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大規模修繕工事は相続後でいいのか?

こんにちは。大家兼不動産屋の廣田です。

しばらく、体調の関係で記事のアップが止まってしまいました。また、今日からアップしていきます。

今回は、大規模修繕工事タイミングについて書きます。

収益物件のライフルサイクル

収益物件は、永久的に収益をもたらすものではなく、建物は、経年劣化していくため、新築後ある程度の年数を経過して時点で解体する必要があります。収益物件にはライフサイクルがあります。

収益物件を長期保有すると

最近の不動産投資は、短期的な物件の値上がりが期待できなため、長期間保有するケースが多いと思います。当然保有期間が長期になると、相続のタイミングで物件をどうするか(売却するか、承継させるか)考えておく必要があります。

大規模修繕は相続後でいいのか?

収益物件の資産価値は、物件のメンテナンスの状況によって変わってきます。メンテンスを怠っていると、資産価値は低下します。特に、外壁塗装、防水工事などの大規模修繕工事は特に重要になります。

この大規模修繕工事を相続後に実施すればいよいと考え、自分の代では、先送りする高齢の大家さんの話を良く聞きます。なぜ、そのような判断をするかというと、「めんどくさい」という理由の他に、「次世代に現金を少しでも残すため、費用の嵩む大規模修繕工事を先送りしたほう良い」という理由もあるようです。

大規模修繕工事の実施タイミング

大規模修繕工事は、実施するタイミングも重要です。例えば、「築10年後に実施ないと意味がない」と言うように厳密な時期が決まっている訳ではありません。修繕する部位や仕様である程度の工事の実施する時期の目安は決まってきますが、実際には、現場の劣化状況によって目安の時期を前後します。

この目安の時期を過ぎ、現場の劣化が進んでいる状況を放置すると、建物の構造部材の劣化に繋がります。構造部材のの劣化が進んで状態での修繕工事を実施すると費用が多くかかります。

まとめ

いつ起きるか不確実な相続と大規模修繕工事の実施時期を関連付けること事態がナンセンスだと思います。相続とは切り離して、定説な時期に大規模修繕工事が実施できるように、長期修繕計画を立て、タイムリーに工事ができるよう資金を準備しておきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今日はこの辺で、次回また。

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