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「世界の経済的な格差をなくす」高い社会志向を持つ金融のプロフェッショナルが、人生のミッションの実現の舞台にUPSIDERを選んだ理由とは

UPSIDERへの想い

「世界の経済的な格差をなくす」。そんな夢を、主体的に追い求められる場所を求めたどり着いたのがUPSIDERでした。挑戦者を支え、自らも挑戦者を体現する、そんな環境がここにはあります。

Creditチームリードとして「圧倒的な顧客志向」をさらにアップデートし、UPSIDERを世界に大きなインパクトを与えるチームに成長させていく。現在の人生のミッションである「世界の経済的な格差をなくす」と共鳴する、「挑戦者を支える世界的金融プラットフォームを創る」というUPSIDERのミッションをとことん追求し、誰もが挑戦できる社会を実現すべく魂を燃やしていきます。
           
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UPSIDERで働く人を紹介する『Who we are』シリーズ。

今回語ってくれたのは、2023年7月に入社したYuji Sugiyama(ユウジ・スギヤマ)さん。UPSIDERへの入社を決めるまでに、どのような経緯があったのでしょうか。

これまでのキャリアや経験を紐解き感じてきた社会課題、UPSIDERでどのように社会課題へ向き合うことができるのか。そしてUPSIDERで働く魅力や、今後の展望についても伺いました。

2023年7月に入社したYuji Sugiyamaさんです。

高校卒業後、アメリカ移住で受けた衝撃

ーご経歴を含め、まずは簡単な自己紹介をお願いします。

こんにちは、Yuji Sugiyama (ユウジ・スギヤマ)です!

経歴としては、米国カリフォルニア州で三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)、三井住友銀行の法人営業部に所属し、法人営業・信用分析・オペレーション業務に携わりました。その後、SquareのSMB融資事業であるSquare Capitalに入社し、データを活用した与信審査に従事しました。コロナ禍を機に日本へ移住し、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、One Capitalでの勤務を経て、2023年7月からUPSIDERに参画しています。

UPSIDERでは、銀行、フィンテック、ベンチャーキャピタルで培った経験を活かし、UPSIDERがこれまで守ってきたポートフォリオの健全性を維持しつつ、AIを用いた与信の自動化とオルタナティブデータを活用した新しい与信モデルの開発を通して、より多くの成長企業を支援していくミッションを担っています。本日はよろしくお願いいたします!

ー最初の就職は米国でされていますね。米国へ移り住むことになった経緯を教えていただけますか?

米国に渡ったのは18歳のときです。父親がグリーンカード(米国永住権)の抽選に当たり、家族で米国永住権を得ることになったのがきっかけです。大学で英語を勉強したかったこともあり、高校卒業後に移住する決断をしました。

私には兄弟がいるのですが、当時、兄はすでに大学に通学しており、弟は高校に入学したばかり、という状況でした。たまたまタイミングがよかった私だけが米国に移住することになりました。現地では、日系3世の牧師さんが運営する寮でお世話になりました。食事のお世話もしてくれる寮だったので、勉強には集中できる環境でしたね。

ただ、その寮はとても治安の悪いところにあったんです。ある日、学校に行こうと出かけた際に、通りに規制線が張られていたので気になりながら学校に向かいました。帰宅して寮の方々に話を聞いてみると、「昨晩ギャングが撃ち合いをしたらしい」と聞かされたことがあります。他にも、寮の向かいのアパートで立て篭り事件が発生し、特殊部隊がスナイパーライフルを持って寮の敷地に入ってきたり......。

日本ではまず見られないような場景を何度も目にしましたし、日本では遭遇することがないような格差を目の当たりする事も多々ありました。こうした経験は、少なからず自分の人生観やミッションに影響を与えていると思います。

金融業界に身を置く中で明確になったミッション

ースギヤマさんの人生観やミッションとはどういったものでしょうか?

今のミッションは「世界の経済的な格差をなくす」ことです。

先ほどお話ししたように、米国で圧倒的な経済的格差を目の当たりにし、衝撃を受けると同時に、なぜこのような格差ができるのだろうという思いはありました。ただ、大学卒業後に金融業界に入った頃は、まだ自分のミッションに気づいていませんでした。経済に関心があったことと、何をしたいのかが明確ではなかったことから、さまざまな業界を見られる銀行がいいなと単純に考えていました。

銀行で融資に携わっていた際は、大企業がメイン顧客だったこともあり、中小企業が抱える課題を認識していませんでした。その後、Square Capitalに入社し、考えが変わりました。

Square Capitalでは、既存の金融機関がお金を貸さないような中小企業、そしてカフェやヘアサロンといったマイクロビジネスに対する、データを活用した与信審査に2年半携わりました。従前のルールではお金を貸すことが難しい事業者であっても、実際に、必要な与信を提供することができる画期的なプロダクトを提供していました。「Financial Inclusion」(金融包摂)をミッションに掲げていた同社での経験により、今の自分のミッションがより明確になり、その実現にとても通ずるものがあると感じ、深く共感していました。

また、Square Capitalにいた時期に、暗号資産・ブロックチェーンに初めて実際に触れる機会がありました。後にDeFi Summerと呼ばれるようになった2020年夏にDeFi(分散型金融)にのめり込み、「これはこの世界の経済的な格差をなくすことができるかもしれない、革新的な技術だ!」と感動しました。そう思った理由はまた別の機会にお話しできればと思いますが、「信用」という概念自体に大きな影響を与える技術だと考えています。UPSIDERでは、将来的に暗号資産・ブロックチェーンを活用した事業開発にも携わりたいですね。

自分の大切にしてきた人生観やミッションを叶えていきたいです。

UPSIDERの熱狂と可能性に惹かれて

ーUPSIDER に入社を決めた経緯について教えてください。

2021年に三菱UFJイノベーション・パートナーズにいた頃に、Fintechファンド運営に関わっていたので、UPSIDERの名前を聞いたことがありました。同時に、以前から米国でBrexなど法人カードが盛り上がっていることは知っていました。ですので、UPSIDERの存在を知ったときに、「日本にも法人カードの事業を通じて、社会が抱える金融課題を解決しようとしているスタートアップがあるんだ」と、興味を持ったことを覚えています。

ファンド運営に関わる中で、投資家として世界に貢献する方法ももちろんあると思ったのですが、それだと世の中に与えるインパクトが間接的だなと歯痒く感じることも少なからずありました。

Square Capitalにいた頃、コロナ禍を受けて米国で始まった経済対策「Paycheck Protection Program(PPP)」(※雇用維持の目的に沿った一定の条件を満たすことができれば、約2.5ヶ月分の運転資金の返済が免除される制度) に対応した際のカオスな経験(Square Capital全社をあげて審査を実施)とそれによって創出された大きなソーシャルインパクトが忘れられず、「もっと自分で動いて直接的に世界にインパクトを出せるような事業に携わりたい」、そんな思いが湧き上がり、再び事業会社に戻りたいなと考えていたときに、タイミングよくUPSIDERに巡り合えました。

ー誰かからの紹介でUPSIDERと巡り合ったのでしょうか?

いえ。転職サービスを通じてUPSIDERを候補としてご提案いただいたのですが、当初は「法人カード」事業を中心としていたイメージがあったUPSIDERにピンと来ていなかったのが正直なところでした。また、UPSIDERに参画したと仮定して自分がどう貢献できるのか、イメージが湧きませんでした。最初ご紹介いただいたのがオープンポジションでの募集だったので、ますますイメージが湧かなくて......。

とはいえ、一回話をきいてみよう、とUPSIDERの選考を進める過程で、Creditチームのメンバーと話をする機会をいただきました。皆さんとの会話が弾み、率直に「ここで働いてみたい」と少しずつ良い印象を抱いていきました。

選考の最後には、Toruとも話す機会がありました。会話を重ねる中で、UPSIDERにぐぐっと気持ちが傾いたことを記憶しています。私の子どもの頃の話や熱中していたゲームの話といったパーソナルな話から、「UPSIDERは今どういう立ち位置なのか」「これからどういう存在になりたいのか」といった事業の展望についても、熱く語ってくれました。

彼の話を聞き、直感的に「すごく大きなことができそうだな」とピンときましたね。金融ドメインにおける市場規模の大きさ、そしてUPSIDERのポテンシャルの高さ。

UPSIDERなら、自分のミッションを果たすための挑戦ができそうだと心からワクワクして、入社したいと思いました。

ー UPSIDER 社員と話すなかで入社を決めたのですね。

はい。それに、これまでの自分のキャリアを評価していただいたことも、すごく嬉しかったです。

米国で盛り上がる技術はだいたい3〜5年後に日本に入ってくることが多いと思います。例えば、私はSquare Capitalに2018年に入りましたが、Square Capital自体は2013年からコンセプトとして作られて、2014年から事業を開始しています。UPSIDERの創業が2018年ですので、丁度5年ほどのラグがあると思います。

日本でもデータを使った与信を行うスタートアップが出てきたことに共感しましたし、データの力を信じて、よりお客様へ高い価値を届けていきたいと思っている私の思いや過去の経験を活かして、ぜひUPSIDERの力になってほしい、と言ってもらえたことは嬉しかったです。ご縁があったタイミングもとても良かったなと思います。

挑戦者に寄り添い、世界に大きなインパクトを与えるチームへ

ー現在のUPSIDERでの役割を教えてください。

Credit Lead(クレジット責任者)をしています。Creditチームでは、与信審査、モニタリング、回収、与信モデル開発、このすべての責任を担っています。

具体的には、初回審査や再審査といった審査の申請をいただく中で、チームメンバーと共に丁寧に審査業務をしています。そして、与信をお出ししたお客様の事業の状況をモニタリングしつつ、お客様に寄り添い、与信枠を柔軟に対応できるかなどの基準の見直しをしたり、ご返済いただけなかったお客様に対して誠意を持ってコミュニケーションをとる回収の業務にも携わっています。

また、UPSIDERとして、よりお客様に価値を提供できるよう、与信モデルの開発・高度化に必要なデータ環境の整備にも積極的に取り組んでいます。日々、お客様と向き合う中で、メンバーと共に試行錯誤を繰り返しながら、改善を進めるようにしています。

ーUPSIDERでの今後の展望があれば教えてください。

一言で言えば、全てのステークホルダーに対して、より一層寄り添ったチームにしていきたいです。

特に「我々が今サポートしている、挑戦者であるお客様に対してもっと寄り添うべき」ですし、「我々を今サポートしてくださっているパートナーに対してももっと寄り添うべき」と日々考えています。審査基準の見直しや、業務効率化によるリスクテーキングなど、あらゆる手法を駆使しながらよりベストなチームを構築していきたいです。

また、これは個人的に思いが強いことなのですが、オルタナティブデータ(行動データ等の非財務データ)を生かした与信モデル開発を加速させたいと思っています。これまでの金融機関では、財務諸表上の売上や販管費等、いわゆる「財務データ」で信用力を測ってきました。ただ、財務データを使った与信はありふれていて、競争優位性が確保できません。そして、財務諸表のような財務データは遅行指標であって、企業のリアルタイムの状況を把握することには向いていません。そこで、法人カード「UPSIDER」やUPSIDER Coworkerの行動データを元に開発したモデルで与信判断ができたら、と考えています。

そして、業務の自動化を推進していきたいです。審査業務は自動化が進んでいて、人手を増やさずに以前の数倍の審査件数を捌ける体制を構築している最中です。今後はモニタリングと回収業務も自動化を進め、AI化された総合金融機関を目指します

ーUPSIDERに興味がある方に、なにかメッセージをお願いします。

私はUPSIDERに入るときに、UPSIDERを日本初のデカコーンにすることを目標に挙げました。実際にどうなるかはまだ分かりませんが、UPSIDERにはデカコーンになるポテンシャルがあると本気で思っています。

UPSIDERは大きなソーシャルインパクトを創り出すことができる、数少ないスタートアップの一つです。だからこそ、主体的に世の中を変えていきたいと思っている方にUPSIDERに来て欲しいですね。逆に指示を待っているだけの受身な人は、UPSIDERで活躍することは難しいと思います。志を高く持って、どんどん自分で提案・実行することができる人がマッチすると思います。

与信・金融の経験は特に必要ありません。大事なのは、この世界を変えたいかどうか。それに尽きると思いますし、熱い思いがあればなんとかなります。私たちがお待ちしております!!!


Let's build our future together!


当社では、Finance やAccounting (経理) など、ミッションを実現し、アグレッシブな挑戦を続けるための資金調達に関わるロールや堅牢なバックオフィスメンバーなど全方位で積極採用中です。これまでUPSIDER では何度も大型の資金調達を実行をしてきましたが、既存の資金業務の強化に加え、将来的なIPOを見据えた中長期視点での体制構築が急務です。
自由度が高く、お互いに挑戦を応援し合うことができる環境で一緒に働きませんか?


募集中のポジションなどの詳細については、下記採用ページよりご確認ください。


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