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【雑記】スマートフォンゲームのシナリオ、フレーバーはないがしろにされがち_非実在女子大生、空清水紗織の雑記Vol.0014

 好きなスマートフォンゲームのイベントシナリオがギャグ一辺倒になってきて悲しいので、勢いのままにnoteに書く。

 プロフィールにも書いている通り、私は美少女ゲームが好きだ。
 念のため書くと、美少女ゲーム = スマートフォンではなく主にPCでプレイするタイプのゲームで、いわゆる「ノベルゲーム」に分類されるものが多いだろう。
 「ノベル」と冠している以上、売りはシナリオであるため、そこそこ力が入っている(と思っている)。
 まあ、グラフィック重視のものもあれば、バトルのシステムを売りにしているものもあるため一概には言えないが、シナリオ作成にはかなりの時間がかかっているはずだ。

 最近はスマートフォンゲームでも、シナリオが売りになっているものが出てきた。
 もともとが美少女ゲーム(あるいはそういった方面の)ブランドの「FGO」や「あいりすミスティリア!」はもちろん、「プリンセスコネクト!Re:Dive」や「OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者」もシナリオに力を入れていると思われる。
 シナリオに力を入れているスマートフォンゲームは、得てしてフレーバーにも力を入れているのだと思う。(私個人がプレイしていて、そう感じるというだけのことではあるが。)

 私が思うスマートフォンゲームの特徴は2つ。
 1つは、買い切りの美少女ゲームや一般のコンシューマーゲームとは違い(※)、一定期間ごとに新たな要素が追加、更新されていくのが一般的ということだ。
 そうである以上、リリース当時の世界観を守りながら、新たな世界の広がりを作っていく必要がある。
 この「世界の広がり」が、今の美少女ゲームではあまり味わえない、スマートフォンゲームならでは楽しみなのだと思う。
※美少女ゲームでも追加コンテンツ形式が増えてきており、ヒロインたちとの世界が続くことを嬉しく思う。

 もう一つの特徴として、リリースされてからの期間が長ければ長いほど、プレイ人口が減っていくというものがある。
 プレイ人口が減るということは、すなわち開発や運営側に入るお金が少なくなっていくということだ。
 そして、少なくなっていく資金でゲームの更新を続ける場合、まずお金を削られるのがシナリオやフレーバーなのだと思う。

 息の長いスマートフォンゲームだと、メインストーリーの更新が年単位でされてなかったり、同じような流れのイベントシナリオが来たり、そもそも復刻だけで新しいシナリオが来なかったり……。
 あるいはキャラの一人称や語尾がブレていたり、誤字脱字が多かったり。
 何というか、そのゲームの世界観へ注がれる愛情が減っていくのを感じてしまい、悲しい気持ちになってくる。

 もともとバトル要素とかに興味がなく、シナリオやフレーバーに目が行きがちな私なので、普通よりもそう感じる度合いが高いだけなのかもしれない。
 それでも、もう少し大事にしてほしいなあと思ってしまうのも事実。
 だって、こないだまで一緒に旅をしてきて、お互い下の名前で呼び合う仲だったキャラから、急に「君」なんて呼ばれたら悲しいじゃない……。
 なんでそんな他人行儀なの? 私、何か怒らせるようなことした?
 謝るから(課金するから)もう一度下の名前で呼んで……。

 とまあ、本当に勢いのままに書いてしまったが、シナリオやフレーバーを大事に、楽しみにしている人もいるんだよってことが書きたかっただけです、はい。

 あと、シナリオに関する記事を漁ってて面白かったものがあったので、自分用の備忘録の意味も込めてリンクを貼っておく。(このnoteは広告記事とかではない)

『FGO』奈須きのこと『チェンクロ』松永純が語る、スマホならではの物語の見せ方とは

【CEDEC 2019】Cygamesシナリオチームマネージャーが明かす、シナリオ外のテキストで魅せるモバイルゲームのテキスト作成術とは?

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