2019年Xデザイン学校マスターコース 2回目の振り返り

昨年Xデザイン学校ベーシックコースで学び、引き続き学び続けたいと、今年はマスターコースを受講することにしました。
昨年は社会変化に対するアンテナ不足や、人そのものへの理解不足、リサーチでの深堀の難しさ、よいリサーチが出来ていないためリサーチからのインサイトの精度が低い、アイデア出しの難しさなど様々な「ガーン!となる」ことを体験し、その中から沢山学ぶことができました。

今年はマスターコースということで、さらなる「ガーン!となる」出来事と沢山出会うかと思いますが、それこそ大切と自分なりに課題に臆せずトライしていければと思っているところです。

プログラム

・山崎先生による講義
・ビジネスインタビュー
・現状のビジネスモデルキャンパス制作と5年後のビジネスモデルの提案

講義

ベーシックコースではユーザー体験を中心にサービス案を考えましたが、マスターコースではよりビジネスの視点を取り入れたビジネスモデルの提案が求められます。

先生からは講義として大人の学びの話などもありましたが、今回はアウトサイド・インとインサイド・アウトについて振り返ってみたいと思います。

アウトサイド・イン=ユーザーの視点、インサイドアウト=ビジネス(企業)の視点ですが、ユーザーの視点だけでは、課題の解決にとどまり、どの企業も同じ商品やサービスになってしまうため、ビジネスの視点=ブランド体験:ビジョンとストラテジー、が重要であるということです。

「ユーザーにどんな体験をしてもらいたいのか」を先に考え、その後ユーザーの体験を考え、その体験のギャップを埋めていくための戦略を考えていくというプロセスの紹介もありました。

私自身これまでUXなどを学ぶ中で「アウトサイド・イン」で考える経験がほとんどで、「インサイド・アウト」でしかも自分たちで未来のビジョンを描くということを行ったことがありません。

実は昨年ベーシックコースで未来のビジネスモデルキャンパスの作成を学んだときにも、TOYOTAのコンセプトである"Maas"の話や、スターバックスのコンセプト"Third Place"についての話の後があってからビジネスモデルキャンパス作成の作業に入っており、恥ずかしながら当時ピンときていなかったのですが、あれは山崎先生のおっしゃる「ビジョンのデザイン」の話だったのだなぁと今更ながらに気が付いたりしました。

その当時作った提案は当然のようにビジョンの提案ではなくサービス提案のみを考えたもので、ベーシックコースではそれでOKだったのですが、マスターコースではビジョンづくりも求められるようになったのだなぁと思いました。

インサイド・アウトのための3つの視点として、
1、人の視点:企業の経営者や社員の思い
2、ビジネスの視点:ビジネスモデル
3、社会と技術の視点:会社の役割や技術
があり、そして企業としての目指す姿を考え、そこから現状と未来を埋める戦略を考えていくことになります。

ビジネスインタビューとビジネスモデルキャンパスの作成

講義の後、5年後のYahoo!さんの新しいビジョンとビジネスモデルを提案するという課題で、ビジネスインタビューと現状・未来両方のビジネスモデルキャンパスの作成を行いました。

ビジネスインタビューは、チームの皆さんが上手にヒアリングしてくださり、ヒアリングしておくべき項目について一通り伺うことができたのではないかと思います。(ありがとうございます!)

As-isのビジネスモデルキャンパスの発表については、現状把握がちゃんとできているとYahoo!の方からコメントをいただけました。

しかし私たちはAs-isに時間を割きすぎて、本来重要なTo-beを熟考することができませんでした。時間配分大切!


未来のビジョン・ビジネスモデル(サービス)の提案

時間がないという問題のせいもあったとは思いますが、結果から言えば、私たちは、現状のYahoo!さんのビジョン以上のビジョンを描くことができませんでした。

先生からは前回・今回共にリフレームの話があったにも関わらず、私は現状を把握した後、現状のフレームにとらわれた思考しかできていませんでした。

ビジョンについて考えている中で、どちらかといえば多少慣れている問題解決案と違い、未来を思い描くのに本当に頭が固くなってしまっている!と気がつきました。
フレームにとらわれない柔軟な発想や未来への想像力…失われてしまった柔軟さを嘆きつつ、どうにか自分なりの発想法を探求しなければいけなそうです。

他のメンバーからも案が出ず、私たちはビジョンを現状のままとし、新しいビジネスモデル(サービス)は、情報を取りにいかなくても情報のほうから来てくれるという「電子秘書」サービスを提案しました。

提案のビジネスモデル(サービス)については山崎先生から「古い」というコメントがありました。
これについては世の中の把握が少し甘かったのかなと思っています。
情報の取得についてはは私たちの提案のような形にもうすでに少しずつ近づいてきている気もしますし、もう何年も前にビジョンが描かれている「古い提案」と先生は思われたのではないかなと思っています。

ビジョンを考えられなかったのが残念

時間配分ができず、To-beに時間をかけられなかったとはいえ、ビジョンの案を全く出せなかったのはとても残念です。(何も思いつかず)
しかも講義の後からさらに考えてみても頭が固く、時間があれば思いついたのではないことを知り、昨年のサービス案出しはまだマシといえばマシだったように思えるくらい、ビジョンを考えるのはまた一つハードルが高く感じています。
とはいえトライあるのみ。頑張っていこ!

次回7月は何かやる担当チームになったようで、まずはそちらかな?
皆さんどうぞよろしくお願いいたします。


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