【仕事が上手くいかない時の捉え方】自分に打ち勝とう

ヘレン・ケラーは三重苦のハンディを背負いながらも、大学を卒業し、福祉活動を健常者よりも立派にやり遂げた。
もし彼女がその時に、自分にないものばかりを考える癖を持っていたとしたならば、自分のその時の状況を感謝できなかったとしたならば、あのような成功と幸福は実現できなかったことでしょう。

長嶋茂雄氏が、プロ野球選手になって、最初に三振に切って取られたことばかりにとらわれていたならば、その時点で彼の可能性は彼の中に閉じ込められていたのではないでしょうか。

※注釈

私たちは、様々な課題を反省すべきだし、悔しいことだと体感をするべきですが、さらに大切なことはそれをバネにすること。
打ちひしがれそうになった時には、あれがない、これがないと嘆くよりも、自分が持っているであろう様々に可能性を見つめて、外部にその原因を求めずに、自分に打ち勝つことのできる自分の可能性に感謝をする。

そのようにして共々に前を、上を向く訓練を積み重ねていきたいものです。

(書籍『会社を蘇らせる』より)


※注釈:「ミスタープロ野球」長嶋茂雄氏(現・巨人終身名誉監督)は、1958年4月5日、大型新人として脚光をあびたシーズン開幕の巨人―国鉄戦で球界を代表するエースだった金田正一氏と対戦。新人の長嶋氏は4打席連続の空振り三振に終わった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?