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映画『バトルクライ』効果音制作の記録

今回、映画『バトルクライ』の効果音の制作を担当させて頂きました。

こんな経験、全然ないので折角なので少しだけ当時の事を記録しておきたいと思います。


映画『バトルクライ』 について

映画バトルクライは、監督:谷中屋によって、圧倒的なストーリーと映像。ひとりで作り上げた驚愕の長編CGアニメーション!

1980年代、架空の日本。休暇で日本に帰国していた兵隊のソウジは、世界銀行から派遣されたハヤに頼まれ、日本社会に蔓延するゴールデンモンキーという麻薬の実態を探る任務を手伝うことになる。

という作品です。

効果音制作に携わらさせて頂けて…

今回、同じくバトルクライの楽曲制作に関わっている作曲家の鈴木美夏さんの紹介で効果音に携わらさせて頂きました。

普段はMIXとかのエンジニアリングの方が多いのですが、効果音制作というのはやってはいるものの半ばまだまだ趣味程度にやっていた感じで、

こんな大きなご依頼が来るとは思ってもいませんでした…!!

まだまだ拙い僕を選んでいただいた鈴木さん、監督さん達に感謝です。


僕自身、効果音制作をしているのがゲームやアニメなどの作品が好きで、将来そういう制作にももっと関わっていけたらと考えての事でした。

正直これも独学で試行錯誤でやっているものだったので、そんな事はまだまだ遠く先の事だと思っていたのですが…まさかこんなにも早くできてしまうとは…!!


映画作品の効果音制作のノウハウも何も無かったので、もう解らない事は片っ端から監督さん達に相談しまくっていました。

普段やっているストックサイトとかご依頼で『希望の音源を一つ一つ制作し納品』というモノではなく、『片っ端から映像を見て、僅かな動作や背景音、日常的に潜んでいる音源を全て制作収録して、そしてそれを作品に馴染ませ違和感が減るように並べていく』という作業で、シンプルに作業量/制作する音源の数が半端なく、且つ当たり前ですが監督の拘りと愛情が詰まった作品で、僕自身もこの作品を見た時に好きな作品になったので、数が多いからといって一つ一つを適当に作ってよいなんて事も無くて時間内で本当にできる事を最大限やりきったって感じでした。

大体1ヶ月半ば位の時間だったのですが、僕は予めストックしている音源も全然なかったので本気でほぼ全てこれに費やしました。

僕一人では到底無理な所もあったので仲間にも協力して貰った所があって本当に助かりました。


今回の制作で学んだ物は多くあります。

映画作品制作の裏側や、効果音制作のノウハウ、応用能力、予めの準備の重要性、いざという時に頼れる仲間を作っておく/大切に…などなど。

本当に数多くの事を吸収できました。

そして夢であった映画作品への携わりもできて、本当に拙い所が多いのに採用して頂いた皆さんに感謝いたします。

本当にありがとうございました。想い出の作品です。

国内での上映などはまだこれからかもしれませんが、既に上映されている場もあります!

海外でも受賞され評価されている作品ですので、

もし機会があれば是非楽しんで頂けたら何よりです…!!!

もし余裕があり、もっと市川の記事や活動を応援したいという方がいましたら…是非『サポート』のご検討を何卒よろしくお願いいたします!!…本っっっ当にそのお気持ちだけでも有難い限りです。ありがとうございます。