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【感想】映画感想文「哀れなるものたち」_非実在女子大生、空清水紗織の感想Vol.0043

天才外科医によって蘇った若き女性ベラは、未知なる世界を知るため、大陸横断の冒険に出る。時代の偏見から解き放たれ、平等と解放を知ったベラは驚くべき成長を遂げる。
天才監督ヨルゴス・ランティモス&エマ・ストーンほか、超豪華キャストが未体験の驚きで世界を満たす最新作。

哀れなるものたち | Searchlight Pictures Japan
https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings

今まで見たことのない映画だった。
映像全体の色使い、衣装、音楽、演出、すべてが新鮮で飽きることがなかった。
観光地が変わるたびに挟まるアイキャッチのようなカットも印象的で美しいものばかり。
ワンシーンごとにもっと細かく見てみたいなあ。

ストーリーも演技も素晴らしかった。
主演のエマ・ストーンさんの、赤ちゃんから成年になるまでの演じ分けが凄かったですね。
引き込まれました。

「哀れなるものたち」というのは、まともな社会では生きづらいベラたちのことなのか、それとも枠に囚われて抜け出せずにいる私の様な鑑賞者のことなのか……。
「皮肉屋って何?」というセリフが妙に印象に残っており、こういう深読みも出来てしまうのが、造り込まれた作品の奥深さなのかなあ、なんてことも思ったりしました。

面白い映画でした、ありがとうございました。

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