極寒の地へ赴きたい。
厳しい暑さが続く今夏、皆様いかがお過ごしですか。
偶に無性に極寒の地へ赴きたいと考える時があります。ふとした何気ない時も。
だがこれは避暑地に向かいたいとかそういう理由なんかではない。
「ただ単に寒いのが好きだから。」
というのも、雪散りゆく冬景色、寒さを凌ぐ為の服の装い、寒さを感じ生きてる心地、が私にはとても嗜好である。
筆者がわりと北国の出身というのもあるかもしれない。
この世の時季の1年が冬なら筆者は発狂混じりで喜びを表すと思う。うん。
雪化粧で真っ白な風景やオーロラを真近で見て自然の神秘さに浸りたい。
自分の身頃よりも大きめで丈が地面スレスレのカシミアのコートを羽織り、手にはレザー調の黒い手袋をし、これまた黒く長いマフラーで身を固めちょっと背伸びした気品さを漂わせシックに着飾りたい。
そして寒い夜に嗜むお酒もこれがまた..
コホン。)..と理由は様々であるが挙げたらきりがない。
突然切り出しますが
「ドラゴンタトゥーの女」
という映画をご存知だろうか?
この作品は筆者自身の映画ランキングでも上位に入る名作である。
そしてこの映画の舞台が正に筆者が求める極寒の地なのかもしれない。
作品自体の内容も勿論申し分無く楽しめるのだが、ダニエル・クレイグ演じる主人公が物語序盤で訪れるスウェーデンのとある田舎町。
この作品では観賞しているこちら側も厳しい寒さを体感してしまうほどその素晴らしい情景を充分に堪能できる。
この作品に関してはまた別の機会に記したいのでここでの細かい紹介は控えておくが
「冬を感じたいけどチョコレートが溶けるような熱いラブストーリーとかそんなんが観たいんじゃねぇぇー!」
と言う方には是非に勧めたい作品。
まあ結果...
夏なんてもううんざり。
冬よ早く来れり。
ってね。
Y.
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