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2024年3月27日 「か」のつくあいつ

今日は久しぶりの晴れ間でした。
明るい陽光が差し込むだけでずいぶん、気持ちが変わります。

おそらく、水中から陸地にあがった我々のご先祖は、
この陽光に少しでも近づきたいと思ったに違いない、と思ってしまいます。
日の光にあたるだけで、身体があたたまるし
何となく前向きになるのですから。

以前、書いた記事で「生き物は睡眠状態がデフォルトだった可能性がある」という説を取り上げたのですが、

睡眠状態でも、太陽の光の温かさ、その熱量は感知できたに違いありません。
睡眠状態から覚醒状態を作り出すきっかけが太陽光だったりしないかしら、などと妄想を広げてしまいました。
こういう、真実が定かでないイメージを膨らませて遊ぶのが好きです。
科学者からは呆れられると思うのですが、
何の事象にしても、物語性を見出し、物語を作り出してしまうのです。
原始生物に物語などないのが現実でしょうけれど。

「太陽の光のあたたかさ」といって思い出すのは、次のようなことです。
子供の頃、海やプールで散々泳いで
疲れて冷えた身体を、眩しい太陽の光であたためたこと、
干した後の布団にのこるあたたかさを
驚きを持って
手で確かめたこと、
寒い国への海外旅行からの帰国した際、
日本上空で機内いっぱいに太陽光が広がった時、
乗客から自然と拍手が起こったこと、
そういういくつもの、エピソードです。

温かいことはいつも、ほっとした感覚と共にあります。
入浴すること、
あたたかい寝床に潜り込むこと、
湯気の立つスープを飲むこと、
それらも似たような体験です。
でも、太陽の光は、そこに、明るさが伴います。
 そして、それが何より、気持ちに影響するような気がします。
あたたかくて、明るいということ、
それは「生きている」実感とも関係していそうです。
ほとんど寝ている状態の生き物も、あたたかさや光を感じた時に
これまでにない感覚を覚えたのではないでしょうか。

さて、そんなことを考えつつも仕事を終え、
友達と食事をしていました。
店内は、ずいぶん、あたたかです。
そのうち、とても眠くなってきました。
食事をとったからでしょうか。
友達の旅行の写真を見せてもらってとても楽しいのに、
ものすごい眠気を感じます。
眠気を振り切って、友達と楽しく喋っていたのですが
次には、何となく頭が重いように感じるのです。
さらには、鼻が詰まってきました。
鼻をかみたいほどではないのですが、何だか鼻の通りが悪いのです。
何度か、息を吸ったり吐いたりすると治ります。
その次には、喉が痛くなってきました。
何となく喉も腫れている気がします。

これは、認めたくないけれど、もしかして、と不安が頭をよぎります。
いやいや、そんなはずはありません。
帰宅して、入浴すると、鼻詰まりは、すっきりと治りました。
これは、本当に、もしかして、
「か」のつくあいつが、やってきてしまったのではないでしょうか。
時々、目が痒くなる時はありましたが、
気のせいだと思ってきたのです。
認めてしまうと、何だか負けてしまうような気がして…。

冒頭にも書いたように、
今日は、久々の晴れで、とても気持ちの良いお天気でした。
「か」のつくあいつの元になるもの、その原因も景気よく、
たっぷり飛んでいた可能性が十分あるでしょう。
食事に行くまでに、外を歩いたのはほんの少しの距離ですが
その時に、
空気中にたっぷり飛んでいたものを吸い込んだ可能性はあります。
そういえば、今日の午後は、結構盛大なくしゃみを何回かしてしまいました。
ますます、「か」のつくあいつのような気がしてきます。
眠気、頭の重さ、鼻のとおり、喉のむず痒さ、盛大なくしゃみ…、
全てあいつの症状です。
気持ちのいい夕暮れだったから、人通りが少ない所でもあったし、
マスクも外していました。
ますます、怪しいですね。
入浴して鼻の通りが良くなったのは、
原因物質が水で洗い流されたからかもしれません。
ここまでくると、可能性はかなり高そうです。

いやいやしかし、今日は少し睡眠時間短くて
体調がイマイチだったかもしれません。
しっかり眠れば、気になる症状も治る…と思いたい所です。
鼻水が止まらないというほどひどくはないので
基本的な対策をして見たいと思います。
・外出時はツルツルした素材の上着を着る
・外出時基本的にマスクをする
・帰宅したら手洗い・うがいをし、入浴する
・よく寝る
「か」のつくあいつとはまだ親しくなりたくありません。
どうか、去っていってくれますように。
太陽の光は素晴らしいことだけではなく、
やっかいな「か」のつくあいつを連れてきてしまったようです。
何事も、いいことばかりとはならないのが
人生ですね。

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