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【日経MJ】気になる記事 第6417号

週3で届く楽しみ、日経MJ。
個人的にラブな新聞の気になった記事を備忘録を兼ねて紹介します。

■みなぎるエナジードリンク PB続々2強に挑む(消費を動かす)

【まとめると】
・エナジードリンク市場が急成長
・国内市場は10年で20倍以上に拡大
・「レッドブル」「モンスターエナジー」2強がけん引
・イオン、西友、コカコーラなど新規参入が続々

エナジードリンクとはカフェインやアミノ酸の一つであるアルギニンを含み、炭酸が入った甘い飲料とされているとある。コンビニの棚にもずらりと並ぶようになった。

栄養ドリンクを猛追しているとあるが、そもそも「栄養ドリンク」と「エナジードリンク」って何が違うの?

まとまっている記事がありましたので参考までに。

身体に栄養を補給する栄養ドリンクと、炭酸やカフェインの効果でシャキッした気分にさせるエナジードリンク。

ライトにもうちょっと元気が欲しいという需要をとっているようだ。

そうなると、エナジードリンクを飲む分、代わりに何かを飲まなくなるのだろう。炭酸飲料がその煽りをうけるのかな。コカコーラの参入にはそのような背景も感じとれる。炭酸飲料の差別化が必要になるだろう。だから、強炭酸だったのかと。

強炭酸は「刺激」というワードで、エナジードリンクに近い要素を加えて差別化して売り上げを伸ばしたのかもしれないですね。

「情熱」「マインド」「アップグレード」みたいなテーマを入れ込んだドリンクを作ると面白いことができる気がする。

デジタル化や異常気象で生活スタイルが変わることで、必然的に求められる食も変わっていっています。


■食品の過剰在庫 安売り(アジアグローバル)

【まとめると】
・米「グローサリーアウトレッド」という食品スーパーが話題
・店舗数323店舗。毎年10%ずつ店舗数を増やす。目標4800店舗。
・食品の過剰在庫を安く仕入れて売りさばくスキーム
・通常のサプライチェーンからはみ出た商品を米では「クローズアウト」と呼ぶ
・エコの観点からメーカーは破棄できず、店舗には安定して商品が供給されている

日本でもこのスキームが作れるならやってほしい。食品ロス問題、環境問題にも効いてくるから。

大手スーパーチェーンが「グロサリーアウトレッド」をつくるのが、シナジーもあるし効率もスキームも作りやすいだろう。

米国と少し違うのは、日本では期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるため、食品メーカーと小売店の間では「3分の1ルール」という慣習があります。こちらの記事をご一読ください。

賞味期限とは、未開封の状態で保管した場合に、おいしく食べられる目安となる期限のこと。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないが、消費者は賞味期限の表示に敏感だ。期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるため、食品メーカーと小売店の間では「3分の1ルール」という慣習が存在している。
例えば、賞味期間が6カ月の商品だと、卸業者は製造日から数えて賞味期間の「3分の1」にあたる2カ月以内にスーパーなどの小売店に納品しなければならない。納品が2カ月より遅れた商品は店頭に並ばず、卸業者からメーカーに返品されたり廃棄されたりする。大手食品メーカーによると、返品された商品は「販売奨励金」を積んで別の小売店に買い取ってもらったり、ディスカウント店に転売したりするという。
それでも引き取り手がないと、「社員食堂に『ご自由にどうぞ』と山積みになっていることもある」(大手食品メーカー担当者)。3分の1を過ぎただけで、商品価値は大きく下がる。
このルールは、賞味期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるために1990年代に始まったとされる。メーカー、小売り、消費者の3者が賞味期間を「3分の1」ずつ分け合うという考え方から生まれて定着した。欧米にも同様のルールはあるが、メーカーが小売店に納品するまでの期間を米国は「2分の1」、欧州は「3分の2」が一般的で、日本は特に短いという。(記事より)

徐々に考え方が変わり、日本でもルールが緩和して、エコに向かっているので「グローサリーアウトレッド」の業態開発をする企業がでてくるだろうと思う。


■シードルで地方創生、ネット資金を活用(ネットライフ)

【まとめると】
・地方創生事業の場合、補助金を使うのか、クラウドファンディングを使うのか
・「林檎学校醸造所」が両方の資金調達を成功させた
・返礼品をわかりやすく具体的なものに
・商品のストーリーを作りパーティー参加などもつけた
・成功の鍵「商品を具体的に見せる」「生産者への思いをわかりやすく伝える」「地方創生の具体的な施策」「出資で得られる当事者性」

地方創生に関わらず、商品を売るためのツールはどれも同じです。そのツールを活用して、どうやって、誰に、いつ、何を届けるかという全体的な戦略が必要になってきます。

「ドラマーケティング」で商品のコンセプトやビジョンを考えて整理して販促戦略などを立てていくと、ヒットする角度は俄然上がると思っています。是非とも参考までに読んでみてください。下記note記事に考え方をまとめてあります。


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