長を見られるのがすごく楽しいですね。なんか一つのイベントが楽しいっていうか、日々が毎日楽しいっていう感じです。

さあや:
へえ、素敵ですね。お子さんは今、お1人で3歳?

ひろこ:
3歳と1歳で2人います。

さあや:
男の子ですか?女の子ですか?

ひろこ:
2人とも女の子で。だからか、すごく喋りますね。女の子ってお喋りだなって、思います。下の子も、1歳のくせに、くせにって言ったらあれなんですけど、もうすごい「I want this! I want this! I want this! 」って言って、すごく主張してくるし。何だろう、「Look! Look!」って言って、すごくアテンション求めてきたりとかも。なので、土日で保育園が休みの日は、もう本当に大変です。私の時間が1秒もないぐらい。

さあや:
それは大変そうですね。

ひろこ:
もうすごいです。カオスですね。家の中もぐちゃぐちゃになっちゃって。それを平日保育園に行ってる間に、修正していくっていう感じですね。自分の時間を確保して、やりたいことをやってっていうのが、今結構楽しい。楽しくやってます。

さあや:
外に出かけるときは、どんなところに出かけるんですか?

ひろこ:
私、住んでるところが、ナイアガラの滝の近くなんですけれど、車で2~30分で行けるので。みんなでお出かけってなると、ナイアガラの滝の方に行ったり。あとはアウトレットもあるので、ナイアガラアウトレットに行ったり。あとは、そうですね。最近はまだ寒いのでどこにも出かけられてないんですけど、去年とかだと、ナイアガラサファリっていう大きな動物園に行ったり。家族で行くときはちょっと大きめな場所ですね。そういうところに行って、みんなでわちゃわちゃしてます。ご飯食べたり。

さあや:
いいですね。

ひろこ:
楽しいです。

さあや:
家ではどういう遊びをされてるんですか?

ひろこ:
家ではおもちゃで遊ぶことが結構多いんですけど。歯医者さんのおもちゃ道具を使って、私の歯を治療したり。あとは美容師さんセットとかメイクセットのおもちゃがあるので、それで私の髪の毛をめちゃくちゃにしたりとか。あとは、私がどうしても休みたいっていうときは、YouTubeに頼っちゃいます。

さあや:
ひろこさんは、人からは性格についてなんて言われることが多いですか?

ひろこ:
一番多いのは、やっぱり明るいとかポジティブとか。あとは悩みがなさそうとか言われました。あとはどこでも生きていけそうだねとか。
私、実は大学卒業して、自衛隊に入隊したんですよ。

さあや:
はい!

ひろこ:
で、2年間自衛隊で働いて。多分そういう経験もあるから、みんなこの人絶対生命力強そうって思われてるんだと思います。

さあや:
ご自身では、その性格についてどう思ってますか?

ひろこ:
あながち外れてないなと思ってます。多分私どこでも生きていけるタイプかなと。

さあや:
何かここで生き延びられて自分すごいなって思う経験ってありますか?

ひろこ:
カナダでっていうことで?それとも今までの?

さあや:
今までの。

ひろこ:
今までの経験で言うと、大学生の頃かな、父がブラジルに単身赴任で行って、夏休み使って遊びに行こうと思ったんですけど。私全く英語も話せないし全く読めない状態で、乗り換えが2回あったんです、国際線で。
で、それだけでもちょっと大変かなと思ったんですけど、当日最初の飛行機がちょっと遅れちゃったんです、日本から出発するときに。で、最初の飛行機が遅れたら、次の飛行機にも遅れちゃうかもしれないと思って、ダラスかどっかに到着して、全く英語もわからないし読めないのにどうしようと思って。でも近くにいたCAさんに、ちょっと待ってって言って、英語でとりあえずジェスチャーかなんかで止めて。
で、あわてて父に電話して状況を説明して、ちょっとCAさんと話して欲しいって言って、CAさんに「My father! My father!」とか言いながら携帯渡そうとしたら、CAさんが「なんであなたのお父さんと話さなきゃいけないの?」って英語で言って。私英語全くわかんないのに、そのときは何言ってるかわかったんですよ。でもそのとき必死に「I can’t speak English.」とか言って、アピールして父と話してもらって。やっとそこで父が英語が話せたので、この後こうすれば大丈夫だよっていうのを説明してもらえて。それで何とかブラジルに着いたんですけど。
そのときに、何かすごい私ここでサバイブできたと思って。全く英語がわからない、英語も読めない。その状況で、何とか人を呼び止めて、何とか父と繋げて、何とかブラジルまで来れたっていう。その経験はかなり自分の中では、なんか根拠のない自信なんですけど、なんか自信に繋がって。私もうこれ、ここを乗り越えられたからどこでもサバイブできるわっていうふうに思いましたね。そのとき。

さあや:
すごい経験ですね。

ひろこ:
全然英語わかんないはずなのに、言ってることがわかったときびっくりしました。

さあや:
すごい旅路ですね。

ひろこ:
すごい旅をしましたね。

さあや:
1日の過ごし方は先ほどお伺いしたと思うんですけど、一年を通すとどういう過ごし方をされてますか?

ひろこ:
だいたい同じくらいですかね。夏になったら多分、家族でちょっと出かける回数が増えるくらいなんですけど。とりあえず夫がすごく忙しすぎて。なかなか時間が取れないっていう状況で。でもだいたい一年通して、大体メインのクリスマスとか、あとそれぞれの誕生日とかそういうのはみんなで祝って過ごすっていう感じですかね。
でもその、私と夫が出会ったのも、すごい偶然が重なって、偶然っていうか運命っていうか。私が2017年にカナダに来たときに、中学校の同級生がちょうどカナダの同じトロントにいて、その子とご飯とか食べたりしてたんですけど。その子の日本人の友達のルームシェアしている子の友達が、今の夫なんです。友達の友達の友達の。

さあや:
遠いですね。

ひろこ:
そうです。すごい遠かったんです、最初は。それがギュッと詰まって出会えたので、すごくびっくり、運命というか。私元々ずっと海外に留学してみたいと思ってて。でも、大学卒業して自衛官になって。自衛官やめた後は、ヨガインストラクターになって。ヨガインストラクターやった後、学童の先生やって。それから派遣社員でオフィスワークやって、やっとカナダに来たっていう感じで。29歳のときにカナダに来たんです。実は。
本当にギリギリ30目前でカナダに来たんですけど。でも、日本でのいろいろな経験があってカナダに来れて、良かったなってすごく思っていて。もちろんそのタイミングでカナダに来れたから、今の夫と出会えたっていうのもあるんですけど。
ずっと留学したいっていう思いを溜め込みながら、日本でなんかこう何も踏み出せずにいて、時間を無駄に過ごしてるなって思ってた時期もあったんですけど。それって全部結局役に立ってたなと思って。もし若いときにカナダに来てたら、多分こんなふうにカナダで地に足をつけて生きていけなかったなって。たぶん挫折や、もう留学期間も終わったしと思って日本に帰ってずっと日本にいただろうなって思うので。
本当に留学って、若い子や学生がするものって思う人多いと思うんですけど、そうじゃなくって、ある程度年齢を重ねてから留学することってすごく意味があるなって、私は思ってます。
だから今30目前とかで、何か海外行きたいけども歳だしなとか、向こうに行っても海外行っても若い子しかいないんだろうなとか思ってる人がいたら、もう全くそんなことはないから、もうぜひ経験してくださいって、伝えたいです。
で、実際、もちろん若い日本人学生の子たちも多いんですけど、他の国で言ったら全然そんなことなくて。初めて行った語学学校では、40代のママさんがいたり。他の語学学校では妊婦さんもいたぐらい。
もうすぐ生まれるーとか言いながら授業を受けてて。だから本当に、もし年齢だけでもう若くないしと思ってるんだったらそれは間違いですね。それで私海外に来てから語学学校を何個か変えたりして、こっちのカレッジに行ったのが31のときだったかな、確か。31か2のときにカレッジに行って。でもそのとき30超えてるわけじゃないですか。
で、日本だったら30歳超えて大学に行くってちょっと、学校に行ったら実際浮いてたり、みんな10代とか20代とかで浮いてたりすると思うんですけど。私が行ったカレッジは、PSWって言って介護のコースなんですけど、全然本当に年齢はバラバラで。それこそ10代の子もいれば、子育て一段落したママさんたちもいて。40代50代の人が普通にいました。
しかも全然浮かないですね、そういう人も。普通にクラスに馴染むし、グループのプレゼンテーションのときも、若い子と一緒に全然気にせず、一緒にプレゼンテーション作ったりもしてますし。同じグループで勉強したりとか。なので本当にカナダに来てから、自分の年齢を全く意識しなくなりました。
実際、今の夫も5歳下なんですけど。なんか全然、私よりもいろいろ、なんていうんですかね、人生の経験を積んでるんじゃないかって思うぐらい、年下に思えないし。だから本当に大人になってからの留学の方が、むしろ充実して楽しいんじゃないかなと思います。

過去:ちょっと仲間外れにされちゃった、っていう何か経験の積み重ねで、みんなに嫌われたくない、なんかすぐ多分悲劇のヒロインぶっちゃうので。

さあや:
少し過去のお話もお伺いしたいなと思うんですけど、ちょっと結構さかのぼっていただいて、ひろこさんが子供のとき、どんな子供だったのかなっていうところをお伺いしたくて。小学校の時はどんな子でしたか?

ひろこ:
小学校のときも今とそんな変わらないですけど、本当に活発でスポーツ大好きで。あとバスケも、ミニバスケットボールからやってて。で、キャプテンもそのときやってましたね。結構なんか偉そうというか、なんか人のリーダーになりたいタイプの子で、そのときは。
なのでキャプテンもやったり、あとはなんか練習来ない子にも練習来なよとか声かけたりとか。そういうすごく積極的で、何か本当に絵に書いたような、スポーツウーマンって感じでしたね。子供のときは。
ただ、やっぱりみんなに好かれたいから、なかなかノーって言えないタイプでしたね、当時。
だから係決めとかもちょっと引き受けちゃったりとか。やりたくないけど、掃除係引き受けるみたいな。そういうタイプでした。

さあや:
みんなに好かれたいっていうのは、何かどういうモチベーションが働いてたんですか?

ひろこ:
うーんと、なんでしょうね、多分…。難しいですね。好かれたい、あ、嫌われたくないっていう方が正確ですかね。ただやっぱり、みんなと仲良くしたい、っていうのが一番にあって。
あとは、なんだろうな。喧嘩が嫌い、とか。あとはやっぱり何か、ちょっとウザい感じの正義感が強いタイプでもあったので、やっぱり正しいと思われたいっていうのがあったと思います。そういうのから多分、みんなに好かれたい嫌われたくない。ですね。
あと多分、その小さいときの、そのちょっとした誰かに仲間外れにされたとか、子供のことなので、そのときの気分でちょっと今日は仲良くできないときとかって、あるじゃないですか。そういうので、ちょっと仲間外れにされちゃった、っていう何か経験の積み重ねで、みんなに嫌われたくない、なんかすぐ多分悲劇のヒロインぶっちゃうので。なんかちょっと意地悪されたら、みんな私のこと嫌いなんだみたいなって。打たれ弱いところもあったので。なので、嫌われたくない、みんなに好かれたいっていうのが、小学生のときからちょっと強くなっていたと思います。

さあや:
経験の積み重ねということは、結構後天的にそういう気持ちになったというか?元々そういう性格というよりかは、だんだんそうなっていったっていう感じですか?

ひろこ:
だんだんそうなっていったっていう感じです。

さあや:
どんなご家族の中で育てられた人ですか?

ひろこ:
私4人兄弟で、2人目だったんですけど。母は1人で、4人のワンオペを一年中っていう感じで。父はすごい仕事が忙しかったので。なので、やっぱり下2人がいると、私や姉はどちらかというと放置気味。
すごく覚えているのが、私が2年生ぐらいのときに、どうしても母と一緒に2人で同じベッドで寝たかったんです。自分のベッドで。で、母に今日は一緒に寝ようね、今日は一緒に寝ようねって、ずっと約束してたのに、結局、ごめんね今日なんか寝ようと思ったんだけど、疲れちゃって自分の部屋で寝ちゃったみたいなことがずっと続いてて。今思えば母の気持ちもわかるんですけど、そのときは、なんでお母さんちょっと一緒に寝るぐらいしてくれないのってすごく悲しくて。
なのにある日、私が学校から帰ってきたら、私のベッドで母と妹が寝てたんですよ。で、もうすごい怒って。浮気現場を見たじゃないんですけど(笑)なんで妹と寝るのに私と寝てくれないのってすごい怒って。結局、母と一緒に寝ることはなく、そのまま大人になっちゃったんですけど。そのときのことを本当に今でも何か悲しいことがあると思い出すくらい。
母はちゃんと愛情を注いでくれてたし、今も大好きなんですけど。やっぱりなんか家族、姉弟4人もいると、なんていうか母もやっぱり小さい子供の方に目が行っちゃうから、妹や弟の方ににやっぱり目がいっちゃって、私全然大事にされてないじゃんっていう。子供の時、そうですね、家族の中にいるときはそう思うことが多かったです。
もしかしたら、それがあるから多分みんなに好かれたいとかって思ってたのかもしれないです。そういうのもあってですね。
あとは、小さいとき結構姉弟げんかとか、よくしてて。おもちゃの取り合いとか、テレビ何を見たいかみたいな、そういう些細なことでよく喧嘩もしてたんですけど。あと、誰がカメの水槽を洗うかとか。でもそのケンカとかも、本当にそういうのがあったから今姉弟みんなで仲良しなんですけど、やっぱり小さいうちにいろいろ喧嘩しておくのって、いいなって思いましたね。

さあや:
ご姉弟は、お姉さんにひろこさんで…。

ひろこ:
姉、私、妹、弟で。一番下が弟だったんです。
やっぱり最後が男の子、やっとできた男の子なので、それもあって父も母もすごい弟はかわいがって、育ててましたね。その分、私とか姉は厳しく育てたというか。

さあや:
弟さんとは何歳離れてるんですか?

ひろこ:
弟は5歳離れてて。なので、夫と同い年です。でも、全然同い年に感じないですね。

さあや:
ちょっと話戻るんですが高校生のときとかはどういう思い出がありますか?

ひろこ:
高校生のときは、本当にバスケ一色、もう部活に全てをかけてたっていう感じで。朝4時に起きて、始発の電車で学校に行って。まだ校門が開いてないから、ちょっと裏から跨いで、学校に入って体育館に行ってシューティングをするっていう。本当に部活一色で。もう全ての青春は、中学校からなんですけど、ずっとバスケでしたね。
だから本当に、高校時代の特別な思い出はバスケって。あとは私の都立の高校で、保健体育科コースっていうのがあって、私そこのクラスだったんですけど、学年に1クラスしかないので、3年間ずっと同じクラスなんです。それで、例えば、遠泳教室だったりスキー教室、キャンプ教室、そういうのだったり、あとは実技発表会って言って、女子はダンス、男子は組体操を披露して、あとは部活の紹介とか披露するんですけど、本当に部活かクラスの行事が、メインの高校生活でしたね。全く恋愛とかなかったです(笑)

さあや:
バスケはいつまでされてたんですか?

ひろこ:
バスケは大学生まで、大学4年間もやってたんですけど。大学では途中でバスケ部をやめて、高校で作ったサークルにいきました。サークルに変更しましたね。

さあや:
部活とサークルだとどういう違いがあるんですか?

ひろこ:
部活とサークル、部活はやっぱり学校主体のグループ、グループというか集まりで、サークルは学校主体じゃないので違う大学の子たちが集まったりとか、そういった違いが大きな違いかなと思います。あとコーチとかも、サークルは自分たちで集めたり、コーチがいない、私達のところは高校の集まりだったので、コーチとかはいなくて自分たちで試合の登録とかやってましたね。

さあや:
カナダのところに移りたいなと思うんですけど、カナダはさっき留学でっていうことだったんですけど、どういう経緯でカナダにいらっしゃったかっていうところをもう一度お伺いしていいですか?

ひろこ:
元々ずっと海外に留学したいって思いがあって。父が単身赴任で、ブラジル行ったりシンガポール行ったり、イギリス行ったりってそういう生活だったので、漠然と海外で生活したいなっていうのがあったんですけど。大学卒業して、自分にできることって何だろうって思って自衛隊に行って。で、自衛隊やめた後も、まだ海外に行くのちょっと、なんていうんですかね、まだ今じゃないのかな、みたいなのをなんか漠然と思っていて。でも、30目前になって、いやもう今行かなきゃ駄目でしょみたいな。もうタイミングとしては今しかないって思って、それで、思い切って留学エージェントに連絡してって、そこからだったんですけど。

さあや:
はい。

ひろこ:
って、こんな感じで。どうでしょう?答えとしては(笑)

さあや:
そのお父様の、ブラジル、イギリス、シンガポールとかっていう中で、ひろこさんはカナダを選ばれたのはどうしてですか?

ひろこ:
あ、それは、本当単純なんですけど、友達の親戚がカナダに住んでるって言ってて。その彼女が、カナダは本当にいろんな国の人が集まってて、差別とかもないしすごく良い国なんだってっていうふうに教えてくれて。そこから、カナダを調べ始めて、うわーすごくいいところだなって。それでもう、カナダにしちゃう?みたいな感じで。本当に友達の一言がきっかけで、よし!カナダにって。

さあや:
来てみてカナダへのイメージってどうですか?

ひろこ:
イメージとしては、そうですね…。なんか来る前は、トロントだったんですけど、もっとなんていうか、都会的な場所なのかなみたいな、東京みたいな感じなのかなって思ってて。みんな早歩きで、もうどんどん行っちゃう、ビジネスでどんどん忙しい街なのかなっと思っていたんですけど、実際行ってみると、なんかそんなにみんな早歩きしない、ドアを開けて後ろの人待ってくれるとか。なんかすれ違うときにニコってしてくれるとか。
私はずっと東京に住んでいて、結構東京の人は冷たいなって自分も含めて思ってたんですけど、そういうのはトロントには感じなかったですね。多分みんないろんな国から集まってるからなのかな。逆ににいろんな国が集まってるからこそ、相手に優しくできる、なんていうんですか、なんか自分が寂しい思いをしてきたから、相手にはさせないようにって思ってるのかなって、勝手に解釈してます。相手も移民、自分も移民、お互い仲良くしようねみたいな。そういうのを感じました、トロントで。

さあや:
カナダではトロントを中心にずっと7年間過ごされてるんですか?

ひろこ:
そうですね、最初の4年間はトロントにいて、そこから、今いるナイアガラの近くに引っ越してきたんですけど、でも私トロントすごく楽しかったので、友達もトロントの方が多いし、なのでまたトロントにカムバックしたいと思ってます。

さあや:
来たときは、最初留学ということは、学生ビザですか?

ひろこ:
最初は学生ビザで、語学学校に入ってて。で、そこの語学学校、ちょっと授業料が高かったので、その後ちょっと比較的値段が低い語学学校に移動して。
その後、今度は語学学校ではないんですけど、トロントの町中に出ていろんな人に話しかけて、スピーキングやリスニングや、本当にネイティブの人ともどんどん会話をするっていうそういうカリキュラムのあるスクールがあるんですけど、そこで2ヶ月みっちり、本当にもういろんな人に話しかけて。

さあや:
それは街中を歩いてる人に話しかけるんですか?

ひろこ:
そうですそうです。歩いてる人とかにいきなり、Excuse meって言って話しかけて。なんていうんだっけ、I am a international studentって言って、で、これ学校から出た宿題なんだけど、この場所をどうやって行ったらいいかわかりますか?って聞いたり。あとは、ちょっと写真を撮ってもらえますか?って聞いて写真を撮ってもらったり。なんか本当に、日常で使うようなフレーズをどんどん知らない人に話しかけて、でもすごく面白かったです。やっぱり人によっては冷たい態度も取られるんですけど、でも、そういった経験も含めてメンタルとかすごい鍛えられるなって。
それを2ヶ月間して。元々2ヶ月のプログラムだったんですけど。その後また語学学校に行って。あ、すいません。そのあと1回ワーホリ挟んでます。

さあや:
これは1年間?

ひろこ:
厳密に言うと11ヶ月しかビザがもらえなくて。

さあや:
そうなんですか?

ひろこ:
ビザを切り替えたときに、日にちがちょっと違うなって、1ヶ月早かったんですよ。普通は1年もらえるのに。で、それを言ったんですよ。この日にち違くない?って。そしたら係の人が、あ、そうだね。でももう変えないよって言って。さらっと調べて、変えないからって言われて。私すごく焦って、ちょっとエージェントに電話してもいいかな?って聞いて、そのエージェントの人と話してもらおうと思ったら、電話かけてもいいけど、変えないよって言ってきたですよ。日付はもう変えない、このままって言われて。で、泣く泣く戻ってきたっていう経緯もあるんですけど。
なので、11ヶ月しかもらえなかったんですけど、まぁ貰えただけありがたいと思おうと思って。中にはビザを貰えない人もいるって聞いたので。それでトロントで、ミシュラン一つ星を取ったお寿司屋さんあるんですけど、そこで働いてました。
で、その後また、今度はカレッジに行くための語学学校に通ったので。

さあや:
カレッジの前段階っていうことですか?

ひろこ:
パスウェイのコースがあって、そのコースは3ヶ月なんですけど、卒業できたら、カレッジに行けるよっていうコースがあるんです。ただ、パスできなかったら何回も何回もやんなきゃいけないので。私の友達は、6ヶ月費やしました(笑)で、そのコースを終えて、カレッジ入って、PSWの勉強して、介護の資格を取得したっていう流れになります。

さあや:
その間に、ご結婚とかご出産とかっていうのはどのタイミングで来てたんですか?

ひろこ:
カレッジに入って、本当はカレッジ卒業したら結婚しようねって言ってたんですけど、ずっと同棲してたのでその前から。2年ぐらい同棲していて、カレッジ卒業する前に私の妊娠がわかって。で、もう卒業する前に結婚しちゃおっかって。
なので、カレッジに入ったのが2019年の9月からだったんですけど。2020年にちょっとコロナで大変な時期があったじゃないですか。で、そのときに妊娠がわかって、じゃあ結婚しようって言って結局結婚できたのが、2020年の9月なので。なので、カレッジ卒業してから結婚しようねって言ってたのと、結局同じ時期になりましたね。

で、出産後、本当はカレッジ卒業したら、そのまま介護士として働きたかったんですけど、妊娠、コロナっていうのがあったので、卒業後は働かず、家でずっと引きこもりっていう感じで。出産後も、まだちょっとコロナのこともあって怖かったので、引きこもり生活をしてました。

さあや:
結構トロント中心の生活なのかなと思うんですけど、カナダで一番好きな場所ってどこですか?

ひろこ:
カナダで一番好きな場所ですか?そうですねー、ちょっと待ってください。地名を忘れちゃったので。えーっと、トロントのウォーターフロントっていうところがあって。カナダのCNタワー、オンタリオ湖が見えるところですね。レイクオンタリオが見えるんですけどそこから。そこは結構好きで、まだ当時付き合ってた夫と、夜遊びに行ったり、夜散歩したりとか。あ、ハーバーフロントですね。そこが結構私のお気に入りの場所ですね。お気に入りと思い出の場所。
ちょっと歩くんですけど駅降りてから。でもその歩く道も結構好きでしたね。そこからCNタワーっていう観光名所、日本でいう、スカイツリーみたいな。歩きながらそれを眺めたりとか。ハーバーフロントはおすすめです。お気に入りで。トロントに行ったらぜひ行ってみてください。


【カナダで一番好きな場所】ハーバーフロントはこちら!!!!!

さあや:
はい。人生を三つの章に分けるとしたら、どこで分けられますか?

ひろこ:
わー難しいですね。生まれてから日本にいる間が一つの章ですね。なので29まで。0歳から29歳までで一つ。で、29から33、出産するまでの間が二つ目。で、33から現在が三つ目に、なりますね。

さあや:
どういう区切りですか?

ひろこ:
やっぱ一つ目は、カナダに来たっていうか、日本からカナダに来たっていうその大きなターニングポイントになっていて。そこで人生ガラッと変わったので、そこと。

あとやっぱりカナダに来てから出産まで、そこは本当になんていうんですかね。なんか最後の、最後のあれなんですけど、今の時点でそこで最後の独り身を謳歌した。もちろん夫もいるんですけど、そのなんていうんですかね。友達と飲みに行ったり、遊びに行ったり。あと英語の勉強もして、本当に最後の青春でしたね。考えてみたら。いろいろ努力したことや、楽しかった事、最後の青春や最後の1人にお一人様ができたっていうのが、29から33歳。

で、33歳から現在は、本当に子育てに追われて。でもすごく楽しいし、なんかまた違う人生の楽しみ方や希望とかも見えてきたなって。子育てしてるんですけど、子供にもいろいろ育ててもらってるなって言うことも結構あって。
3歳の娘にたまに注意されるんですよ、私。なんか下の子がすごいいたずらをするので、こらって言って怒って、ちょっとそのおもちゃを取り上げたりとか、お尻ペンって叩くときもあるんですけど。それで下の子がと泣くと、上の子が「What did you do, Mommy?」って言って怒るんですよ。で、「Say sorry!」って言って、「謝って!」って言ってきます。確かにどんなにいたずらや悪いことをしても、暴力はいけないなとか、何かはっと思うときがあるんですよね。相手はまだ赤ちゃんだけど1人の人間だから、コントロールしようとしちゃ駄目なんだなっていうのを、改めて思ったり。
あと買い物とかしてても、私がお菓子をちょっと買いすぎそうになると、「Mommy,too much!」って言って(笑)

さあや:
わー!

ひろこ:
そう。なので、なんかすごいなって、思いますね。育てられてる私もって。って言うので、これが第3章になりますね。


未来:だから、焦ることって悪いことじゃないと思います。それがたまに自分の背中を押して、新しい世界が見えたりもするので。

さあや:
5年後とか10年後、もしくはひろこさんが死ぬときまで想像してもらって、未来についてどういったイメージをお持ちですか?

ひろこ:
未来についてですね。なんか、私介護の仕事をしてるっていうのもあって、死ぬときはそうやって介護施設で死ぬのかなって漠然と働きながら思うときとか結構あるんですよね。でもやっぱり、家族に囲まれていたいっていう思いが強いので、そのために今健康でいたいとか健康に気をつけようって、思ってます。それで今頑張ってビジネスを始めたっていうのもあるんですけど。サプリメント販売とかも、自分の健康や未来のためにと思って。でも、そうですね、5年後は…全然想像つかないです。ただ、家族みんな、健康で元気でいられれば。
あ、すいません、もう1回質問お願いします(笑)

さあや:
未来についてどういったイメージを持ってるかっていうところです。

ひろこ:
イメージですよね。はい。未来はすごく明るいです。明るいイメージ。なぜかというと、やっぱり子供たちもどんどん大きくなって成長していって、私ももっと、自分の在宅の仕事や介護の仕事もどんどん増やせていけると思うんですよね。で、生活も豊かになってるだろうという。
本当に、そうですね、大きな不安とかは、特に今はないんですよ。未来をとにかく明るく、明るいイメージを持っていて。うーん、そうですね、だと思います。すいません。
なんか多分そういうようなイメージを持てたのは、今こうやって仕事ができるからだなと。仕事を楽しめているから、今未来について明るいイメージを持てているんだなと思います。

さあや:
もしも未来の質問なんですけど、もしもカナダに来てなかったらどういう人生になってたと思いますか。

ひろこ:
あー、カナダに来てなかったら、多分他の人と普通に結婚して、多分普通にそこで家庭を持ってたと思います。
で、多分私のことだから、どうせまた明るく生きてるんだろうなって。そういうイメージはすごくありますね。
ただ、やっぱりたとえ、そのカナダに来てない人生、日本での人生がすごく明るいものだったとしても、やっぱり今の人生には代えられないから。ただどうせ私のことなので、何とかサバイブしてるだろうとは思います。

さあや:
最後に言い残したこととか、読者向けでも、自分に対する独り言でも感想でもいいんですけど、ありますか?

ひろこ:
もし読んでくださってる方がいたら、今日本にいるといろいろ日本の価値観というか、何か日本の当たり前の中で生きているけれど、一歩外に踏み出せば、もうそれは当たり前じゃなくなって、新しい価値感や、何か新しい当たり前が生まれてくるので。なんていうんですかね。周りにこう思われたらどうしようとか、周りに嫌われたらどうしようとか、なんかそんなことを考えずに、まずは一歩踏み出して行ってほしいなと思います。

さあや:
一歩踏み出せたのって、ひろこさんが一歩踏み出せたのは、何が良かったんでしょう?これがあったっていうのはありますか?

ひろこ:
一歩踏み出せたのは、焦りですかね。焦りが私を押し出してくれました。このままで大丈夫なのかな、海外に行きたいって言ってたけど、結局ずっと今日本にいるじゃん、っていう焦りが私を押してくれたので。
だから、焦ることって悪いことじゃないと思います。それがたまに自分の背中を押して、新しい世界が見えたりもするので。たまにはそういう焦りに助けてもらうこともありなのかなと思いますね。

さあや:
わかりました。ありがとうございます。

今回のインタビューは、カナダで留学コーディネーターをしているharuさんにご協力いただきました。

haruさんありがとうございます!!!!!
カナダ、トロントでの留学、トロントで〇〇したいなどのご相談は、こちらのinstagramアカウントへDMしてくださいませ!

カナダ留学相談のinstagram
https://www.instagram.com/harunglish/

モチベーショナルスピーカーのinstagram
https://www.instagram.com/haru.tamin/

haruさんの無名人インタビューはこちら!

カナダに関するマガジンはこちら。

あとがき

世界地図で描かれているカナダよりも、実際のカナダの面積は小さいらしいです。球体を平面に伸ばしているので、当然ではあるのですが。それを踏まえても、カナダは広いです。
東海岸はトロント、西海岸はバンクーバー、その間3,000km以上も離れているらしいです。北海道・本州・九州を結んだら、やっとそれくらいの距離になるので、やっぱり広大ですね。
今回からカナダ企画として、カナダにお住まいの方にインタビューしています。海外で生活する日本人は129万人、カナダには7万人ほどいるらしいです。そんなに多くの人が海外にいるのか・・・と思うと意外と自分にも出来そうな気がしてきます。
慣れ親しんだ土地から一歩出て、どんな選択をして人生をどうサバイブしているのか。統計の中にある生身の人生にフォーカスして、引き続きインタビューしていきます!

【インタビュー・あとがき:さあや】

【編集:mii】

#無名人インタビュー #インタビュー #海外 #移住 #介護士 #カナダ

マガジンで過去インタビューも読めますよ!

インタビュー参加募集!


いただいたサポートは無名人インタビューの活動に使用します!!