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【まとめ】留学での英語の学び5選 #314

約2年間の留学生活を過ごしたニューヨークから帰国して約4ヶ月。英語に触れる機会は減っているものの、英語への抵抗感はなくなっているように感じます。もちろん、話すスピードやアクセント、話題によっては聞き取れない場合もありますが、ネイティブの話す英語には慣れました。最近は英語で開催されるイベントに参加して日本語でレポートを書く仕事をしていて、留学経験が活きていると感じる機会もあります。

今回は約2年間の留学を経て(少し日本で過ごして)英語について思っていることを書いてみます。英語学習の参考になれば幸いです。ちなみに、留学中にも英語について思うことを記事にしていたので、こちらも参照ください。


1. 英語力だけで勝負しない

「英語が苦手」と漠然と悩むのではなく、Reading, Listening, Speaking, Writingのどれが苦手なのか、そもそも日本語でも上手く運用できているのかと分析するとよいかもしれません。

英会話ができない時、そもそも日本語でも初対面の人と会話ができるのか? 英作文ができない時、そもそも日本語で論理的な文章を書けるのか? いわゆるコミュニケーション能力や国語力がないと、英語でも苦労することになるでしょう。

ただ、英語力が足りないとしても、自分の性格や能力で補うこともできます。使う語彙はシンプルでも、情熱をもって話す。イラストを書いてアイデアを伝える。瞬間的に英語で返せなくても、後で補足の連絡をする。実際に英語を使う場面では、テストで測られる英語力以外も駆使してコミュニケーションすることも可能です。


2. 日本語アクセントを気にしない

完璧主義を捨てるというのも大事です。発音や文法を間違えることを気にせず、間違えながら覚えていく精神です。むしろ、カタコトならではの可愛げを活かそうとするぐらいがいいのかもしれません。

特に発音は、ネイティブでもアメリカとイギリスでアクセントが違いますし、外国語として話す英語に母語のアクセントがあるというのはどの話者でも共通することです。ネイティブでさえも地域ごとに発音が違うのですから、日本語アクセントを気にせず話しましょう。


3. 教科書とネイティブの違いに慣れる

英語のテストで聞く英語と実際にネイティブの話す英語には違いがあります。日本語でも「ありがとうございます」を「あざーす」と言うように、オフィシャルな発音と日常生活での発音には違いがあります。リンキングやリダクション、フラッピングと呼ばれる音の変化に慣れていく必要があります(以下の一連の音声変化講座は留学生活での身体知を言語化してくれていると感じました)。

こうしたネイティブらしい発音や表現を知ると、リスニングが成長します。さらに、「like」「you know」のような表現を知っていけば、つなぎの単語と重要な単語の区別もつくようになっていきます。脱・教科書的な発音&表現を進めていきましょう。


4. よく使う英語表現をストックする

教科書とネイティブが使う英語の違いを理解したら、ネイティブの表現を真似していきます。留学をして良かったのは、こうした生の英語表現を学べたことかもしれません。

ネイティブな英語を理解してきたら、自分のクセを把握してネイティブっぽい話し方に寄せていくこともできるようになります。ただし、「エセ関西弁」に腹が立つという話があるように、無理にネイティブっぽく話そうとするとかえって違和感が生じる場合もあります。伝わらない日本語アクセントだけ直していけばよいでしょう。


5. 英語力だけでは勝負にならない

ネイティブのように英語を使うのは至難の業。私は約2年間の留学生活で、英語を日本語と同じように使いこなせるようにはなっていません。英語を聞くときは「英語を聞くぞ」と意識しないと内容は入って来ないです。英語学習は運動と同じように身体的な成長を必要とするものですし、継続しなければ衰えてもいくはずです。

また、どれだけ学習してネイティブ並みに英語ができるようになったとしても、次からは英語力は前提条件として英語力以外の能力が問われるという次の関門が待っています。最初に「英語力で勝負しない」と書きましたが、最終的には「英語力だけで勝負できない」ようになるということです。「英語さえできればいい」と視野狭窄に陥らないように気をつけましょう。


まとめ

DeepLなどの翻訳ツールも進化していたりZoomでも自動翻訳機能が追加されていたりと、テクノロジーの発展のおかげで英語を学ぶ必要性はなくなってきているのかもしれません。それでも、細かいニュアンスを理解する、そもそも翻訳が正しいのかを理解するためには英語力が必要なはずです。これからも気張り過ぎず、地道に英語に触れ続けていきたいと思います。

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